2015.9.5〜9.6、燕岳〜大天井岳〜常念岳の縦走ハイク。常念岳編です。燕岳編、大天井岳編
常念山脈縦走
18時過ぎにテントに入ったけど、ソウタの寝つきが悪く何度も起こされたw。何やら足が攣ったみたいで、足をマッサージしたり、伸ばしてあげたり。さらには暑かったみたいで、ダウンなどすべて脱がせたり色々w。最後はマットの下に大きな岩があったみたいで、寝る場所を交代させられた(笑)疲れすぎて眠れなかったのかな。
僕は24時まではうつらうつら寝ていたけど、そこからなんだか目が覚めてしまって、あまり寝付けず…。結局、4時前に起きて先に朝ご飯食べたり、撤収準備したりして過ごしましたとさ。
夜明け前のテント場。風は強かったけど、蝶ヶ岳で味わった暴風雨に比べると優しいもの。北アルプス稜線の強風を一度経験できたのは良かったなって。あの時の撤退が、こうして役に立ったw
雲がかかっていてご来光は見えず。お日様が出ないので気温も上がらず。これから歩く方向に目をやると、ちょっと変わった雲が出ていました。
パラパラと降っていたので雨装備で出発準備。さぁ、今日も歩きましょう!生憎の天気ですけどw
向かうは常念岳。楽しみだった常念山脈を歩く
大天荘とお別れ。燕山荘グループだけあって、とても綺麗な小屋でした。また訪れたい
小粒の雨と風。気分良く歩けるかな?
写真は暗いけど、晴れてると最高に気持ち良いんだろうなぁと思わせる稜線が続きます。個人的には初日より2日目の稜線歩きが気持ち良かったです。なんとなく壮大な感じがしましたw
アップダウンが少なくて、とっても歩きやすい。
今日も槍様はご健在です。
この辺から遅れ始めます。。マイペースで行こう。
オッさん達が立ち止まる。その視線の先には・・・
涸沢が見えました。
大天井岳から表銀座コースで槍ヶ岳まで。いつか歩いてみたい。
※2017年に歩きましたよ、槍ヶ岳!
先日、猿が雷鳥を食べたというニュースを見たけど、それがこの東天井岳付近。ソウタと探したけど猿にも雷鳥にも出会えなかった。残念
前方に横通岳。登山道もクッキリ見える
ハイマツの海を歩く仲間達。豆みたいに小〜さく見えます。待って〜
天気が怪しくなってきた。。前方にはガスが広がってます。
コマクサも発見。昨日より近くに見えたので思わずパシャり。
ホシガラス。目の前をたくさん飛び交ってました。自分のカメラではこれが限界w
ガスに包まれてきた〜。この時点で我が家は常念岳の登頂を諦めています(笑)
ソウタに「今日は風が強いし、山頂も見えないから、また来ようね」って。しかし数十分後に…
常念小屋の看板が現れました。もう少し。・・・でもないw
眼下に赤い屋根の常念小屋が見えてきました。ここからの下りが意外に遠かったね。
我が家はCT通り。2時間20分くらいで到着。上出来。
常念岳の頂きへ
そして、何故か常念岳に登る道を歩いている(笑)あれ??ケータ君の熱意もあって全員登頂モードに。しかもガスが取れて山頂が見えるというミラクルまで!体が自然と山頂に向かってました。トホホよりミラクルのほうがいいね!
もちろん我が家も登ることに(笑)既に下山モードだったソウタは思いのほかペースが上がらず。本人もこの登りが一番疲れたと言ってましたw
なんとかここまで登ってきた。でもまだ半分くらい。二人で岩場にあるペンキを探すゲームをしながら、徐々に調子を上げてきたソウタ。晴れ間も見えて、コンディションは悪くないです。この付近で登頂を済ませたケータ君達とすれ違う。みんな早い!
時折、風が強くなり、雨も降り出してきたけど山頂に近づくにつれて風と雨が止んでいきました。コンディションが悪ければ山頂手前で撤退も視野に入れていただけに嬉しい誤算。ソウタに登頂してほしいという山の神様からのご褒美だったかな?
さらにもう1つ嬉しい出来事が!
間ノ岳でも会えた雷鳥が目の前をトコトコ歩いてます!大天井岳からここまでずっと雷鳥に会いたかったので、ひょこっと目の前に現れてびっくりしちゃいました(笑)ピント合ってないしw
ペースはゆっくりだったけど気がつけば山頂手前。さぁ、百名山常念岳へのビクトリーロード!
百名山、常念岳(2857m)、登頂成功〜!!!本当におめでとう。よく頑張った。そして、やっぱり登って良かった!雨も降らず、イェイ!
二人の写真をお願いしました。当たり前のようにここにいるけど…すごい歩いたよね。ソウタの頑張りにウルっときちゃうなぁ。
なぜか槍ポーズにハマったソウタ。最後もバッチリ決めてくれました〜。来年は!
山頂で写真を撮ったら直ぐに下山開始。滞在は5分くらい。幸い雨は降ってないけど、岩場の下りで雨だと滑るで急ぎましょう。急いだ甲斐もあり30分で下山完了(笑)最後は雨に降られたけど、我が家もやればできるんです。
常念小屋に戻って早めのランチでエネルギーチャージといきましょう。自分はカレー。ハンバーグがデフォルトで付いてます。ウマシ
ソウタは体が冷えたのか温かいうどん。流石に全部は食べきれず、残りは自分が食べたけど、既にお腹いっぱい。
雨の下山
雨が本格的に降り出してきた。しかも結構な降り具合。こんなに降ってる中で歩くのは初めて。木曽駒ヶ岳ハイクでも雨は経験したけど、あれは大したことなかった。このコンディションで3時間ちょっと歩くことができるか?若干の心配はあるけど、装備はしっかりしているから大丈夫でしょ。ソウタの体調を気にしつつ下り始めます。
帰りは雨が降っているので写真少なめ。休憩もせずひたすら歩きました。
沢沿いのトレイル。登山道も同じように濁流でした(笑)今回初めて履いたInov8のTrailroc255。非防水なので、もちろんズブ濡れですわw。なんとか14時過ぎ、無事に一ノ沢に下山完了!!予定より早めに下山できたのも良かった。
帰りはしゃくなげ荘チームと中房温泉チームに分かれて解散。温泉に入り、安曇野市内で夕食を済ませて帰宅しました。帰宅まで色々ありましたが、生きてて良かったということで(笑)
一緒した皆さん、ありがとうございました!また歩きましょうね。
子供と歩く表銀座縦走路ハイクの総括
燕岳〜大天井岳〜常念岳と、表銀座から常念山脈へ抜ける縦走ハイク。ソウタくらいの年齢(6歳)なら2泊は必要なのかもしれない。そんなきつめのコースを、寝不足だったり、足が痛くなりながらも最後までしっかり踏破したソウタ。褒めてあげたいと思う。総距離も27km以上あったので、なかなかハードだったw
父子ハイクの出発前は、いつも不安だらけ。しっかり情報を集めて、準備をしても、どこかに不安が残るんですよね。特に、北アルプスや南アルプスは、やっぱり大変。富士山(準備編・前編・後編)、北岳・間ノ岳、そして今回の表銀座縦走。どれもこれも下山後の精神的疲労が半端ない。それでも、ソウタは喜んで歩いてるし、絶景を見たり、動植物を見たりしながら歩くのは本当に楽しいから、大変な事もあるけど、また一緒に山に行こうって思えるんだよね。
たぶん不安や心配が消えることはないと思うけど、山の経験をたくさん積んでいけば、そういうものは少し和らいでいくのかなぁ。親子登山の経験値をたくさん積んで、これからも一緒に山を歩こうと思うのです。
ソウタの宝物が一気に3つも増えた。とても喜んでいて、嬉しそうに百名山暖簾に付けてたね。それと、もう1つのご褒美はやっぱり図鑑で、今回は「大自然のふしぎ」が欲しいみたい(笑)
現在、ソウタが登った百名山は9座。小学生になるまでに、15座を目標に雪山歩きの計画を立てたいと思います。
今回出会ったお花達。めんどくさいので後日名前を入れますねw
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