2019.2.24、福島県と山形県の県境にある西吾妻山へ。
スノーモンスターに会いたい
以前から行きたかった冬の西吾妻山。前回歩いたのは秋のはじめ。あの時に見た、 西大巓から西吾妻山の景色は本当に素晴らしくて、今でも覚えている。僕の好きな景色ランキングの上位に入り込んでいる。そんな西吾妻山が雪を被ると、アイツが現れるらしい…。そう、スノーモンスターだ。写真では何度も見ていて、いつか歩きたいと思っていた。当初計画では、忠太家と乗鞍岳野営山行だったけど、都合が付かなくなり、代替案で西吾妻山。寧ろ、願ったり叶ったりか。しかも天気予報では、どこを見ても晴れ。晴れ中の晴れ的な(笑)そんなサイコーな予感しかしない日に歩けるなんて、期待で胸がドキドキしてしまう。あぁ、楽しみだ。
ヴァナゴンさんは未だアレな状況で遠出は厳しいため、今回も忠太さんに大変お世話になりました。関東圏で行けるところまでヴァナゴンで進み、待ち合わせをして忠太家の車に乗り換え(ヴァナゴンはタイムズに駐車)。そこから現地まで連れて行ってもらいました。感謝しかないっす。ありがとうございます!
スタートはグランデコスノーリゾートから
グランデコスノーリゾートのゴンドラとリフトを乗継いでゲレンデトップまで行くんだけど、チケットが少し分かりにくい。1回券500円を4枚購入するパターン。1人@2000円となり、ソウタと2人で4000円(忠太さんがオマケしてくれて3500円w) 。3人以上なら11回券と組み合わせるのが良いのかな。
★内訳★
ゴンドラの上りで2回分が必要。下りは1回分。
リフトの上りで1回分。※リフト下りは利用できないのでゲレンデ脇から徒歩
圧倒的なアウェー感を味わうかと思いきや、登山者の方が多いという。人気の西吾妻山だし、この天気だから賑わいも必然か。それにしても多い。
晴れ過ぎて、眩しさMAXなので、サングラスがないと目が痛い。
スノーシューハイク
今日はスノーシューハイクを楽しむぞ。ソウタも、ケータ君のおさがりを頂き、久しぶりにスノーシューを履く。僕のは既に廃盤だけど、太いベルトが1本なので、脱着が楽なタイプ。これが数年前のセールで15000円だなんて、今思えば破格w
ソウタは、身長とスノーシューのバランスを心配したけど、歩きにくそうではないから大丈夫みたい。ただ、序盤の雪量とトレースの状況なら、アイゼンの方が歩きやすかったかな。僕はスノーシューだけだけど、ソウタには念のためアイゼンも持参してるので、様子を見ながら行きましょ。
序盤は人が多くて、どうしても後ろの人が気になってしまうのは、親子登山あるあるだよね。とは言え、ソウタはアイゼンよりスピードが落ちるけど、それなりのペースだし、さほど気にすることもないんだけど、ついw。そんな混雑渋滞も序盤だけで、少し進めば、人もバラけて、特に問題なし。
しばらくスノーシューで歩いてたけど、アイゼンの方が良いということで、早々に切り替え。歩きやすさという点では、まだスノーシューよりアイゼン歩行なのかな。体重も軽いから、踏み抜きも少ないしね。雪が少なくて、トレースもしっかりあるから、アイゼンで問題なし。
樹林帯を抜け、徐々に視界が開けてきて、少しずつ樹氷も。例年だと、この辺りから既にモンスターだとか。今年はどの山域も雪が少ないのね。
次々とやってくる登山者。気温もそれほど低くなくて、なんだか残雪期っぽい雰囲気。赤岳の厳しい寒さが懐かしい…。ソウタも僕もアウターを脱いでフリースのみ。
美しいお姿の磐梯山。北側から見る磐梯山って、かなりイケメンだと思う。山らしい山の姿に、ついウットリしてしまう。奥の方には日光や尾瀬の山々、谷川岳などがずらり。
安達太良山。乳首も丸見え(笑)この日、安達太良山を歩いていた人も多かったみたい。全国的にサイコーな山日和だったから、どこも大賑わいだったろうね。
ケータ君と歩くのは年末年始の赤岳以来。あの時もド快晴で、痺れる山行だった。あのじゃんけんが忘れられない(笑)
そういえばこの日、他に中学生も小学生もいなくて、子供はこの2人だけだったなw。天気さえ良ければ、歩きやすいし、眺望も良いし、何よりスノーモンスターはじめ、自然が造りだす圧巻の景色は、間違いなく楽しめるはず。ソリも行けるしね。いずれはゲンタもユウタも連れて、毎年恒例のスノーモンスターハイクにしたいくらい。
少し傾斜がキツくなってきたら、スノーシューのヒールリフターを上げると楽に登れる。アイゼンのソウタは誰よりも登りやすそうだ。
青すぎる空へ向かって。流石、西吾妻山晴天率100%の忠太さん&ケータ君。晴れ男に乾杯!
雪の付いてない樹林帯付近がスタート地点。ここまでなら、天気さえ良ければゲンタでも大丈夫そうだ。上手くいけば、西大巓まで行けるだろうし、そこからのソリ滑りでもかなり楽しめる。
きたきたーー!西吾妻山と拡がる広大な稜線?平原?これ、実際に見ると、かなりのスケールなんだよね。天気も引き続き良好。
雪山は美しい。そして楽しい。
西大巓まであと少し。歩きやすいし、眺めも良くて本当に良いコース。
西大巓にて。雪山も一緒に歩くようになって数年。この先も、できる限り一緒に楽しみたいね。
山頂のスノーモンスター達。最盛期はもっと凄いのかもしれないけど、十分十分 。
スノーモンスター越しの飯豊連峰。今年こそ歩きたいぞ。
さぁ、お楽しみ。スノーモンスターを眺めながら、西吾妻山までのスノーシューハイクを楽しもう。この景色がほんとに大好き。因みに、雪が少ない影響か、夏道にトレースが付いていて、ほとんどの方はそちらへ。僕らは、せっかくなので、左手のスノーモンスターの森へ突入。何度も来ている忠太さん曰く、冬はもっと左寄り(山形県側)にトレースが付いてるみたい。せっかくのスノーシューハイクだし、好きなとこを好きなだけ歩いてみよう。
ソウタもソリの準備に抜かりなし(笑)楽しんで!
お邪魔しまーす!写真多めでどうぞ。似たような写真ばかりだけどw
さ、最高かよ。いや~、来て良かった。僕らにとっては初めてのスノーモンスターハイクだけど、これは毎年来てもいいなぁ。さらには、蔵王や八甲田のスノーモンスター達にも会いたいな。
ノートレースの雪原を僕らだけが歩いている。みんな、勿体ない(笑)おかげさまで、大満喫できたからラッキーか。
引き続き、写真多めでどうぞ。
ノートレースの雪原をスノーシューで歩きまくった。申し訳ないくらいにね。スノーシュー最高!
お腹が空いたので適地でランチ休憩。おやつの大福が良い仕事をした模様。
「活力を求める方に」(笑)グミ×サプリという新しい提案。普通に美味しかった。1日4粒までってのが、本物っぽくて更に良い(爆)そして、養命酒製造に納得感w
西吾妻山の山頂は、我が家も忠太家も過去に登頂済みなので、目指さないことで全員一致w。とりあえず西吾妻小屋までは行ってみることに。同じような景色だよねって思ったけど、東側の景色は西大巓よりも見えたのかな?そう思うと、登っても良かったかもw。ま、次ってことで。
あのテッペンが西吾妻山の山頂。文句のつけようがない青空。晴れは正義なり。
山頂まで行かずとも、立派なスノーモンスターがあちらこちらに。もう十分すぎるほどのスノーモンスターを眺めながら歩いてきたので、お腹一杯だったりするw。贅沢だね。
それっぽい場所で記念撮影w。子供達は喜んでくれたかな。
今シーズン2度目の雪山。例年より出撃回数は減ったけど、赤岳も今日の西吾妻山も、天気に恵まれた最高かつ濃厚な山行なので満足満足。今月、あと1回行きたいけど、それは車次第。その話はまた今度。
エアボートで滑る
さて、下山。ソウタの下山ツールと言えば、やはりエアボード。今回も持参してきたよ。ザックに折り畳んで入るから意外と持ち運びやすいし、楽しめるから必須アイテム。価格面では500円のヒップソリには勝てないけど、滑走能力があって、楽しめるのでアリ。広い斜面で長い距離を滑るなら断然エアボード。ヒップソリは樹林帯に入ってから。そんな感じで使い分けると良いかもね。
エアボード、気持ちよさそうだなぁ。僕もいつかスノボを背負って…。滑走道具はもちろんだけど、ビーコンとかアバランチ装備も必要だし、なかなか手が出ないw
帰りは夏道のトレースへ。まんま夏道でした。西吾妻山側から鞍部に降りるところは、意外と斜度があるので気を付けて。左に落ちても、登り返せるとは思うけど。
西大巓への登り返しがキツイんだ。前回はここで悶絶してたっけw。今回は問題なく登り返せて、ちょっとホッとした(笑)
登りで久しぶりにソウタの先を歩けた自分自身に拍手(涙)アイゼンだけだったから、少し足に負担かかったのかもね。西大巓~西吾妻山間で、左側のスノーモンスターの森を歩くなら、やっぱりスノーシューかワカンが良い。
西大巓からはアイゼンも外して、エアボードに専念して下山。ゴールまで良い感じの斜面が続くから、たっぷり楽しんで。滑りまくれ~!
エアボードの本来の乗り方は腹ばい。ソウタは、お尻を乗せて滑る方が好きみたい。楽しく滑れたらそれで良い。
ヒップソリでエアボードっぽく滑る変態中学生(笑)いや~、笑わせてもらった。意外と滑ってるしww。ウェア破けなくてよかったねぇ。
ゴールまでたっぷりソリ滑りを楽しんで、ゲレンデ脇も滑り降りて下界へ帰還。楽しすぎたスノーシューハイク&ソリ滑りだった。大大大満足!
ご褒美はマリオンクレープ。一番高いグランデコデラックス?を頼んだのは誰だねww
子供と歩く雪の西吾妻山について
雪の西吾妻山とスノーモンスター群は想像以上に素晴らしかった。毎年通いたくなる気持ちもわかる。ここは、僕とソウタだけじゃなくて、家族みんなに見せてあげたい景色。歩きやすいコース、西大巓から西吾妻山の雪景色、圧巻のスノーモンスター群、そしてソリ滑りもできるときたら文句なし。子供と歩く雪山の魅力が色々詰まってる山なんじゃないかな。いずれ、冬キャンプやスキーと絡めて家族で遊びに来れたらいいなーって思う。
忠太さん&ケータくん、ご案内ありがとうございました!車含め、お世話になりました~。また歩きましょう~!
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