池山尾根から空木岳の手前まで~子供と日帰り登山

空木岳

2019.10.26、中央アルプスの空木岳をソウタと一緒に歩いてきました。

ちょっとハードに

ソウタと2人だけの山歩きは、2018年9月の鹿島槍ヶ岳以来、なんと一年振り!忠太さん&ケータ君と一緒に、年末年始の赤岳西吾妻山のスノモンを歩いてはいるんだけど、完全に2人だけというのは鹿島槍ヶ岳以来。ソウタと歩く場合は、長距離や岩場、雪山だったりと難易度高めのハードなルートを歩けるので、僕も良いトレーニングになるし、刺激にもなる。そんなハードでキツメのハイクを最近歩けてないので、今回はゲンタとユウタにお留守番してもらって、2人だけの山行へ。

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今年の目標だった大キレットは、南岳小屋の営業が終了してるので無理。でも北アルプスに行きたい気持ちがあったから、涸沢から北穂高岳も検討したけど、天気予報が微妙だったのと、着雪・着氷してるから雪山装備が必要だろうし、そうなるといきなりすぎて準備が間に合わない。無理して行くと事故も起こりやすいから、やめることにした。

中央アルプスの天気は良さそうだったので、未踏の百名山、空木岳(うつぎだけ)日帰りに決定。できればテント泊でのんびり歩けたら良かったけど、残念ながら禁止エリア。避難小屋泊は怖い噂しか聞かないので、僕ら2人だけだったら無理すぎる(笑)。という理由で日帰りw。実際には、小屋利用者がかなり歩いてたので、泊まれば良かったなぁ。ちょっぴり後悔。

空木岳

「うつぎだけ」と読める人は、どれだけいるだろうか。ソウタは「あきぎだけ」って読んでて、普通はそうなるよね。木曽駒ヶ岳のお隣さんなのに、なんだかマイナーな雰囲気。

空木岳(うつぎだけ)は長野県駒ヶ根市、飯島町、大桑村にまたがる標高2,864 mの山。木曽駒ヶ岳山群以外では木曽山脈(中央アルプス)で最も標高の高い山であり、日本百名山に選定されている。

wikipediaより

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なが~い池山尾根

空木岳のメジャールートは池山尾根。池山林道終点からスタートして、標高差で約1500m、距離にして往復15kmと、そこまでハードなコースではないはず。でも、今は林道終点まで車で行くことができないため、麓の駒ヶ根高原スキー場からスタート。標高差で約400mがプラスされるというボーナスステージ付きw。標高差が約1,900mになり、距離も往復20km強。なかなかどうして。黒戸尾根には及ばずも、それに匹敵するくらいの長丁場。コースタイムも+1時間半くらい加算される。

そんなボーナスステージ付きとは言え、いつも通りコースタイムの0.7で歩けば、日帰りも問題ない。下りは0.5くらいで降りられるし、日が短くなった10月末でも大丈夫だろうという読み。もちろん、余裕は必要なので、12時山頂から下山開始がタイムリミットか。正直13時でも問題ないとは思うけど、何かあった時のバッファは必要なので、無理せず12時を折り返し時間に設定。

父ちゃん、吐き気で大ブレーキ

6:20 start。寝る前に地図を確認したら、林道終点まで2時間半と書いてあって、あれ?そんなにかかるっけ?と一気に気持ちが萎えてしまった。登らないで帰ろう…そんな気持ちだったので、少し寝坊。どうしよっかなーと周りをみると、他の登山者がちらほらとスタートしている。あれ?この時間でもまだ間に合うの?みたいな気持ちになって、急いでソウタを起こして、バタバタと出発準備。結果、計画より50分遅れ。これは致命的だった。

ただ、問題だったのは、時間よりも僕の体調。朝ごはんに食べたおにぎりとゼリー。少しでも食べなきゃと思って出発したら、なんと吐き気がw。前夜にお酒も飲んでないし、車酔いもしてない。あるとすれば、連夜の寝不足続き。まさか気持ち悪くなるとは思わなかった。

様子を見ながら進むけど、もうね。遅くて遅くて。吐くことはなかったんだけど、胃のムカムカが序盤から襲ってくる。まだ林道終点のスタート地点にも立ってないのよ。とほほ

林道をショートカットで登り詰め、1時間かかって林道終点に到着。腰を下ろして休憩しないとヤバイくらい消耗しきっていた。吐き気が収まればと思ったけど、まったく改善せず。前に出す足が重い。登りが遅くなる。とりあえず、もう少しだけ歩いてみようと、池山小屋を目指す。

遊歩道が続いてるので、本当に歩きやすい。この時間帯は青空も出て、何とも気持ち良い森林ハイク。なんとか誤魔化しが効く道で良かった。

もうここで十分。そう思ってしまうほどキツくて。

サルオガセ

元気なソウタは、きのこや植物を観察しながら、秋の山を堪能。一方で、吐き気に襲われている父ちゃんは大ブレーキ。ホント申し訳ない。

進む?or 帰る?

池山小屋前の水場到着。吐き気は一向に消えず。たまらずザックを下して休む。顔色も悪かったみたい。隣で休んでいた年配の女性に、調子が悪くてここで引き返そうと思ってると話したら、背中をさすってくれたり、胃が動いてないから、脛をたたくと良くなるわよ。と、親切にケアしてくれた。仕事柄だからと言ってたけど、お医者さん?整体師さん?。本当に有難うございました。すると、すぐではないんだけど、徐々に気持ち悪さは軽減していって、前に進める気力は出てきた。今の状態で、行けるところまで行ってみよう。

水場から尻無、マセナギまではこの日一番のペースで進めた。徐々に回復しているのか?さらに先へ進む。最低でも、迷い尾根の大地獄・小地獄は歩いておきたいから。

迷い尾根の手前から注意喚起の看板が出て、徐々に階段や岩場が増えてくる。尾根も細くなってくるのがわかるので慎重に。スパッと切れてる場所も多い。

ここが大地獄の手前にある階段だと思う。右側は崖なので、躓いたりしないように…。左に鎖が付けられていて、足場もあるので、特に問題はないんだけど、子連れだとどうしてもビビッて慎重になってしまう。いや、良いことだと思うんだけどね。

登りより降る方が下が丸見えな分、怖いかもね。吸い込まれそう~w。

大地獄?であってるかな。階段の上に鎖場。岩に足場があるから鎖を使わなくてもいけるかな。小さすぎると難しいか。ソウタ(140cmくらい)は自力で。

細い尾根が続く迷い尾根。子連れだと、間違いなくこのルートの核心部だと思う。

6年ほど子供達と山歩きをしてるけど、子供が大きくなってから一緒に登った方が良い山って、結構あるかも。何故かというと、親1子1なら、サポートできるから良いんだど、親に対して子供が多くなる場合は、間違いなく目が行き届かないから。で、そういう隙に事故が起きたりすると、もうね。後悔しかないし。そういうでは、空木岳に家族全員連れてくることはないな。高妻山も同じw。ま、槍ヶ岳とかきっとそうなんだろうけど。ただ、小さくても親がサポートできれば、1対1であれば、挑戦することは素晴らしいと思う。

きつかった高妻山~親子登山

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白樺の皮?をノート代わりにして「空木岳」。サコッシュの中にいつもある謎の鉛筆も、こういう時に役立つのか。

真っ白に冠雪した南アルプスの山々。左から仙丈ヶ岳で、北岳間ノ岳・西農鳥岳かな。そろそろ北岳に再訪したい気分。来年、ゲンタとユウタを連れて行きたい。

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休憩タイム

ヨナ沢の頭手前で、広いスペースがあったので、ここで大休止。この先に進むかどうかの判断。その前に、ソウタはお腹が空いたみたいなので、エネルギー補給。僕は、吐き気は収まりつつあるけど、食欲はなくて…。序盤の気持ち悪さから、あまり補給することができなくて、それがシャリバテに繋がったのかな。白湯を飲んでお腹を温めて、少しだけ食べられる行動食を口にしておしまい。30分くらいのんびりしたら、時間は11時半を過ぎていた。

もう時間の余裕はないから、ここで正式に撤退を決定。ただ、30分くらいあるから、空木岳の雄姿だけは拝みたいねと、時間の限り進んでみる。

分岐まで1.1km。

中央アルプス側。宝剣岳が見事に枝の囲いに収まってしまったw。右手には、見えてないけど木曽駒ヶ岳がある。

半分くらい進んだところで、12時になったのでタイムアップ。空木岳はまったく見えてこないし(まだまだ先なんだと思う)、ここで降りることに。

早めの下山

ソウタと一緒に歩くために、日々のトレーニングが必須だと今更ながら痛感。今まで面倒くさくて怠けてきたけど、筋トレと走り込み。これだけはやっておかないと本当にヤバイw。

ステップの付いた岩
上から見るとそうでもない大地獄の鎖
大地獄の鎖をおりるソウタ

迷い尾根の下りも慎重に。丁寧に。ミスすることなくクリア。これでホッと一安心。池山尾根自体は、全体を通して緩やか。迷い尾根付近は、急な岩場や鎖があるけど、それ以外は、緩く登り詰めていく印象。空木平から先は歩いてないのでわからないがw。

マセナギから下は少しスピードアップで下山。この日、僕らは早めに撤退したけど、まだ後ろを歩いている人はたくさんいる。皆さん、ギリギリまで歩いてるんだね。

小屋前の水場~尻無の間に、2つルートがあるんだけど、登りでは分岐看板の右側ルートへ。帰りは、分岐看板の左側からおりてみた。こっちは写真のような笹薮を九十九折り。好みが分かれるけど、こっちはあまり使わないほうが良いかも。

林道終点に到着!体調が悪いなりに歩けたと思う。

駐車場まで、まだあるけどお先にゴーーーールポーズ!お疲れさま。山頂に届かず、申し訳ない気持ちで一杯。また来ることを誓って、今日は無事下山できたことを喜ぼう。そうしよう。

最後にトホホ

そんな日は最後まで付いてないw。中腹の林道から、ショートカットせずに林道を歩いて帰ってみようと思って、それなりに進んだところで、明らかに距離があることに気付き、Uターン。15分くらいのロスw。

その戻り際に、登ってきたコースと違うコースに入ってしまった。黄色テープがあったので、進もうと判断(これが大きな間違いね)。林道手前近くまで来たところで、道が崩落しててアウト!特に危険はなかったけど、その先も同じような可能性があるので、登り返し決定(涙)今日一番の急登を(マジで)15分くらいかけて登り返して、無事中腹の林道に復帰。30分くらいロスしたかな。正規ルートに戻って、15時半に駐車場にゴール。

15時には駐車場に戻れそうな勢いでおりてきたものの、余計な林道歩きと道迷いによるトホホ。でもね、あと1時間くらい余裕があったなということが分かったから、次に活かそう。

空木岳の総括

久しぶりのハードな山だったからなのか、日頃の寝不足が影響したのか…わからないけど、簡単に言えば胃が弱いってことでw。ソウタは、不発だった割に、楽しく歩いてたので、ピークを目指さずとも、山を、自然を、楽しむ姿は流石だなって。

スタートの遅れ50分と合わせると、僕がブレーキにならなければ、山頂まで問題なかったということで、振り返れば申し訳ない気持ちでいっぱいw。 次こそは体調万全で歩きたい。父ちゃん頑張る。