常念岳でクマさんに出会う~子連れテント泊ハイク(前編)

常念岳

2021.8.5~8.6、毎年恒例となった夏山ハイク。今年は少し早めに平日ハイク。北アルプスの常念岳を歩いてきた。

去年も一緒に薬師岳を歩いた忠太家が、平日に歩く予定だと聞けば、ご一緒するしかないじゃないですか。親子水入らずの貴重な機会を邪魔してなければいいんだけどw(笑)

北アルプス大展望の薬師岳へ~子供とテント泊登山(後編)

北アルプス大展望の薬師岳へ~子供とテント泊登山(前編)

行き先は、常念岳。我が家はユウタの北アルプスデビューになるので、無理なく歩けてテント泊できて、景色の良い場所(北アはどこも絶景ばかりだけど)っていったら、燕岳か常念岳が思い浮かんだ。久しぶりの表銀座縦走も良いけれど、7日の天気が良くなかったので1泊に。常念小屋でテント泊が何かと臨機応変に対応できるってことで。

予定はこんな感じだ。一ノ沢から入山し、常念小屋で幕営。常念岳をピストンして、翌日は気力が残っていれば大天井岳ピストンして常念小屋に戻って下山。間違いなく、2日目は下山だけになると思うけど(笑)、緩くて良いのよ。今の僕にはそれが合ってるみたい。数年前はガツガツしてたのに、変わるもんだねぇ。そんなガッついてた時期に登った常念岳は、実に6年前の話。

表銀座縦走路で燕岳から常念岳まで〜子供とテント泊登山(常念岳編)

表銀座縦走路で燕岳〜大天井岳〜常念岳へ〜子供とテント泊登山(その2)

表銀座縦走路で燕岳〜大天井岳〜常念岳へ〜子供とテント泊登山(その1)

いつも通りの前日インで一ノ沢へ向う。林道に入る手前で、後ろから車が付いてくる。こんな夜に誰だ?コロナのこともあるし、外地ナンバーを見張ってる地元の人?と怖くなって、先に行かせようと停車したら、その車も横に停まった。なんだろ?トラブルにならなきゃいいけど・・・と身構えてたら忠太家だったという(笑)。そういえば、車変わってたんだw。時期と場所的に、外地ナンバー狩りの輩かと思ったよw。

4時半くらいに出発し、沢沿いの登山道を良いペースで歩く子連れハイカー集団。大人2子供4(と言っても1人は高校生)チーム。久しぶりのテント泊なので、ソウタにもしっかりと荷物を背負ってもらった。ゲンタもマットとか軽い荷物を少し。あとは僕が背負って終わり。ユウタは軽さ優先で手荷物なし。

子供達のウェアは、ショーツがasobitogearのYAMA-Shorts(サフランイエロー)。シャツはポリT。キャップは山と道のメッシュキャップ。シューズは、ノースのヘッジホッグが2人でサロモンが1人。バックパックは、ソウタとゲンタ共にasobitogearのプロトタイプバックパックを背負う。

常念小屋までコースタイムは4時間半くらい?。前半は緩やかに登っていくけど距離がある。胸突き八丁からは距離はないけど標高を上げるからキツくなる。手軽でもなく、ものすごくツライわけでもない。丁度良い歩きごたえのあるルート。胸突き八丁は高度感もあって狭いので、子連れはしっかり見張ってなきゃ危ない区間。要注意で。

順調なペースで常念小屋へ到着。まずはテント設営。忠太家はnemoのタニ。我が家は今年買ったタープテントのRainshadow3。北アルプスでの初張りである。前面フルオープンで開放的に。これがやりたかったの。目の前に槍ヶ岳ドーーーーンみたいな。ガスってますが何か。

子連れテント泊に最適かもしれないTarptent Rainshadow3

割り切ったバックサイド。横殴りの雨だと、ちょっと心配になるんだよな。この2日間は雨の心配もなさそうなので大丈夫だと思うけど。4人寝れるスペースがあって重量1.3kg切るってのが、これを選んだ最大のメリット。通気性の良さも。

ガスガスなので山頂アタックは後にして、様子を見ることに。となれば、手持ち無沙汰な三兄弟。しかしだ、今日の常念小屋は一味違うのだよ。まさかのあいつに出会ったんだから。

ある日、森の中、クマさんに出会った

野生のクマと初遭遇。去年も常念小屋の周辺をウロウロしてた動画を見ていたので、もしかしたらいるかも?と妙な期待をしていたら、本当にいたの。聞くところによると、昨日もいたようで。

奥にクマさんがお食事中。そして手前に雷鳥まで歩いてたもんだから、どこまで近づいて良いのやら。と迷う小学1年生のユウタ。好奇心が旺盛で、どこか怖い物しらずなんで、野生のクマがどんだけ怖いかってのを理解できてないのかもしれない。距離感、大事だよ(笑)

僕は一人で外寝してて、ふと目が覚めたら、視線のすぐ先にクマさんがいてビビったけど、怖いって感じはしなかった。向こうも、人間は認識してるけど、我関せずな感じ。知らんけど。なんとなく、放牧中の牛みたいだったな。それくらい妙に穏やかな雰囲気が…。

間違いなく今年一番の思い出になったと思う。クマを間近で見れて、今回の山行が充実したものになったのは言うまでもない。子供達も遠目から興味深く眺めてた。いやはや、良い経験が出来た。

そろそろ槍ヶ岳が出てきてもいい頃なんだけど、見えそうで見えない焦らしプレイをしてくる。ユウタに間近で槍ヶ岳を見せてやりたかったのにね。夕方までお預けかな。

小屋で昼ご飯を食べたり、ヘリの荷上げを見守ったり。去年、巻機山でめちゃくちゃ目の前で見れて大興奮だった子供達。見慣れてしまったのか、反応が薄いわ。

夏の巻機山で子連れトレーニング山行

天気の方は徐々に回復してきた。常念岳の方もガスが取れてきて、これならアタックできそうだ。

常念岳山頂アタック

ガスはあるけど、とりあえず登ろうかってことで常念岳に向けて出発。ここは岩が大きくて、小さなユウタにはちょっと手強い。難しいとかじゃなくて、岩が大きくてスイスイ進めないんだよね。

年上のお兄ちゃんたちにはすぐに離されるけどね。マイペースでいきましょ。時間もあることだし。

ガスったり晴れたりの繰り返し。槍ヶ岳を見ながら登れたら最高なんだけど、贅沢は言うまい。

ちょっと蒸し暑くなってきたので、半袖短パンになってギアを上げていく。

標高を上げ、アルプスっぽくなってきた。ユウタの目にはどんな風に映ってるのかな。

夏の空

夏山は、いつもよりちょっと目標設定を高めにして歩くのが我が家のルール。なんだけど、最近はそうでもなくて、今年特に緩~い感じ。今じゃ、子供達と笑いながら、楽しく歩けたら、もうそれだけで幸せ。って思うようになったのは、やっぱり歳のせいかな。

大天井岳方面。大天井岳から横通岳~常念小屋の稜線が素晴らしく気持ち良いので、また歩きたいし、その時は家族で歩けたら良いな。

先着したソウタが山頂にいる。ゲンタもあと少し。もう少しだぞ~とユウタの背中を押す。三人の子供連れて北アルプス。本当なら心細さもあるんだけど、今日は心強い山仲間の忠太さんとケータくんがいてくれる。だから僕は安心してユウタだけを見ている。ほんと有難いなぁ。2人に感謝。

無事、常念岳(2857m)に登頂~!!みんな良い顔してる。一人は高校生だけどw、よく頑張りました。僕とソウタは2回目、ゲンタとユウタは初登頂。どんな気分かな。

親子ショット。槍ヶ岳が・・・見えねー涙。

長くなったので、後編につづく。

常念岳でクマさんに出会う~子連れテント泊ハイク(後編)