子連れテント泊に最適かもしれないTarptent Rainshadow3

キャンプ

久しぶりの新幕。テントを買ったのはかなり久しぶりのこと。

Tarptentに恋をした

Tarptent(タープテント)。知る人ぞ知るテントメーカー。存在を知ったのは、リッジマウンテンギアさんのブログだったと記憶。こんなテントあるんだーとHPを眺めまくった。5年くらい片思いして、やっとお迎えできたテントなんだな。

最初に欲しかったのは、タープテントの中で最大サイズの「Hogback」。6人用で、これならキャンプでも山でも使えそうだと検討してたのだけど、考えるほどに、ここまで大きくなくてもいいかな…と。カフラシルもあるし、山で使うなら軽量コンパクトなテントを2つという選択肢もある。で「Cloudburst 3」に鞍替え。いざ買おうかどうか悩んでいたところに、「Rainshadow3」の登場。

「Cloudburst3」 と 「Rainshadow3」 。それぞれの良さがあり、デメリットもある。決め手は、3人でギリギリか、4人でも寝れるか。という部分。Cloudburst3は4人だと厳しい。Rainshadow3の方は、 Cloudburst 3よりも幅も縦も長い。まだ背の低いユウタなら男4人でも寝れる。それが決め手。重量1.3kgは、4人使用で換算すると最高に軽い。

Rainshadow3

公式HPより引用

よくある非自立式のトンネル型。黄色いスリーブに長いポールを通すだけ。ただ、後ろが少し変わってる。

後部に短い棒が横向きに組み込まれていて、この部分にポール(又はストック)を立てかけて、後部のスペースを少しだけ広めに確保している。ペグダウンが5か所で済むのも凄い。

※前後同じ形状になってるのが Cloudburst3 。

公式HPより引用

Rainshadow3で一番のお気に入りポイントが開放感。前面をフルオープンにすれば、ご覧の通り。メッシュの面積が大きいので、テントの中からも景色が堪能できる。

写真は常念小屋のテント場。この日は生憎のガスで槍ヶ岳は見えなかったけど、天気の良い日に、絶景のテント場で、このテントを張って過ごすのは楽しいだろうなぁと想像できたのも決め手。使うシーンを想像できる道具って素敵。

後側も全面メッシュ。ゲンタの視線が怖いw(笑)。前後にあるメッシュのおかげで、風の抜けも抜群に良い。これなら夏の平地キャンプでも涼しく眠れるのは間違いなし。テラノバにもカフラシルにもない、この開放的な感じと風抜けの良さ。次に買うなら違うタイプのテントが欲しかったの。

ちょっと心配な部分もある。後部のメッシュパネル。一応、写真のように内側からフラップを閉じれば、多少の雨は防げるような設計にはなっている。ただ、マジックテープで留めるだけの簡易的なフラップだし、何より内側からなので、横殴りの雨だと大丈夫なのだろうか?と不安を感じる。かなり割り切った部分だなーと思う。

解決策としては、このメッシュ部分に雨が当たらないように、小さくて軽い三角形のようなミニタープをポールに引っ掛けて被せてしまえばいいのでは?と考え中。雨の状況に応じて使えば、安心感は増すはず。素材は同じシルナイロンでも良いけど、DCFを使うとかなり軽くできそうで、重量増も抑えられそう。

あくまで暴風雨を想定した話。シトシト降る雨なら、このままで問題ない。インナー部分が少し内側に入る形になっているから大丈夫なんだろう。欠陥があるわけじゃないので誤解のないように。

収納については、スタッフサック1つにポール含め全部が収まる仕様。袋の高さは約50cm。取り外せない棒が付いてるので、これ以上短くならない。とはいえ、重量1.3kgのメリットはデカイので、パッキングを工夫して対応すべし。

7月の暑い日に山形でキャンプ。右のテラノバは蒸し暑く、左のタープテントは涼しい。風が抜けるテント、夏場のキャンプでこれほど快適なテントはないのでは。

この日は、前後フルメッシュで朝まで。中はまる見えだけど、そんなの気にならないくらいオープンな気分になるw。いや~、夏キャンプが快適になるとはね。が、シングルウォールテントの宿命、結露はすごいので、そこは注意して。カフラシルで慣れてるから気にならなかったけど、朝の結露はやばい。

久しぶりの新幕はタープテントのRainshadow3。子連れテント泊でも魅力的な重量(1.3kg)と居住性(3人用だけど子供含めれば4人でもOK)、通気性を持つテント。山はもちろん、オートキャンプでもバイクパッキングキャンプでも、これから出番が増えること間違いなしのテント。子連れでテント泊考えているパパママには、タープテントの Rainshadow3 も選択肢にあるよーってことを伝えさせていただく。オススメ!