松本へ移住します

日常のこと

2024年春。長野県の松本市に移住します!

我が家と長野

親子登山を始めた12年前から、我が家の外遊びは「長野県」が圧倒的に多い。頻繁に行くから馴染みもあるし、住むイメージもしやすかった。僕自身、モンゴルのウランバートルや上海に住んでいた時期があり、新しい土地で生活をすることにあまり抵抗がない人間。20代の頃は「海外生活」がしたくて、会社から上海転勤の話をもらったときは秒で即答したほど。今は子供がいるから、一人で身軽に動くことはできない環境だけど、根っこにあるフットワークの軽さは変わっていなくて、今回も「長野県に引っ越すのはどう?」みたいなノリでスタート。

もちろん一人じゃ決められないから、妻と子供達にも相談。すると、想像以上に前向きな答えが返ってきた。子供達にとって長野は、北ア・中ア・南アが近く、登山や自転車遊びの機会も増える楽しそうな場所だから好印象。逆に、長野じゃなくて関東のどこかだと具体的なイメージできなかっただろうし、移住にも乗り気じゃなかったかもしれない。奥さんは、今も実感がないみたいだけど(笑)、上海とモンゴルで一緒に暮らしていたので、たぶん似たような気質を持っているはず。そんな感じで家族の総意が取れ、物件を探し始めたのが去年の秋くらい。

移住を決めた3つのポイント

何故移住するのか?という理由は3つ。

  1. 広い仕事場が欲しい
  2. 仕事に対しての不安
  3. 年齢的な不安(体力とモチベーション)

①は、「自宅での仕事場の狭さ」にストレスを抱えていたのが原因。小さな部屋に工業用ミシンを置いて縫製作業をしているのだけど、ミシンが増え、ありがたいことに製作数も増え、生地や製作物の置き場にも困ることが多くなった。居住空間にまではみ出しちゃって、奥さんと子供達に迷惑をかけ、お互いストレスを感じていた。「広い場所に移り住んで、仕事と生活空間にゆとりのある暮らしができたら良いなぁ、問題解決!」って想像しはじめたら、もう東京である理由はなかった。

②は、今の仕事がこの先どうなっていくか?という不安。会社員じゃないから不安定な部分もあり、今の事業に加えて、もう1つ新たな柱を作っておきたい…。その為に早めに手を打つ方が良いだろう。と考える機会が増えた。今回は農地付き物件に引っ越すので、新しい柱の1つは「農業」になるのだけど、何を始めるにしても稼げるまで数年はかかるだろうから、取り組むのは早い越したことはない。他にもやりたいことがあるから、いずれにしても早く手を打つのはメリットになる。

③は、今後やりたいこと・やろうとすることに対して、体力や気力が付いてこなかったらという不安。技術や知識があっても、前提には体力やモチベーションあってこそだと思うから。十年後に高いモチベーションを持って何かに挑戦できるだろうか?と考えた時、元気なうちにやりたいことをやった方が良いだろうって。十年後にも元気でいるつもりだけど、同じ仕事や外遊びができている確証はないわけだから。

これらの要素が絡まり合い、今がベストタイミングだと思えたので移住を決断。今年で48歳。次の10年~20年を見据えたら、もしかすると最後の大きな決断になるのかもしれない。

新しい拠点は松本市梓川

新しい拠点は松本。当初は辰野町・箕輪町・南箕輪村・伊那市で探していたんだけど、子供達の学校環境を考慮すると選択肢の多い松本周辺が良さそうだと判断。松本を第一候補として、塩尻・安曇野・山形村・朝日村も視野にいれながら物件探し。今回、縁があり希望物件に出会えたというわけ。

希望条件は2つ。

  • 自宅と仕事場が分かれている環境(離れや小屋等付属設備が有)、又は、それ相応の広さがある
  • 農地付き

僕らが暮らす新しい場所は、松本市の西側に位置する梓川梓というエリア。駅から遠く、バスも走ってない(一応、のるーとという乗り合いバスは試験サービス中)。りんご畑に囲まれたのどかな場所。この写真は、近所の室山からの眺めだけど、りんご畑と松本市街、その奥に美ヶ原が見えるとても素敵な場所。この景色も気に入ったポイント。居住スペースも広く、離れ&小屋付き。自宅の目の前に地続きで農地もある。最高だ。上記の希望条件を満たしている。

松本平に多く見られる本棟造り(ほんむねづくり)という郷土の建物

仕事面ではメリットが多いが、良い事ばかりじゃない。築古の中古物件なのでリフォーム必須。能登半島地震の事もあり、子育て世帯には耐震補強も外せない。自宅周りの片付けや改修箇所も多く、課題は山積み。予算の関係で、業者さんにお願いする部分以外は自分達でDIY。床を剥がして補修、和室をフローリング化、壁も解体して断熱対策。今はyoutubeを見ながら勉強中。かなりの時間が掛かりそうだけど、家族で楽しみながら自分達の住む家を作っていくのも面白いはず。ポジティブに捉えて取り組むつもり。

子供達の通学は不便になる。これは申し訳ない。でも、学校生活は短くて4年、長くて9年。ずっと続くわけじゃないし、そこは子供達に頑張ってもらうことにした。きっと大丈夫。

昭島の自宅を売却中なので、妻が仕事で東京に残り、男子チームだけ4月から松本生活。最低限のリフォームが終わるまでの1ヶ月半は、風呂なし・お湯なしというサバイバル生活w。この環境で、学校も仕事も普通にこなさなければいけないんだけど、まぁ、なんとかなるでしょ。GW中は改修と農地の開墾を予定しているので、松本拠点で遊びながらお手伝いしてくれる方がいれば、気軽に泊りにきてください。寝袋・マット持参でね。もちろんテント泊もOK。

しばらくは改修・開墾ネタが多くなるかもしれないけど、書き終えてない去年の外遊びも忘れずにUPするので、これからも変わらずに読んでもらえると嬉しいです。まずは、去年の至仏山ハイクと、最近遊んだDMMと土浦バイクロアの3本を目標に書いていきます!