父の日に四阿山でファミリーハイク

四阿山

2022.6.19、家族で四阿山(あずまやさん)を歩いてきた記録。

6月の父の日。何かしたいこと・食べたいものある?なんて聞かれて返事に困る。自宅仕事なので、普段から平日ランチに出かける機会も多いし、週末は子供達と一緒に外遊びしてるから、何か特別なことをしたい気にもならない。しいて言えば、ソロ活動とか?でも、一人でふら~っと山を歩いたり、自転車に乗ったりするなら、子供達を連れて遊びたいって思ってしまう、そんな父ちゃんなんです。

結局、家族で山を歩くことにした。行き先は四阿山。ソウタと冬に登った時、後ろを振り返れば北アルプスの景色がとっても綺麗だった記憶。みんなに見せてあげたいなーと思って。あと、冬にソウタのスキー教室が菅平なので、その下見も兼ねて。

そんな四阿山。山の名前が読めないねって話になった。中央アルプスの空木岳(うつぎだけ)しかり、四阿山(あずまやさん)しかり。四阿山は、「あずまやさん」と読むんだけど、僕自身も登山を始めてから知ったし、やらない人には、なんて読むのか分かりにくいよね。

四阿山(あずまやさん)は、長野県と群馬県の県境に跨る山。標高2,354m。日本百名山の一つに数えられている。吾妻山・吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれ、嬬恋村では吾妻山が用いられている。

wikipediaより

厳冬期に登った四阿山の記録はこちら。無雪期に登るのは初めてで、お隣の根子岳(ねこだけ)も歩いたことがないから、せっかくなら周回して・・・なんて話にはならなくて、家族で歩く場合は、妻の体力に合わせるのが我が家のルール。下りを苦手としていることもあり、下山のコースタイムは1.2~くらいで計算根子岳に立ち寄ってからだと時間的にも体力的にも厳しくなりそうで、午後は積乱雲が発達し落雷予報も出ているから、遅くなると怖いし、今日は四阿山だけ登ることにした。

絶景の四阿山〜厳冬期 子供と日帰り雪山登山

5時前に菅平牧場からスタート。ここからだと、根子岳の方が近いから、ほとんどの人が根子岳経由で登って行く。やっぱり根子岳経由にすれば良かったかな・・・と一瞬考えたけど、欲張らず無理せず。

序盤は牧場の脇を進み、しばらく樹林帯が続き眺望なし。

笹がすごい深くて、僕は半袖短パンだったので、ちょっと痛痒いw。ここは長ズボンだったかなー。子供達は長袖長ズボンで快適だったらしい。

笹藪のトレイルを登っていくと、徐々に視界が開けてきて、その先に…

あずまや高原方面の牧歌的な風景が飛び込んできた。素敵という言葉が似合う。お目当ての北アルプスだけど、残念ながら雲がかかっていたw。冬に登った時は、あの牧場を登って、下山はエアボードで滑降したなー。

朝早いからなのか、ほとんどの登山者が根子岳に向かっているからなのかわからないが、我が家以外に誰も歩いていない。おかげで、自分達のペースで歩けている。5人ともなると、混んでる山は、後続を気にするし、気を遣う場面が多くなるから、やっぱり静かな山は良い。熊には注意だけどね。

お隣の根子岳が見える。こうして見ると、山頂まで登りやすそうなんだよね。

ただ、この鞍部への下りと四阿山への登り返し。ここの区間が1時間弱のコースタイムなので、根子岳経由は止めてピストンにしたというわけ。本人がこれを見て、ちょっと無理かも・・・と言っていたから、欲張らずにピストンで良かった。

無理させず(=時間に余裕を持つ)、程よくキツく(=それなりの歩きごたえを感じられるように)、結果、次もまた歩きたくなる(←これ大事)。これは子供に対しても言えるので、親子登山を始めたばかりのパパママへアドバイスするとしたら、欲張らず、子供達のペースやモチベーションを最優先にして歩くのが良いと思う。

ユウタも気が付けば2年生。日帰りでキツイコースを歩くことも増えて、逞しく成長。去年は、下山時に足が痛いとか少し愚図ることも多かったけど、今年はないんじゃないかな。パパの心配事も少し軽減。数年前の子連れ登山と比較すると、年々楽になってきているなと実感する。

最後まで笹藪が凄かった。マダニが気になるから、こまめに足と手首を確認しながら歩いた。

分岐に到着。あと少しなんだけど、ここから山頂まで、意外と距離があることを僕は知っているw

時間が経つにつれ、雲が取れていき、青空快晴。ただ、時期的なもので、北アルプスはこんな感じで、うっすらと見えるくらい。やっぱり空気が澄んでいないと、はっきり見えないよね。冬は本当に綺麗だった。

絶景の四阿山〜厳冬期 子供と日帰り雪山登山

最後の階段を登れば・・・

日本百名山の四阿山(2354m)に家族で登頂~!

僕とソウタ以外は、久しぶりに百名山を更新。去年の8月に歩いた日光白根山以来だ。最近のユウタは、バッジが増えるのが楽しみなようで、百名山暖簾を眺めながら、次はどこを歩く?と聞いてくる。

日光白根山ファミリーハイク~菅沼・五色沼周回ルート

父の日の記念に子供達と。最高の父の日だ。

お隣の浅間山を眺めながら休憩タイム

時間はまだ8時過ぎ。2回目の朝ごはん?を食べて、山頂でゆっくりする。数組の登山者がいたくらいで、快適な山頂。根子岳方面からたくさんの登山者が登ってくるのが見えたので、そのタイミングで下山。完璧だ。

晴れた日の山は、何も言うことなし。

笹藪の歩き方を身に付けた子供達。

同じ道を帰るだけなので、写真だけw

ママの身長を越えたソウタ。ここ最近も伸びてて、パパの目線に近づきつつある…。ブログを初期の頃から読んでくれている人にはわかると思うけど、手を繋いで山を歩いてた時期が、とても懐かしい(笑)

お決まりの下山ポーズも、ソウタはそろそろ恥ずかしそうだw。

11時過ぎに下山。ちょっと早すぎたか(笑)。根子岳を経由しても問題なかっただろうけど、それは結果論。歩きごたえもあるし、景色も良かったし、それほど疲れもしなかったし、満足な山行だった。ママも満足した様子。良かった。

昼過ぎには積乱雲がモクモクと沸き立ち、15時くらいだったかな、上田市内で車の運転もやばいくらいの土砂降り。もし出発が遅れていたら、下りで思いのほか時間が掛っていたら・・・間違いなく山中で土砂降りに合っていたはず。そういうリスクは想定していたので、無理せず早めに下山できて良かったね、なんて会話を。ファミリーハイクですから、緩く楽しく快適に山を歩ければOK。

次は夏休みに家族みんなで北アルプスを歩きたい。それが今年の目標。