2019.4.27~5.4、大型連休を利用して九州へ。大分県の九重山を家族で歩く。
初めての九州
家族で初めての地、九州へ。去年から大型連休には九州へ行こうと決めていた。ヴァナゴンの調子が悪く、正直難しいかも?と思っていたけれど、連休前にデリカD5が納車されたので、予定通り行くことに。このくらいの休みじゃないと車で九州までって、なかなか行けないからね。思いきり楽しみたい。
大分県にある百名山の一つ、九重山を家族で歩く事が一番の目的で、他は未定。宿泊地のキャンプ場も予約せず、気の向くまま向かうことにする(予約不可のフリーサイトと無料キャンプ場にはいくつか目星をつけておいた)。坊がつるでテント泊をしたかったけど、前半の天気が悪いこと、奥様が本調子じゃないこともあって、無理せず日帰り山行とする。4/28が晴れ予報だったので、そこに狙いを定めて、26日の夜に出発。
九州に入る前の壇ノ浦PAで。後ろが関門海峡と関門橋。向こう側に見えるのが九州。想像より、めちゃくちゃ近い。
名物のフグから揚げをいただく。ぷりぷりしててうまい。
念願の九州上陸。ここまで遠かった~w。ここまでかなりの時間を要したけど、日暮れ前になんとか九州上陸できたのでホッとした。といっても、目的地まで、まだ150km以上あるんだけど…。四国や島根が近く感じるほど、九州ってのは遠いんだと身に染みて理解できた。
目的地の牧ノ戸峠駐車場(大分県)に、27日の22時に到着。自宅を出てからほぼ24時間かぁ…。休憩したり、一度高速を降りて津山でお昼を食べたり、のんびり進んで来たけど、途中の事故渋滞が大きく影響した感じ。到着時の気温は2℃。この時期の山はまだまだ寒い。過去の経験から、防寒装備はしっかりしてきたので心配はしてない。
デリカは、納車後すぐに車中泊ができるように準備した甲斐もあって、なんとか5人で寝れるように。といっても狭いけどねw。今回、車中泊が数回あったので、大活躍だった。でも、ヴァナゴンより狭いんだなー。約1200kmのロングドライブの疲れもあって、早々におやすみなさい。
夜22時過ぎに到着して、2~3割の埋まり具合。時期的な影響で県外ナンバー多し。翌朝、5時過ぎでほぼ満車に近かったです。下山後、大曲から車道を歩いて牧ノ戸峠に戻るまでの間は、路肩駐車が多く、警察が取り締まりしていました。登山とは無関係の方も多く訪れる観光スポットでもあるためか、混雑状況を考慮して警察が出動していたのだと思います。参考までに。
牧ノ戸峠から久住山へ
九重山(くじゅうさん)または九重連山(くじゅうれんざん)は、大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町北部にかけて広がる火山群の総称である。最高峰は九州本土最高峰でもある中岳 (1,791m) 。日本百名山の一つに数えられ、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。この地域の名称としては、「九重」(くじゅう、ここのえ)と「久住」(くじゅう)の2通りの表記及び読みが用いられてきた。
wikipedia
その起源は、延暦年間(800年頃)にこの地に九重山白水寺と久住山猪鹿寺の2つの寺院が開かれたことにさかのぼる。近代に入ると、山群の北麓に九重町(ここのえまち)、南麓に久住町(くじゅうまち、現・竹田市久住町)が誕生したことから、それぞれの表記が特定の地域に結びつくことになり、地域全体を指す時にどちらの表記を用いるかという問題が大きくなった。
現在では、火山群や周辺地域全体を指す場合に「九重山」や「九重連山」を用い、その主峰である単独の山を指す場合に「久住山」を用いるのが一般的である。
また、近年では、混乱を避けるためにひらがなの「くじゅう」を用いることも多い。例えば、「阿蘇国立公園」にこの地域の名称を加えて改名する際には、「九重」と「久住」のどちらかにするかで長らく論争が続いたが、「阿蘇くじゅう国立公園」とすることで決着した。また、坊ガツル・タデ原のラムサール条約への登録名も「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」とされている。
「八ヶ岳」という山がないように、「九重山」という山はなくて火山群の総称。ただ、主峰である単独の山として「久住山」というのがある。どちらも「くじゅう」。さらに、麓には九重町があって、それは「ここのえまち」と呼ぶ。はくば村、しろうまだけ、みたいな感じかな。今回、僕らが登るのは、九重連山の久住山。最高峰の中岳はまたの機会に。
翌朝。予報より悪い天候に焦る。でも、朝靄だと思うから、時間が経って、標高もあがれば青空が広がるはず!という期待のもと、6時半にスタート。気温は4℃。ダウンを着て出発。
少し登ったところの展望台。上空に青空が広がってるからガスが取れたら大丈夫そう。遠征登山では、晴れた山を歩きたいもの。
これは、キスミレ?かな。
日本では本州(東海地方以西)、四国、九州に点在して稀に分布する[5]。静岡県が東限[9]。富士山、高草山[4]、由布岳、鶴見岳、九重山、阿蘇山周辺、霧島山などに分布する[10]。
wikipedia「キスミレ」より引用
沓掛山(くつかけやま)への登り。この辺りから、岩がゴロゴロしてきて、ユウタは歩きにくそうにしている。これ、時間がかかるパターン。余裕を持ってスタートしたけど、計画より下山時間は遅くなりそうだ。
牧ノ戸峠から久住山までは、約4.6km。いつも歩いてる距離だし、ユウタも問題ないでしょう。ピストンも考えたけど、ここまでの道とこの先の道を見る限り、岩がゴロゴロしてて登り返しの部分も多いので、別ルートから周回して下山したほうが良さそうだ。登山届は、大曲へ周回するルートで提出してるので、やはり計画通りかな。
沓掛山を登りきると、少し標高を落としてから、また緩やかに登って行く。天気は相変わらずガスってるけど、時折晴れ間が見えてるので、快晴になるのも時間の問題だと思う。写真では薄曇りで今にも雨が降りそうだけど、そんなネガティブな感じではないw
時折、晴れ間も。パーッとガスが取れて、一瞬にして視界が広がるダイナミックな感じも悪くない。ここで初めて、植生とか山の雰囲気が掴めた。
我が家の癒し(笑)どこか中央アジアにいそうな感じ。僕も、よくモンゴル人とかキルギス人に間違えられるけど、ゲンタも同じ系統な気がするw。癒されるわ~
アセビが至る所に。それはもう圧巻だった。
沓掛山から扇ヶ鼻分岐までは、緩やかな登り道。もう少し視界があると、気持ち良いだろうね。
振り返ると緩やかにアップダウンしているのがわかる。岩ゴロゴロではないので、そこそこ歩きやすい。
扇ヶ鼻分岐の手前あたりで、インスタ繋がりのタケちゃんとzooonooo707さんに遭遇。事前に計画は知っていたので、タイミング合えばすれ違うだろうなとは思っていたので、無事?挨拶ができて良かった。ゾノさんには以前ASOBI-POCKETを購入していただいていて、ありがとうございます。お土産にウナギパイ頂いちゃいました!お気をつけて~!
扇ヶ鼻分岐を過ぎると、左手に星生山(ほっしょうさん)を見ながら、西千里浜を進む。
右前方に目的地の久住山が見えてきた。一気にガスも消えて、待ち望んでいた青空が出てきた。いえーい。
西千里浜は、浜と名が付くように、ほぼ平坦のだだっぴろい場所。道も広くて、足休めできるエリア。
久住山の山頂にたくさんの人が見える。連休前半では唯一の晴れ日だからなのか、ものすごい登山者。人気の山だとはわかっていたけど、想像以上の人出。今回は坊がつるを利用しないので最短コースで歩いているけど、長者原(ちょうじゃばる)から歩いてくる人も多いんだろうな。
この丘を越えると久住避難小屋。岩が大きくて、ユウタには歩きにくそう。頑張れ!
星生崎。岩の先端に人が立っていて、映えそうな写真を撮っていた(笑)
久住山避難小屋が見えてきた。ここまでくると、ゴールは近い。家族で山頂に立てそうだ。
小屋までの下り。岩が大きく、奥さんが手こずっていた。ゲンタは、少しご機嫌斜めでペースダウン。でも、気分的なものだから、心配はしてないw。
軽めに休憩して、さぁ、久住山を目指して出発しようか。もう少しだぞー
長くなったので後編に続きます。
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