北八ヶ岳の北横岳で親子雪山登山

八ヶ岳

2025.2.9、北八ヶ岳の北横岳に三男ユウタと二人で登ってきた。久しぶりの「リアルタイム」(に近い)ブログ!

2シーズンぶりの雪山登山

前回の雪山登山は、2023年2月の赤城山まで遡る。あの時は、素晴らしい青空に美しい樹氷、最高だったなぁ。あれから2年。去年(2024年)の冬は、移住の準備でてんやわんや。外遊びにも行けなかったので今年こそはと、久しぶりに雪山に出掛けることにした。と言っても、ソウタは受験生でゲンタは部活。ということで、僕とユウタの2人で北八ヶ岳の北横岳へ。

雪の赤城山で家族登山

2016年の冬以来、8年振りのピラタスリゾート。いつどこに行ったか、記憶を呼び起こしてくれるのがブログの良いところ。2012年から書き続けているので13年目に突入です。継続は力なり。

北横岳・蓼科山縦走〜子供とテント泊登山(前編)

ロープウェイのチケット購入待ちで並び、乗車までの時間はざっと1時間ほど。唐松岳の2時間待ちに比べると可愛いもんですよ…。やっとたどり着いた坪庭で恒例のキツツキと記念撮影。

青空快晴の唐松岳へ~日帰り雪山登山

小学4年生の雪山登山装備について。まずはウェアから。上はモンベルのパウダーステップジャケット。中綿入りなのでスキーでも大活躍。ズボンは同じく中綿入り。スキーブランドのパンツ(HEADだったかな)。インナーは、上がパタゴニアのキャプリーン+モンベルのフリース。下はモンベルのジオラインタイツにモンベルのフリースパンツ。上下共に3枚。気温は-13度で問題なし。

足元は、キャラバンの保温剤入りブーツ(レディース用)にクライミングテクノロジーの12本爪アイゼン。モンベルのゲイター。グローブはコロンビア。ゴーグルはモンベル。ノースフェイスのニット帽+ジオラインのバラクラバ。ピッケルはブラックダイヤモンドのレイブン。

雪山初級として人気の北横岳ではあるけど、登山道は意外と斜度があるので、前爪があった方が歩きやすいと思う。ツボ足やチェンスパの方もいますが、前爪アイゼンの方が圧倒的に歩きやすい(特に下り)。因みにスノーシューは坪庭周辺~雨池あたりは良いと思うけど、北横岳は道幅が狭くて歩きにくく、すれ違いにも気を遣う。一度だけスノーシューで歩いたことがあるけど、正直歩きにくかったw。ご参考までに。

久しぶりの雪を噛みしめて。

締まった雪に刺さるアイゼンの音が心地良い。気温が低くて寒いはずなんだけど、森の中に入ると、妙に温かく感じるのは、巨大なかまくらの中にいる感覚に近いかも。

30分くらい歩いたところで、一気にペースダウン。何事か?と思って聞いてみたら靴擦れが痛いとのこと…。今回のブーツは、以前はゲンタが履いていた靴で、ユウタは今日初めて履く。かかと部分が擦れて、歩くのも痛そうだった。北横ヒュッテの少し先で応急処置的にガーゼを巻いて対処。本人は引き返すと言っていたけど、本当にあと少しのところにいたから、もう少しだけ頑張ってもらうことにした。

応急処置が効いたのか、なんとか稜線まで登り切った。山頂まであとわずか。というか目の前。

無事に北横岳(南峰)に登頂!雪山は、どんな山だって厳しいもの。靴擦れで痛い足をかばいながらの登頂、よく頑張ったね。写真は自撮り。この気温下では、写真を撮ってくれませんか?とはお願いしにくい…。

確認したところ、脚は大丈夫だとのことで、北峰まで行くことにした。せっかく来たからには、ここも歩いて欲しかった。

北横岳(北峰)にて。冬季八ヶ岳の景色はどんなだったかな?

人が増えてきたので長居せずに退散。1時間ちょっとでこの絶景を楽しめるのだから混雑は避けようがない。

久しぶりのアイゼンワークも問題なく。ゲイターを破ったり、転んだりもしなかった。

雪山は良いぞ。と手放しで言いたいところだけど、リスク面はしっかり理解した上で。僕は、子供達に冬山の魅力を知って欲しいので、無理のない範囲で楽しんでいる。装備や事前リサーチなど大変なことも多いけどね。

下りはあっという間に。時間に余裕があったから、ロープウェイを使わず登山道で駐車場まで降りることもできたけど、たまたま茅野に妻が来てたのでお迎え時間を考慮してロープウェイ下山を選択。あっという間に駐車場まで~(楽ちんだ)

2年振りに歩いた雪山の率直な感想は「やっぱり良い!最高!」です。以前のように雪山に出掛ける機会が少なくなった我が家ではあるけど、タイミングが合えばできるだけ子供達と一緒に雪山を歩きたいものです。今シーズンはもう終わってしまったけど、4月に残雪期の雪山を歩いて、もう少しだけ楽しんでみようと思う。八ヶ岳もめちゃくちゃ近くなったことだしね。