リハビリハイク

山遊び

2016.3.21
ソウタのリハビリハイクに行ってきました。

普通って何だ

3.18の検診で、ついに!先生から運動していいよと言われました(^^。発症してほぼ1ヶ月。退院から2週間。今まで通り生活し、普通に動いても良いですよとのこと。

ここで問題になるのは、何が"普通"なのかということ(笑)

我が家の普通が、もしかしたら一般的な普通じゃないかもしれないという可能性も否定できないw。駆けっこしてOK?山をマジ歩きしてもOK?軽くハイキングならOK?キャンプに行ってもOK?そんな疑問をしっかり検証する必要があります。小学校に入れば体育の授業も始まるし、今の体調でどこまで大丈夫なのか親としてしっかり把握しておきたい。いや、把握しておかなければいけないのです。

ちょっとだけ病気のお話。

今回、IgA血管炎(アレルギー性紫斑病)多形紅斑という病気にダブルで罹ったんですが、どちらも体に発疹が出る病気。特に、紫斑(しはん)病に関しては腎臓の炎症が起きるか起きないかで全てが決まります。発症から半年間は尿検査が必要。1/10000という発症確率は紫斑病の方です。

退院後、数は減ったけど、たまに紫斑と紅斑(こうはん)が出ては、すぐに消えていくので先生に相談したところ、体全体に広がらなければ、痛みや痒みが強くなければ病院に来る必要はないとのことでした。すぐに消えてるし、その程度なら様子見でいいよってこと。どちらも原因不明の病気で、対処療法しか治療方法がないのです。悪い箇所を取って治る病気ならわかりやすいんですけどね(^^;;

で、検診の翌日に早速走ってみたところ、やっぱり顔や体にちょっと発疹が出ました…。すぐに消えたので問題ないレベルだけど、動いたら出るというのがちと不安だったり。

動いていいよという先生の診断はあるけど、一抹の不安も残る。でもねぇ・・・子供に動くなとか、おとなしくしてなさいと言い続けるのも、なんだか可哀想。やっぱり好きなことしたり、笑顔で過ごすのが健康には一番だなぁって思うわけです。もちろん無理はできないけど、普通に生活して動いて良いですよと言われているので、まずはその"普通"を確かめるため、軽く山を歩いてみようと思ったのです。

雪山でリハビリハイク

身体の検証がメインなので、登頂は考えず。とはいえ、二人とも山に飢えてます。特に雪山に(笑)

せっかくなら雪景色が楽しめる場所がいいね。たぶん長時間歩けないだろうから、歩き出しから雪があるところが望ましい。駐車場代やロープウェイのお金もかからず、気楽に行ける場所。結果、北八ヶ岳の蓼科山にしました。麓をちょこっと散歩できればいいなぁという思惑。

しっかり寝て、5時に出発。二人で夜明け前の高速を走ることや、セブンで買い食いするのも何だか久しぶりだw。ちょっと懐かしい光景にしみじみと…


7時半過ぎに、すずらん峠の駐車場に到着。既に樹氷が綺麗。入笠山スノーハイク以来の雪景色にテンション上がるわ〜。

入笠山スノーハイク&ソリ遊び


八子ヶ峰でも良かったけど、蓼科山方面へ。


前日に解けた雪が凍って、アイスバーン状態。アイゼンなしでスタートしましたが、他の皆さんはこの付近から装着してました。登頂は視野に入れていないと言いつつ、ピッケル・アイゼンとガチの雪山装備で来てます(笑)服装も厳冬期を想定してきたけど、さすがに暑くてフリースのみで歩きましたw


天気はあれですが、雪景色を楽しみながら進みます。久しぶりの感覚に、二人とも自然と笑顔に^^。雪山最高〜って連呼しながら…。30分くらい歩いたのかな。


なんだかほっぺが赤いような。この時は、久しぶりの雪山だし、一応気温も氷点下だし、ほっぺくらい赤くなるよね。と思っていました。が・・・顔から首にかけて蕁麻疹が出てきたのでここで終了となりました(^^;;

時間にして50分くらい。想定してたより早かった。2時間くらいは登れるだろうと考えてたから。まだ9時前なので、続々と登ってくる方を羨ましく思いながらの下山となりました。


短い時間だったけど、冷たい空気に触れて、綺麗な雪景色を見ながら歩けたんだから満足。これが今、僕らの楽しめる範囲ということだ。


今シーズンの雪山納め。来シーズンは病気も完治して、雪山を満喫したい!

検証結果

蕁麻疹は顔と首以外には出なくて、駐車場に着いて15分くらい経つと完全に消えました。これは紫斑病と紅斑の症状ではないんですよね。でも、紅斑は皮膚の病気で、蕁麻疹の強力版みたいな感じだから、軽く蕁麻疹が出たとしてもおかしくないのかな。先生に報告して、関連性など診断してもらおう。

注意しなきゃいけない紫斑については、数日後1つ出たくらい。別件で昨日尿検査をしたら特に異常なく。今のところ発症後1ヶ月でも腎臓の症状は見られません。これは純粋に嬉しい事。

動いて良いと言われたけど、まだ微妙に症状が出てしまうソウタの体。病気の影響は完全に消えてなくて、発疹が出ては消えての繰り返しがしばらく続くのかな。本当、様子見ながらだね。親がしっかり状態を把握していれば、病気の不安に怯えることもないので、今回のハイクは有意義でした。小学校の体育は微妙かな(^^;;。可哀想だけど、徐々に良くなるだろうし、少しの間は辛抱だね。

今後も、少しずついろんなことを試してみます。キャンプは問題なさそうなので、次はキャンプに行ってみようかな。

帰りの車で、ソウタに「パパ一人で山に登ってもいい?」って聞いたら「ダメ、治るまで待ってて」とさ。約束したいけど、体力落ちたら大変だから、こっそり行かせてもらうと思うよ(笑)どうかな