幼稚園児の富士山チャレンジ(準備編)

富士山

2015.7.11〜7.12、長男ソウタと富士山にチャレンジしてきました。
今回の山行をしっかり記録に残したいので、三部作にまとめて記事を書きます。この記事(準備編)と富士山登山前編後編になります。

 

準備編ですが、①装備面と②体力・走力面に分けて書きたいと思います。

装備について


今回の装備一式です。
ザックはks ultralight gear のKS40を使用しています。

 

ザックに4.5リットル、ボトルホルダーに500ml×2。体を温められる飲み物として山専ボトルにミルクティー500mlも入れたので計6リットルですね。(2人分)多すぎるのでは?と感じるかもしれませんが、結果として必要な量だったと思います。
小屋で買うことができるので、ここまで持参する必要はないですが、@500円と高額なことを考えて、ある程度は担ごうと決めていました^^;;

富士山登山で最大の課題である「高山病」対策として水はとても重要なので、多すぎるくらい準備しました。

 

ウェア

レインウェアは必須。ソウタはいつも山で使っているモンベルのレイントレッカー。風が強ければハードシェル的な役割としても活用できます。自分は、ORのヘリウムジャケットとmontaneのフェザーライトパンツ。軽量コンビです。

防寒着として、ソウタはモンベルのダウンジャケット、ノースフェイスのプリマロフトパンツ。朝晩の冷えには必要でした。体が冷えると高山病になりやすくなるので、防寒着は確実に携行したほうが良いです。
行動着としてモンベルのフリースも着ています。自分はダウンではなく、プリマロフト素材のmontane fireball smockのみ。少し寒いかも?と思いましたが、なんとかなりました。

写真右上の青いスタッフサックには、手袋・帽子・スパッツ・替えの靴下を入れています。

 

食料

小屋泊のため夕食・朝食の2食は付いています。2日目のランチに、フリーズドライとカップラを持参。それ以外に行動食を多めに用意しました。
塩分にも気を配り、チーズを追加。他にドライフルーツやチョコ、羊羹、ジェルなどを2人分準備。

 

火器

富士山では火器の使用は禁止されているんですね。知りませんでしたw。そんなことを知らずに、小屋の人に「お湯沸かしたいんですが」と質問しちゃいました。小屋の方も「まぁ、ダメなんですけど影でこっそりやってくださいね」と…

ということで、クッカーも持参しましたが、これは不要ということで。。
カップラーメンはお湯付きで買えますし、小屋で軽食も注文できますので、そういうのを利用してくださいということなのかな。コーヒー飲む場合はお湯だけでも売ってくれるのかな?

 

その他

酸素缶は効果あるのかわかりませんが念のため。プラシーボ効果とか言われてますけどねw。一応、休憩するたびに吸うようにしました。
高山病になってからでは遅いのであくまで予防のために。

モンベルの携帯トイレキットも大活躍しました。キジ撃ちする場所はなく、全てトイレ(有料@200円/回)になります。
水分をたくさん摂取して、ゆっくり歩くとなると、次の小屋(トイレ)まで我慢できない場合もありますので、1人1個は持参しておいたほうが良いかもしれませんね。今回は1個。でも2個持っていくべきでしたw

 

遊び道具

ソウタがハマっているオセロを持参しました。正直重かっけど、けっこう活躍しました。
五合目では高度順応するためにベンチでオセロ。小屋についてすぐ寝たりしないように、まずはオセロ。夕食後にもオセロ。これのおかげでリラックスできたと思います。トランプやウノができるようになったら、もう少し軽いものにしたいね。

 

富士山だからといって何か買い足したわけでもなく、いつもの山で使っている道具で足りました。
重さは9.5kgほど。水だけで6kgあるしねw

 

体力・走力について

山歩きを始めたのは2年前の2013年4月から。もちろん、富士山に登るなんて考えもせず、近場の低山を地道に歩いてました。ところが、一年前くらいに、ソウタが富士山に登りたいと言ったんです。

「登りたいのか。それじゃ、富士山に登るためにトレーニングしなきゃいけないね」

それからは、少しでも登頂確率を高めるために、いくつか課題をもって山歩きするようになりました。長いコースを歩いたり、標高差のあるルートを歩いたり、高度に体を慣らしたり。ちょっと過酷?と思われるような山行もありましたけど、くじけずに頑張って歩いてきました。

振り返ってみると・・・

2013
天覧山、多峯主山
竜ヶ岳
棒ノ嶺
日和田山・高指山・物見山
奥多摩滝巡り
蛾ヶ岳

2014
三頭山(*雪)
坪庭スノーハイク/a>(*雪)
北横岳(*雪)
八子ヶ峰(*雪)
大菩薩嶺
大岳山
日の出山
編笠山
上高地ハイク(前編後編
丹波でんでいろ
北八ヶ岳スノーハイク(*雪)

2015
五色沼スノーシュー(*雪)
イエローフォール(*雪)
鍋割山(*雪)
上高地スノーハイク(*雪)前編後編
雲取山(前編後編
金峰山
瑞牆山
鳳凰三山(前編後編
木曽駒ヶ岳

最初は5km程度を自力で歩けるようなコースからスタート。徐々に距離を伸ばし10kmくらい。ここ数ヶ月は25km前後を歩いてます。
雪山にもチャレンジ。4歳の冬に雪の三頭山を10km。その後に北横岳も制覇。振り返ると、よく頑張ってるなぁ・・・。むしろ雪山のほうが多い?
2800m前後の鳳凰三山や3000m級の木曽駒ヶ岳を歩いて、標高の高い山も経験できた。

鳳凰三山を歩き終えた時点で、もう体力的な不安はなくなりました。これだけ歩けるなら、富士山だからといって体力面で苦労することはないだろう、って。
実際、富士山に登って思ったのは、体力的に厳しい部分はまったくなくて、下山も驚くほど早かったし、アップダウンを繰り返す登山の方が数倍も疲れるってことです。

「ソウタ、もう富士山は問題なく歩けると思うよ。必ず山頂まで行けるから」

最後まで諦めずに歩き、山頂に立つ。小さいながらも彼は何度もそれを繰り返してきました。
体力的にも精神的にも強くなって、自信を持って富士山にチャレンジすることができそうです。

富士山登山前編レポはこちら
富士山登山後編レポはこちら