北横岳・蓼科山縦走〜子供とテント泊登山(後編)

八ヶ岳

2016.11.5〜11.6、北八ヶ岳をプチ縦走。久しぶりにグルメな方々とのグループハイク。後編は蓼科山へアタック!※前編はこちら

シュラフに早く入りすぎたという話

暗くなる=寝る時間ではなくて、ある程度の時間まで起きて、眠くなったら眠れば良いのか! (なにを今更w)。読書したり音楽聴いたり、撮った写真を見返したり、星空撮影したりetc…。普段もこんなに早く寝ることはないんだから、眠くなるまで起きていれば良いよね。そんな当たり前のことを学んだ今回のテント泊。次はイヤホンと本を持参しよっとw。

さらに夜の話。というか就寝装備について軽く。

Sleeping System
<ソウタ>
マット:Locusgear / ヒプノス・マット
シュラフ:cumulus / X-LITE 200 ZIP
シュラフカバー:Sol / Escape Bivy
<僕>
マット:Sea to Summit / UltraLight Insulated Mat
シュラフ:cumulus / X-LITE 200 ZIP
シュラフインナー:asobitogear / pirimaloft blanket
就寝時のウェア
<ソウタ>
(上)mont-bell / ダウンネージュパーカ
(下)The North Face / プリマロフトパンツキッズ
(足)asobitogear / primaloft booties
<僕>
(上)montane / fireball smock
(下):なし
(足):なし

朝の幕内温度は-3度。シュラフは、この時期にしては間違いなく薄い、ダウン200gのキュムラスX-LITE 200 ZIP。でも、このシュラフで、-5度までは検証済みなので、特に心配はしていなかった。

ソウタは、上下&足を保温着でしっかりと。さらにシュラフカバーもかけているので、暑かったみたい。羨ましいぞ。それに比べて僕は貧弱装備で少し寒さを感じた。あれ、何でだろう?山の鼻で雪中テン泊した時は問題なかったはずなのに・・・と、自分の過去レポを読んでみたところ

自分だけ、少し寒さを感じましたが、

あぁ、そうだったのか。てっきり朝までヌクヌクかと思ってたら、なんてことはない。寒さを感じたと書いてある(笑)そう、今回も同じ装備で同じくらいの気温で同じく寒さを感じたということ。学習しようぜw。あぁ、ダウンパンツが欲しいなぁ….

朝ごはんにホットシリアルを食べて体を温めたら、撤収作業。Bocさんは所用により一足先に撤収済。楽しいトレイルを歩いたようです。7時に出発し、まずは双子山を目指す!

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双子山までの登り。ソウタが忠太教官とケータ隊長に訓練されながら、一緒に登っていた(笑)普通に追いつけなかった自分が憎いww。稜線は強風で、薄着だったソウタが僕の到着を待っていた。そろそろ自分の荷物は自分で担ぐ。そんなタイミングなのかな。

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今日も元気な子供達。この時間は霧が濃くて、風も強くて、そして寒い!ソウタはレインウェアを羽織り、グローブは雪山用にチェンジ。蓼科山もこんな条件だったらどうしよう….。ちょっと弱気な僕なのでした。(子連れハイクではもの凄く心配性ですw)

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でもね、太陽は見えてる。これが、ガスと晴れ間のせめぎ合いなのか(笑)山頂に着く頃には、きっと晴れが勝っているに違いない。そう信じて進むことに。

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佐久市最高地点。ビミョーw。でも記念撮影(笑)

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急登を終え、蓼科山荘まであと少し。雪も増えて、高まってきた。

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ガスが取れ、蓼科山荘から蓼科山の山頂が見える。キタヨ、コレ!うわっ、寒そう・・・w。白い世界が僕らを待っている。

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小屋前で小休止。カップ麺を食べてエネルギーチャージ。山頂は強風だと予想して、できるだけ滞在時間を短くし、下山方面の樹林帯へ駆け込みたい。そのために、しっかりと補給を済ませる。たつさん、おやきありがとうございました。

気温-2度、風速10m。体感温度だともっと寒いかもしれない。これが僕の想定値。そのために、ソウタは今回の装備MAXで望む(結果、大きく予想を外すんだけどね…)。レインウェアの上下で防風対策、ちょっと過保護だったかもしれないけど、インナーパンツで脚の保温対策も。ソウタに、歩きにくいと言われた(笑)まぁ、凍えるより良いだろう。

蓼科山へ

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急登なので、チェーンスパイクも装着。これで心おきなく、山頂アタックできるというもの。いざ!

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なかなかの斜度。いや、結構な怖さ。珍しくソウタが怖い〜なんて言いながら登ってた。滑るという意識も加わり、怖さを感じだんだろうね。岩&雪のミックス。慎重に

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岩が大きくてね。苦労したよ。

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でも、振り返ったら最高の景色なんだな。ソウタと立ち止まり、しばし眺めていた。あれ?風がない。しかもなんだか暑いぞ…気のせいか。

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雪を纏った樹々。エビの尻尾も成長中。冬間近!

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山頂が見えました。気のせいだと思っていたのは、気のせいじゃなくて、微風&気温高め。拍子抜けするくらいの好条件。嬉しい誤算だね。でも、ケータくんは過酷系をイメージしてたようだから、物足りなかったのではないだろうか?と余計な心配をしてしまったww

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日本百名山、蓼科山(2530.3m)、登頂成功〜!25座目の百名山。何とか1/4までこれた。

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親子で記念撮影。暑くて、着込んだものはすべて脱いだ(笑)それにして2日間とも晴れるなんて最高だよ。

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みんなでパチリ。前列の4人が青ラーw。Bocさんは今頃、あずさに乗ってる頃でしょう。

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蓼科神社奥宮へ。なにをお願いしたのかな?

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と〜っても広い山頂。火星みたい。行ったことないけどw

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自然が作り出すアート。

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はっきり言って、気持ちよすぎ!この景色をぼーっと眺めていたいけど・・・下山しなきゃね。

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山頂直下は巨大な岩がゴロゴロと。歩きにくいことこの上ない。滑落注意の看板もあるので、慎重に。

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背の低いソウタは誰よりも苦労するエリア。これ系の岩場は手や足が届かないこともあるからね。でも、焦らずにのんびり進めばOK。

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岩ゴロ地帯を抜けて、ペースアップ。無事に抜け出たので、ホッと一息。

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3月のリハビリハイクのリベンジも達成。インフル撤退のリベンジも果たせたし、心のモヤモヤがスーッと取れた感じ。ま、本人は何とも思ってないだろうけどさw。実は八ヶ岳との相性はあまり良くなくて、先月の赤岳に続き、蓼科山エリアも無事に歩くことができて、ちょっとホッとした。できることなら、今年の雪山も最高の天気で歩きたいところ。

憧れの赤岳へ〜子供と日帰り登山

リハビリハイク

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無事、ゴーーーール!2日間、よく頑張りました。2人にとっては物足りないコースだったかもしれないけど、久しぶりに大勢で歩いたから楽しかったんじゃないかな?ソウタは終日興奮してたような。

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すずらん峠の駐車場にデポしてたヴァナゴンに乗り込んで、スタート地点のピラタス蓼科へ戻り、今回のハイクは無事終了。(あ、山バッジ買うの忘れたw)

ご一緒した皆様、久しぶりにワイワイ歩けて楽しかったです。ソウタは、大人に混じって歩いても、しっかりついていけるくらいに成長しつつあるので、その分、僕自身が気を遣うこともなくなり、純粋に山歩きを楽しめるようになってきたなぁというのが本音。去年までは余裕がなかったんでしょうね。来年もまたみなさんと一緒に歩けるように、これからの雪山シーズン、みっちり鍛えたいと思います。

また歩きましょ〜。雪山もよろしくお願いしますね。ラッセル隊員は何人いてもwelcomeです(笑)