2022.9.17、鳥海山へ親子登山。前編の続き。外輪山を越え、いよいよ鳥海山山頂へ。
独立峰は本当に眺望抜群。右手に日本海、左手に鳥海山山頂。前後に外輪山の稜線。遠くには月山もチラ見え。これぞ極上の稜線歩き。
僕らは七高山には行かず。その手前から一旦下るのだけど、ここの下りが難儀。岩が大きくてゲンタとユウタの足が届かなかったり、ザレた場所が多くて滑ったり。小さな石を落石させないように注意を払いながら慎重に。下山組とすれ違い始めたので、譲り合いながら。
降りきった先に残雪。冷えた空気がフワッと吹いてきて、一気にクールダウンできた。風穴や雪渓の天然クーラーは、とても有難い。
鳥海山山頂へ
さぁ、最後の岩場登り。想像以上に大きな岩…。
さすが火山。岩がデカい。ゲンタとユウタは、全身を使ってよじ登る感じ。登り一辺倒かと思いきや、アップダウンも有り。
「胎内くぐり」と呼ばれる場所。山頂へは2つのルートがあり、胎内くぐりは右側ルート(東から回り込む)にある。狭いので、すれ違いはできず。順番に通過。
胎内くぐりを過ぎると、山頂まであと少し。ここが最後の岩登り。
鳥海山(2,236m)に登頂~!
スタートから5時間かからず。コロナ回復後にしては、想定より早かったと思うw。みんな頑張った!
山頂が狭く、撮影待ち渋滞が発生していたので、写真を撮って早々に退散。山頂の写真もこれと集合写真だけ。ちょぴり寂しい気もするけど、また来るつもりなので、次はゆっくり滞在できたら良いな。滞在5分くらい、あっという間の山頂だった…
ここでちょっと後悔。御室小屋方面のルートで降りて、小屋に立ち寄ればよかった。特に用はなかったんだけど、せっかく来たんだから小屋を見ておけば良かったなって。岩場を降りた先の広いとこで、ランチ休憩。
11時前に下山開始。行きに外輪山ルートを通ったから、帰りは千蛇谷を歩くのが定番なんだろうけど・・・行きと同じ外輪山経由で下山することにした。千蛇谷の登り返しを回避(笑)。子供達も、景色の良いルートで帰りたいということだったし。
行きと同じ景色だけど、登りでは目に入らなかったものに気付いたり、見え方が違ったり。とにかく開放感ある稜線なので、千蛇谷に降りず、ここをピストンするのもアリだと思う。特に子連れだと、こっちの方が足取りも軽くなるはず。絶景しかないですから。
いや~、登りも素晴らしかったけど、帰り道は、また気分が違ってくる。この景色が、常に視界に入るって、贅沢だよね。大満足です。ありがとう、鳥海山。
まだ12時前。我が家は、どれだけ遠くても、早出早着がマイルール。深夜移動で眠れないから、もう少し遅いスタートにして睡眠時間を確保したいのが本音だけど、子連れ登山には、「時間的余裕・精神的余裕」が必要だと思うから。(※冬期は日の出が遅いので、6時とか7時スタート)
大迫力の鳥海山。千蛇谷と外輪山の風景も見納め。あぁ、名残惜しい。因みに、千蛇谷ルートは、この谷底から登り返すので、それを回避したという訳。今日は無理せず。いや、いつも無理せず、か(笑)
ペースも上がり、流石に暑くなってきたので、子供達は半袖になり、気持ち良く歩いてる。
僕は、病み上がりなので、できるだけ身体を冷やさないようにと長袖長ズボンで歩き始めたけど、やっぱり暑かったーw。半袖も短パンも、車に置いてきてしまったのが失敗。気温が上がったこの時間帯に長袖長ズボンは不快指数MAXだった。
お気に入りのこの景色も、これで見納め。また来るよ、鳥海山。
2022年夏にリリースした15リットルのバックパック「アソビトレイル15」。夏の赤岳ハイクから使い続けているけど、我が家の日帰りハイクにはぴったりのサイズ感。メッシュポケットは、出し入れし放題(笑)。今年(2023年)は、テント泊登山にも使った。流行りに左右されない、永く使えるようにとシンプルなデザインにしている。
13時過ぎ、御浜小屋で小休止して、一気に駐車場までペースアップ。
御浜小屋から駐車場までも、意外とあるんだよね。脚も痛くなってきたけど、下山後コーラを求めて、ルンルン気分で小走り下山。ここまでくると、一気に早く帰りたいモードになる。
素晴らしい鳥海山ハイクの余韻に浸りながら、渇望していたコーラで乾杯!炭酸が、し、染み渡るぅ~。病み上がりの復帰ハイク。怪我なく体調不良もなく無事下山できたことを喜ぼう。みんな、お疲れさま。さぁ、下山後はキャンプ。鳥海ブルーラインで山形側の遊佐町へGO。
初めての鳥海山。いつか歩きたいと願っていて、何度か計画をしたものの、天候や日程が合わずに機会がなかった山。どこに行こうかと悩んだら、真っ先に鳥海山を候補にしていたから、このタイミングで歩くことができて本当に良かった。鳥海山は、想像通り、いや想像以上に素晴らしい山だった。次は、違うルートから、奥さんも一緒に泊りで歩く。なんてことを考えながら、また登りに来ようと思う。鳥海山、オススメです。
西浜キャンプ場
山形県の遊佐(ゆざ)町に降り、「鳥海温泉保養センターあぽん西浜」で温泉に浸かり、その隣の「西浜キャンプ場」へチェックイン。今日は、ここで一泊キャンプ。2日目の予定は特に決めてなくて、のんびりしてから東京に戻ろうかなーって。そんなこと考えてたのに、翌日まさかの・・・w。
西浜キャンプ場 | 利用料金 |
---|---|
1泊料金 | 大人 800円/小学生 500円(一人につき) |
ごみ袋 | 1枚 150円 |
夕食の準備が面倒なので外食することに。山歩きの後は、必ずと言っていいほど濃い系が食べたくなるので、全会一致でラーメン&餃子に決定。酒田市内へ移動してチェーン店のラーメンを食べ、翌日の朝ごはんだけ買い出しをしてキャンプ場へ戻った。睡眠不足と程よい疲労感で、21時前には全員爆睡。朝まで気持ち良く眠れた。
寝る前に、明日どうする?って話になり、ついつい、秋田の男鹿水族館GAOに行ってみる?なんて口走ったら、ユウタが行く行く!って喜んじゃって。じゃぁ、早く起きて出発しようかってなった。9時開園なので、移動時間から逆算して、早朝出発。相変わらずの無計画な僕ら。行きたいとこに行けるから、僕はこのスタイルが好きだけど、しっかり計画して動きたい人からすると、なに?って思うみたいw。
おはよう、山形。6時前に起床して朝ごはんを軽く済ませて、30分くらいで撤収を終え、7時前にチェックアウト!あっという間のキャンプだったw。いや、寝泊まりしただけだから、今回は「手段」のキャンプ。
秋田へ北上~GAO水族館
昨日歩いた鳥海山を麓から。遠くから見ても立派な山だ。山頂付近のゴツゴツ感も分かる。さぁ、西浜キャンプ場から、男鹿半島の男鹿水族館GAOまで約155km、約2時間半の旅へレッツゴー。
2度目ましての男鹿水族館GAO。6年前の岩木山ハイクからの御所の台キャンプ場(秋田)以来。6年前なのに、ユウタの記憶にしっかりと刻まれていて、水族館前の出店でハタハタの唐揚げを食べたこと覚えてるんだよね。
岩木山は、ユウタを背負子に乗せて歩いてたw。懐かしい~。
今回は、水族館の外で売られていなかった鰰(ハタハタ)さん。
ホッキョクグマ。豪太?ユキ?フブキ?どれだろ。ここで生まれたミルクが、釧路動物園に移り、今年の3月に亡くなったんだよね。釧路と繋がりのあるGAOなのでした。
8月に西伊豆でクラゲに刺されたその正体が判明。この長い触手がユウタの太腿にまとわりついていた。そう、犯人はアカクラゲ。戸田の御浜海水浴場、僕らが刺された後、大丈夫だったんだろうか…。
水族館を堪能した後は、外の磯で生き物探し。アメフラシ。ソウタは、ホント良く見つけるなー。
そして秋田と言えば、ババヘラアイス。6年前も海水浴終わりに毎日食べたっけ。
注文すると、1個ずつすくってくれる。味はイチゴ&バナナだったかな。
GAOの後は、「道の駅おおがた」に立ち寄り、嶽キミを購入。2022年のベストofトウモロコシでした!いやー、甘くて美味しい。北海道人の僕でも、嶽キミの美味しさは別格だと思う。6年前も、岩木山下山後に購入して、キャンプ場で食べたんだよね。
この後、どうしてもきりたんぽが食べたくて、秋田県内を徘徊。子供達が大好きなのは、きりたんぽ鍋じゃなくて、焼いて味噌を付けて食べる「味噌たんぽ」。6年前の御所の台キャンプ場で初めて食べ、3年前の酸ヶ湯キャンプ場の帰り道にも、鹿角市の道の駅に立ち寄って食べたほどに大好物。
八峰町に行けば確実に食べられるのだけど、流石に青森の手前まで行くのは・・・ということで、南下しながら道の駅に立ち寄る作戦。しかし、これが裏目に出た。2箇所寄っても売ってなくて、結局、田沢湖湖畔にある茶屋で、この味噌たんぽに出会えた。これ、めちゃくちゃ大きくて、茶碗一杯分くらいあるのでは?。そんなことも知らずに一人2本も頼んでしまい、お腹いっぱいに。お昼は嶽キミしか食べてないし、ちょうど良かったのかな。
鳥海山ハイクから始まり、GAO水族館・ババヘラアイス・嶽キミ・味噌たんぽ、そして何故か田沢湖にいる僕ら(笑)。弾丸秋田旅行みたいな感じになってしまったけど、濃厚な1日だったと思う。この後は、雫石温泉に入り、盛岡から高速に乗り、宮城の古川で一旦街に降りて、サイゼで夜ご飯。自宅には朝方着いたような記憶。次の日も休みで助かった~。
翌月は家族で栗駒山を歩いてるので、東北山行が続きます。お楽しみに!
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