晩秋の雨飾山〜子供と日帰り登山

山遊び

2017.10.28、ソウタと雨飾山(長野県小谷村)を歩いてきました。

雨続きの週末

週末の天気が宜しくない10月。先々週は鹿島槍ヶ岳が雨で中止になり、翌週も私用と雨が重なり断念し、今週はイケル!と安堵していたのに、まさかの台風w。サオラーめ!今週も待機かぁ…。いやいや、ここを逃すと、しばらく歩けないので、ギリギリまで粘る事にした。直前の予報では土曜の午前中なら何とか持ちそうだったので、予定通り雨飾山へ。翌日に妙高山も歩くつもりでいたけれど、この雨ではね。このエリアを日帰りするのはなんだか勿体無い気もするけど、しょうがない。紅葉とかは最早どーでもよくて、歩ければいい。そんな気持ちw

雨飾山

紅葉が美しいと評判の雨飾山は、一度歩いて見たいと思っていたお山。去年はタイミングが合わなかったので、今年こそ!ただ、残念な事に紅葉のピークは過ぎていて、既に落葉が始まっているタイミングでの訪問は、少しばかり残念。最盛期に青空の下で歩くのは、来年以降のお楽しみにとっておくことにしよう。

雨飾山(あまかざりやま)は、長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との県境にある、標高1,963.2mの山である。妙高戸隠連山国立公園に属している。
山頂は360度の展望があり、二等三角点が設置されている。深田久彌によって日本百名山に選定された。長野県側からは小谷温泉から、新潟県側からは雨飾温泉から、それぞれ主要な登山道がある。また、小谷村大網からも登山道が伸びるが、前者に比べ、登山者は少ない。なお、小谷温泉からの登路は荒菅沢奥壁となる「布団菱」を眺めながら比較的楽に登頂できるが、雨飾温泉側からは急登が続く薬師尾根を登らねばならない。
山頂は「猫の耳」と呼ばれる双耳峰となっており、南峰には標柱と三角点が、北峰には石仏が並ぶ。北峰、南峰はそれほど離れておらず標高差もさしてない。(出典:wikipedia)

雨飾高原キャンプ場の駐車場から。朝は青空が広がっていて期待に胸が高まっていたけれど、期待させたまま終わるというよくある話w。でも、雨さえ降らなければそれでヨシ。

雨飾高原キャンプ場までのアプローチは、かなり整備された道路という印象。小谷村の予算が潤沢なのか、観光地だからなのかはわからないけど、これだけ山奥にあるのに、とても走りやすい道だった。心なしか、麓の集落も綺麗な家が多いような…。駐車場はam2:00に到着した段階で7割ほど。みんな雨が降る前に・・・みたいな感じ。ピークは過ぎてるはずなのに、思ったより人が多い。

6:05、start。槍ヶ岳(前編後編)以来、約1ヶ月振りの山歩き。今日はリハビリを兼ねたのんびりハイクのつもり。だから急がないし、走らない(笑)

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登山道案内図。ほとんどの人が雨飾高原登山口からのピストンでしょうか。片道4.4kmほどなので、久しぶりに歩く我々にはちょうど良いコース。

朝は冷えるので、ダウンを着て歩き始め。すぐ暑くなって脱ぐんだけどねw。紅葉はこの辺は少し残ってる程度で、上はほぼ落葉。標高を下げた小谷温泉付近が見頃だった。

開発中のASOBI-POCKET(X-Pacコヨーテブラウン×Dyneemaブラック)。小学2年生が背負ってご覧のサイズ感。大き過ぎず小さ過ぎず。ASOBI-POCKETの代名詞であるフロントポケットには、コンデジ、帽子、行動食などが入っていて、メインには図鑑やらお菓子やら色々と。詳しくは別記事で。

400m毎に設置されている看板。これを見て励みにする人もいれば、萎える人もいる。僕はどちらかといえば、なくても良い派w。ただ、道迷いの際には、自分の場所をある程度把握できるという意図はあるのかな。

黄色、オレンジ、赤、色とりどりの葉。見頃の時期だとさぞかし綺麗なんだろうなぁ。写真が上手ならもっと伝わるんだけど、スキルがないので…

荒菅沢まで、じわじわと登る登山道。久しぶりにペースを気にせず、ゆっくりと歩く。冬の一歩手前のこの時期が結構好き。

荒菅沢に到着。ここで小休止。お菓子などで補給してここからの登りに備える。

数日前まで布団菱に付いていた雪が、溶けてしまっている。実は、チェーンスパイクを車に忘れ、一旦引き返したんだけど、これをみて、今日は出番がないと確信。軽いスノーハイクを期待してたんだけどね。次にお預けかな。

ここから1894mピークまで、急な登り坂。

岩場を登り

ハシゴを登り。特に難しいところも怖いところもなく。まだ渋滞するほどの人はいないのでマイペースで。

感謝。今夜はアサヒビールを飲もうw

笹平。稜線の手前から風が強いなぁと思っていたけれど

10mもあった。ヤマテン予報では、「風は強まらない」的なコメントがあったから安心していたけど、あくまで予報だからこういうこともある。もしかしたら、台風の影響で早く崩れてくるのかもしれない。早めに登って早めに降りよう。

数値化の道具/風速計Skywatch Xplorer 2

目の前に日本海。糸魚川市だろうか。翌週に黒部峡谷鉄道から欅平へいき、祖母谷温泉で家族全員でテント泊をする予定だったけど、まさかの雨予報で断念。日本海側だけ天気が悪いみたいで、4週連続週末が雨という(涙)

途中、唯一残っていた雪の上で記念撮影ww。気持ちは雪山シーズンに向かってるよ。

笹平から雨飾山の山頂が見えた。もう少しだ、頑張れ〜。
風の様子を動画で撮ってみた。

女神の横顔もバッチリ。右奥には焼山と火打山。ソウタに説明しても、最初はよくわかってなくて、細かく説明したら、あぁー!って。この景色が気に入ったのか、家に帰ってからママに何度も話してたみたい。

山頂付近はさらに風が強く、計測したところ、この数値。写真は17mだけど、瞬間最大で18m超えでした。山でここまでの強風は初めてかもしれない。

数値化の道具/風速計Skywatch Xplorer 2

8:56、日本百名山、雨飾山(1963m)に登頂〜!!思いのほか良いペースで、さすがの安定した歩き。おめでとう!

最近は、ソウタとの二人ハイクが本当に楽に感じてて、少し前まであれこれ心配していたのが嘘のような。精神的疲労もちょっと減ったしね。でも、まだまだ低学年。親がケアしなきゃいけないことも多いから、完全に手を離れた訳ではないけど。

焼山と奥に火打山。5月の残雪期に歩いた記憶が蘇る。あれは最高の雲海だったなぁ。

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右から雪倉岳〜白馬三山唐松岳五竜岳鹿島槍ヶ岳と続く、後立山連峰の峰々。来年こそ鹿島槍ヶ岳に!八峰キレットと合わせて歩くつもり。それまでトレーニングに励もう。

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山神にご挨拶して、下山開始。

寒いので完全防備w。バラクラバも持ってきたけど、ネックゲイターとフードで問題なさそう。大人の人も、ダウンを着たり、バラクラバ被ってる人もいたりで、みんな寒そうだった。

ピーク時の晴れた日なら、最高だろうね。

山頂直下は、そこそこ急な坂。後ろ向いて降りてるように見えるけど、ここはそういうところじゃないのでご安心をw。まだ9時台なので、登ってくる人が続々。これから風が強くなりそうなので、お気をつけて。

荒菅沢まで降りてきて、ここで軽くランチタイム。と言ってもおにぎり頬張るだけ。それと、暖かい紅茶を飲んで、リラックス。何だろう、久しぶりにのんびりしてる感じ(笑)

落ち葉の木道をゆく。

少ない紅葉を堪能

帰り道、小さな川にイワナやヤマメなど魚がウヨウヨと泳いでいて、ソウタ大興奮。

11:30、無事にゴーーール!今日も安定した歩きに脱帽。たくましくて自慢の息子。

子供と日帰り雨飾山ハイクの総括

ベストシーズンではなかったけれど、ほんの少しだけ雨飾山のポテンシャルを感じることができた。最高の時期に、快晴の空の下で歩きたい。そう思わせてくれるお山だと思う。次は家族で歩いてみたい。

久しぶりに急がずのんびり歩いたわけなんだけど、走らなくてもCTの0.7で歩けるようになったかーと、感慨深い。今から来年の計画を妄想するのが楽しみすぎる。と、その前に、今シーズン初の雪山ハイクに出かけたいなぁ。

雨飾山ハイクの数値データ
山行 4時間38分 休憩 48分 合計 5時間26分
登り時間:158min/CT 225min(短縮率 70.2%)
下り時間:120min/CT 165min(短縮率 72.7%)
通過タイム
06:05 雨飾山登山口
06:49 ブナ平
07:11 1500台地
07:21 荒菅沢 (休憩)
08:28 笹平
08:56 雨飾山(休憩)
09:30 笹平
10:12 荒菅沢(休憩)
10:39 1500台地
10:53 ブナ平
11:30 雨飾山登山口

鎌池

ここもピークは過ぎているけど、せっかくなのでお散歩

また遊びにきます。