いつもの高尾山で歩き初め

山遊び

2020.1.4、令和二年最初の山歩きは家族で高尾山へ。

高尾山の良いところ

なんだかんだと一番登ってる山になりつつある高尾山。自宅から近いので、ちょっと時間が空いたら「高尾山でも行く?」となる。昔は、高尾山=人混み。というイメージが強くて、寄り付くことすらしなかった我が家だけど、今は「高尾山なんて歩かなくても…」という気持ちから、「高尾山って良い山だよね」に変化したのは間違いない事実。今では、「地元の山」感覚。

近いだけじゃなくて、意外とコースが多いのも魅力の一つ。何度も登ってるけど、一号路はリフトから下は歩いたことないし、四号路もまだ踏み入れてない。城山までは行ったけど、陣馬山から繋いでないし。バリエーションルートもけっこうあるみたいだし、まだまだ楽しめそうなんだよね。

都心から近くて、こんなに色んなコースがある高尾山。変なバイアスを取れば、普通にポテンシャルの高い山だと思うの。たしかに人は多くて、登山って感じはしないかもしれないけど、時間とかコースを選べば、案外人に合わないもので。稲荷山コースと一・六号路は混雑するイメージ。それ以外を歩くとか、時間をずらすとかすれば、意外と静かな高尾山が味わえるのだ。

そんな高尾山は、早出早着を心掛けてる我が家が、唯一お昼過ぎから登る山。いざって時には、ケーブルカーとリフトが使えるし、人も多いし。意識も装備も登山なんだけど、なんか遅い時間に歩いても許される雰囲気というかw。寧ろ、高尾山はそういう人達で溢れかえってるような(笑)。

前置きが長くなったけど、年末年始の後半。特に予定もなくて、天気も良いから「高尾山でも歩く?」となったわけ。やっぱりお昼頃にw。今年の正月休みは、遠出できずに長野旅だけ。緩めのとこで、身体を動かしたい。そんな気分の時は、やっぱり「地元の山」だよね。

年越し長野旅

一号路&四号路

正月休みだから、混んでるとは思ってたけど、いつも使う高尾駅のパーキングは、今回も満車だった。仕方なく高尾山口駅へ近づくも、どこも満車。いやはや、改めて高尾山の人気ぶりを感じる。駅から離れた駐車場に、なんとか滑り込めた。ふぅ。

落合橋近くの駐車場で、ちょうど登山道があるので、今回はここから山頂を目指してみる。もちろん初めて歩くコース。

ろくざん亭の先に進むと、入り口の看板。メインルートじゃないけど、整備された登山道があるのは、さすが高尾山。ここを登ると、一号路の途中にある金毘羅神社に出る。リフトから下の一号路は未踏なので、丁度良い。

13時を過ぎたメインじゃない登山道は、誰も登ってこない。一号路や山頂は人が多いけど、ぽか~んと誰もいない時間帯やコースがあるのが良いんだよね。

たまに下山者とすれ違うくらいで、とても静かな序盤戦

連なる三兄弟。この日は子供達の荷物(お菓子)も少ないので、小型で軽量なMINI-POCKETを。いつも地味めなカラーリングが多いから、たまにはこうしてカラフルなバッグを使うのも楽しい。

ソウタには、さらに軽量なDCF(=Dyneema Composite Fabric)素材のSUL-POCKETをテストも兼ねて使ってもらった。渡した時の第一声が「かっるぅ!」。そう、30gもないので、本当に軽い。ASOBI-POCKETが約80~100gなので、それに比べると圧倒的に軽く感じるだろうね。

金毘羅神社に出ると一号路に合流。視界も開けて、都心方面もくっきりと見えた。ここから眺めたスカイツリーを、後日間近で見ることになるとは思わず。

道路脇にある看板。1個ずつ内容も違っていて、ほとんどのコースに設置されてるんじゃないかな。必ず足を止めるポイント。学びながら歩けるお山、それが高尾山。

リフトとケーブルカーの乗り場からは人も増えた。時間的に降りてくる人が多いけど、僕らみたくこれから登る人も意外と多い。

途中から、初めての四号路へ。一号路の喧噪が嘘のように人は少なくなり、足元も登山道になるので歩きやすい。短めの休憩を入れたりして、山頂に向かう。

この先だったか手前だったか。前を歩く中年女性三人組。「ねぇ、私たち降りてるよね?間違えてないよね?」という衝撃の言葉が聞こえた。たまらず、「いま、登りですよ」と伝えたら、バツが悪そうに引き返していった。どこでどう間違えたら…。これは、立派な遭難w。

因みに、後ろの僕らを気にすることなく、ずっとおしゃべりしながら歩かれていて、他に登ってる人がいない道なのに、8人も連なって移動するという…w。ペースは僕らの方が早かったので、もう少し気にかけてほしかったし、できれば前をあけてくれたら嬉しかったけど。でも、登りと下りを間違えてることが伝えられたので良かったのかもねw

高尾山は、本当にいろんな人が歩いている。

ということで、自分たちのペースに戻して再スタート。流石に15時前だと四号路を登ってくる人はめったにいない。

階段を登れば、もうすぐ山頂。四号路は三号路より歩きやすいと思う。ただ、北側の斜面をトラバースしていくので、日陰になる場所も多く、冬は寒い。

何度目かの高尾山山頂へ!人も多いから写真はやめておこうかと思ったけど、2020年初登山だし、せっかくなので撮っていただきました。

今年は去年ほど遠征はできないと思うけど、のんびりと、我が家のペースで家族ハイキングを楽しんでいくつもり。年に10座くらい登れたら最高だなー。

山頂のビジターセンターで遊んでから下山。予報通り、天気が怪しくなってきたので、速足で降りることに。薬王院には初詣客が列をなしていた。

手を繋いで歩く帰り道。一年前にも似たような写真を撮ったっけ。

こっちが2019年3月の高尾山。僕の服装はほとんど変わってない(笑)。いや、地味に変化してるんだけど、色が似てるからわからないだけw。子供達の上着やサコッシュ、あとザックも変わってる。asobitogear製品が増えたのは嬉しい。

春間近!高尾山歩とサコッシュのフィールドテスト

帰りはリフトかケーブルカーを使おうと思ったけど、行列が凄くて断念。どっちも30分待ち?くらい。歩いたことのない一号路の残り半分を歩いて降りることに。参拝者向けなのかな、道路脇にライトが吊るされていた。

天狗焼きも狙ってたんだけど、それも30分くらいの行列なので断念。

16時、高尾山口駅にゴーーール。ユウタは何故かお団子を食べているw

2020年の山始めは高尾山から。約3時間と短く緩い歩きだったけど、お正月で肥えた身体を動かすにはちょうど良かった。次もきっと、時間がある時にふっと歩いちゃうんだろうな。我が家にとって、高尾山はそんな存在。

次の予定は2月の雪山。久しぶりのテント泊なので、今から楽しみ。

子供と厳冬期テント泊~本沢温泉から硫黄岳へ(後編)

子供と厳冬期テント泊~本沢温泉から硫黄岳へ(前編)