3000m峰へ!御嶽山で高所トレーニング~親子登山

御嶽山

2019.7.13、子供達と御嶽山を歩いてきました。

富士山トレーニング

次男ゲンタが、富士山に登りたいと言った。ソウタほど山歩きが好きではないゲンタが登りたい!というくらいだから、かなり行きたいのだろう。その想いに応えるべく、計画を立てることにした。体力面では、去年から、それなりに山歩きの回数も増えているので全く心配はない。どちらかと言えば高山病が心配。そもそも、3000m峰に登ったことがないから、高山病がどの程度なのか、それを確認するため、まずは高所トレーニングを行うことにした。

3000m峰の候補として、乗鞍岳や木曽駒ヶ岳(←3000mはない)あたりも考えたけど、ソウタの百名山も兼ねて、未踏の御嶽山に決定。7月1日から山頂の剣ヶ峰まで期間限定で通行可能となったので、この機会を逃さずに。

ソウタが富士山に挑戦したのが4年前の夏。まだ幼稚園だったなんて、信じられないくらい。ゲンタにも富士山からの景色を見せてあげたいなぁ。

幼稚園児の富士山チャレンジ(登山後編)

2015-07-17

幼稚園児の富士山チャレンジ(登山前編)

2015-07-16

幼稚園児の富士山チャレンジ(準備編)

2015-07-15

御嶽山

5年前の噴火。2014年は、ユウタが生まれた年で、山歩きの回数は減っていたけど、北アルプスを歩き始めたり、徐々にのめり込んでいく時期だったと思う。そんな時に見た、あの噴火の映像は、とても衝撃的だったし、親子で登っていた方の記事を食い入るように読んだのを覚えている。

警戒レベルが下がり、今年の7月1日から山頂まで行けるというニュースを見て、どんな山なんだろう、噴火の後はどうなっているのだろう。そんな興味もあって、御嶽山を選んだ。

御嶽山(おんたけさん)は、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがり、東日本火山帯の西端に位置する標高3,067 mの複合成層火山である。大きな裾野を広げる独立峰である。

wikipediaより

御嶽山入山規制図 (令和元年7月1日現在)

木曽御嶽山安全対策情報より

剣ヶ峰に行ける登山道は、7月1日10時~10月16日2時まで通行可能。「通行する時はヘルメットを着用してください」と書いてある。実際、現地を歩いて感じたのは、この区間は隠れる場所が何もないので、万が一に備えて、着用して歩くのが良いと思う。

御嶽山(王滝口方面)の入山規制について(R1.7.09更新)
王滝口登山道の立入規制場所は、令和元年7月10日(水)から九合目避難小屋で規制します。
田の原遥拝所から上部は午前7時~午後4時まで入山可能です。 
九合目避難小屋より御嶽山山頂側に無断で立ち入った場合は法律により罰せられますので、絶対に立ち入らないでください。
緊急時にはサイレンが鳴ります。サイレンが聞こえましたら、直ちに下山してください。

最短コースで登れる王滝口登山道は、九合目避難小屋までは登れるけど、その先は立ち入り禁止なので、剣ヶ峰に行くには、黒沢口六合目駐車場、または御嶽ロープウェイから入山するのが多いみたい(開田口や小坂口については、下調べしてないので不明)。今回は、トレーニングを兼ねてるから、ロープウェイは使わず黒沢口六合目駐車場からスタート。

黒沢口六合目から山頂ピストン

自宅から駐車場まで約4時間。なかなか遠い御嶽山。1時過ぎに到着し、4時半まで2時間ちょっとの仮眠。子供達は22時から車内で爆睡してるので、6時間以上眠れてるし、大丈夫そう。

少し出遅れちゃって、5時半スタート。それにしても、登山者の多さよw。連休で唯一晴れそうな日だから、ある程度の混雑は想定していたけど、想像以上の登山者にビックリ。GWの九重も人が多かったけど、それ以上かも。

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2019-05-10

今日も子供達は、One Sacoche Hikeのスタイルで。ソウタはヘルメットだけ背負ってるけど、日帰りならいつも通り、One Sacoche HikeでOK。お菓子とジュースと双眼鏡や図鑑が手元にあれば、快適に山歩きを楽しめるのだ。

前日の雨が木道の階段をしっとりと濡らしていた。序盤は、濡れた木道、水たまりがあって、少し歩きにくさもあるけど、見た目以上に歩きやすい道。こんな日はゲイターか。忘れちゃったけどw

御嶽七合目八海山支店(休業中)。六~七合目辺りは、虫(コバエ?アブ?)が凄かった。虫除けネットがあれば快適だろうね。

六合目駐車場からコースタイム55分で、ロープウェイ山頂駅舎への分岐。駅は、ここから10分くらい。たしか、6時運行開始だったと思うので、案外早い時間に歩き出せるし、1時間分をショートカットできるので、体力的に厳しい場合はロープウェイを利用するのも◎。大人1子供2というファミリーセット往復3900円があったはず。参考までに。

七合目行場山荘

名物ちからもちというパワーワードが目に入ったけど、さっき休憩したばかりなので先へ進む。

種類は少なかったけど、高山植物を眺めながら…。他にもゴゼンタチバナやイワギキョウ、ギンリョウソウやマイヅルソウなどなど。

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前も後ろも大勢の登山者。日帰り3000m峰は人気だね。

九州の九重でお会いした zooonooo707さんにまたも遭遇!他にも、ブログ読んでますとお声掛けいただいたり、嬉しいことが。子供の山記録をつらつら書いてるだけなんだけど、読んでくれてる人がいるのは、やっぱり嬉しい。これからも続けていこう。

淡々と進み、八合目にある女人堂(金剛堂)で長めの休憩。山頂が視界に入った。うっすらと青空が見えてるから、ガスが消えてくれたら最高だなぁ。

八合目の標高は、まだ2500m。これから標高を上げていって、ゲンタがどうなるか。何事もなく山頂まで行けたらいいなぁと思ってたけど、現実は甘くなかったw

少し登ったところから、振り返る。青空だ~!

前を向いても、ご覧の通り。僕らが山頂に辿り着くまで、このままで…と期待しちゃう。連休初日が唯一の晴れ日予報で、今のところは予報通りで一安心。久しぶりに青空を見たかも。ただ、午後から崩れやすいという予報なので、その前に下山したいところ。

ゲンタ、2600m~2700m付近は大きな問題もなく通過。休憩も水分補給もバッチリで、ゲンタはそもそもペースがゆっくりだから、息の乱れも心配なし。

乗鞍岳とその奥に穂高連峰槍ヶ岳が見えた。

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ゲンタは、初めての高山。今まで見てきた景色と違うかな?

八合目から見えていた九合目石室山荘が近づいてきた。富士山トレーニングに選んだ御嶽山は、なんというか、岩場と小屋の雰囲気が、どこか似ている気がした。写真のように、岩・小屋・岩・小屋を繰り返し登って行くところがね。

八合目から九合目石室山荘までの尾根歩きが、とてもとても気持ち良い。眺めも良いし、今日のハイライト。ハイマツ帯なので、雷鳥にも注意しながら登ったけど、見かけることはなかった。ゲンタは見たことがないので、見せてあげたいなぁ。願いが届いたのか、下山時に奇跡が!

3000m峰の日帰りと言えば、仙丈ケ岳もオススメだけど、雰囲気は似てる。

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2800m付近、ゲンタも今のところ問題なし。少し疲れは見えるけど、お菓子を食べたり、休憩を多めにとったり。景色を楽しむ余裕もあったよね。このまま行けるか、どうだろうか。

九合目石室山荘への登り。傾斜もあってキツそう。標高もグッと上がるので、ゲンタの様子をチェックしながら。ソウタは、何度も3000mを歩いてるし、心配することすら忘れていたw。

心なしか、元気がなくなってきたような。標高が高いから疲れやすいし、その影響もあるとは思うけど、過去の経験から高山病による眠気だなぁと察知。本人のトーンも下がり気味になって、おとなしくなってしまった。なんとか会話しつつ、深い呼吸ができれば良いんだけど…

少しペースを落とす。ソウタは自分のペースで先に小屋までいってもらうことに。

水分補給、長めの休憩。朝早く出発して、時間に余裕はあるのでゆっくりと。

振り返るとたくさんの登山者が登ってくるのが見える。前も後ろも途切れることなく。

先に着いてたソウタと合流。石室山荘前は狭いので、気を抜くと落ちるから気を付けて。ここから登山道に出るには小屋の中を通り抜ける必要がある。小屋を経由しない巻道もある。

高山病との闘い

石室山荘から、完全に高山病の症状になり、ものすごい眠気に悩まされるゲンタ。眠くて、進むのも辛いみたいで、ちょっと登って休んでの繰り返し。この時点では、まだ様子見で、写真の上に見える鳥居まで行こうと決めた。頭痛なし、吐き気なし。ソウタと同じで、眠気だけのパターン。標高は3000m付近。

なんとか鳥居まで辿り着く。ここから山頂まで「30分位」。さて、どうするか。

山頂が目の前に見える。ここから先は、隠れる場所もないから、ヘルメットを着用。ゲンタが日常で使っているヘルメットは、僕が登山用で使っているので、ゲンタには昔被ってた自転車用を…。早急にマイヘルメットを買わなければ。全体の着用率は、高いほうだと思う。自転車のヘルメット同様に、被るのがクール!みたいな感覚になると良いよね。

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二ノ池と二ノ池山荘が見えるところまで。登頂後、二ノ池山荘でご飯を食べる予定。

ゲンタは眠気と戦いながらも、地道に進んでいる。正直、この付近で登頂断念も視野に入れていた。ただ、本人に伝えたところ、山頂まで行く!と。無理はさせたくないし、でもあと10分くらいで山頂だし、まぁここまで来たら。という気持ちもある。

二ノ池と二ノ池山荘

この辺りで、ゲンタを横にして少しだけ眠らせた。ほんとは、すぐに寝かせちゃいけないんだけど、僕は数分だけ横にするようにしてる。何時間も寝かせるわけじゃなくて、休憩の範囲で。呼吸が浅いと心配になるので、ちゃんと呼吸ができているかだけ確認しながら5分ほど。ソウタは心配しながら、お菓子食べて待ってる(笑)

丁度、小学5年生の男の子がお父さんと登ってきて、話かけてくれて少し会話を。こういう出来事が助かったりするもので、ゲンタも少し元気が出たような気がする。

ゲンタと手を繋いで、ゆっくりゆっくり。そして、山頂の階段まで辿り着いた。あぁ、これを登れば登頂だ。よく頑張った。

そして…、3067m、御嶽山に登頂~!おめでとう、ゲンタ!ソウタもね。

御嶽山頂上にて

ゲンタの眠そうな顔を見て…、本当に良く頑張ったなぁと。お父さんは嬉しいよ。眠気は相変わらずだけど、吐き気も頭痛もないし、大きな体調の悪化もないので一安心。これ以上高い場所に行くことはないし、あとは標高を下げるだけだからね。

御嶽山頂上
大きな噴石や、覆い尽くす灰。ここで噴火に遭遇したら…
山頂から二ノ池、摩利支天方面

エメラルドグリーンの二ノ池、隣に二ノ池山荘。その少し奥に、二ノ池ヒュッテが隠れてる。さらに奥の方に五ノ池小屋も見える。小屋の評判が良くて、ピザが美味しいらしい。とても気になる。

山頂写真待ちの行列がここまで…。奥の剣ヶ峰山荘は現在解体中で、泊まり込みで作業する方々がいました。噴火直後、多くの人を救った場所でもあるんだね。

階段横には慰霊碑があって、三人で手を合わせた。

山頂に設置されたシェルターが3基

山頂の避難シェルターに入ってみる

ソウタは噴火を覚えているけど、ゲンタは詳しく知らない。登りながら噴火について教えたり、現地を歩くことで、少しでも何かを感じてもらえたら嬉しい。

次なる目的地、二ノ池へ。青空は消え、高曇り。もしかすると予報より早めに崩れそうで、雨の予感…

立ち入り禁止エリアの王滝口方面。王滝頂上山荘も解体予定みたい。

二ノ池。灰が池を覆っている。足元も、粘土質の火山灰。

剣ヶ峰。あの奥が噴火口。

二ノ池は、日本最高所の高山湖と地図には書いてある。そんな高山湖も、ほとんどが灰で、右端に少しだけエメラルドグリーンの部分があるだけ。

二ノ池山荘

小屋でカレーうどん、ココアと紅茶を飲んで、のんびりランチ。改修された二ノ池山荘は、とてもとても綺麗で、新築の家みたいな雰囲気。噴火の時、テレビで見た小屋番さんもいらっしゃいました。

下山開始。ちっちゃく三ノ池が見える。御嶽山は大きな山だ。

ゲンタの眠気は取れなくて、小屋でも食欲なし。3000mに1時間以上滞在して、標高に慣れて回復するのを期待したけど、どうやらそうじゃないみたい。ソウタは慣れると回復して元気になるけど、ゲンタは標高を下げなきゃいけないかな。今のところなんとも言えなくて、次に3000mを歩いたら、もしかしたら同じ症状にならないかもしれないしね。

石室山荘まで下がると、明らかに元気になってきた。ハイマツ帯まで戻れば、もう心配することはなさそうだ。やっぱり標高を下げるのが効果的だね。

ライチョウ現る

ハイマツ帯に戻ってきたので、「雷鳥探すぞー」と子供達に声をかけたところ、数秒後、ソウタが「あ、雷鳥!」って。見つけるの早過ぎでしょw

確かに、ソウタの横をひょこひょこ歩くライチョウがいて、思わず、おぉ!って唸ってしまった。ゲンタは初めて見る雷鳥に興奮。前後を歩いていた登山者も、続々と集まってきて、あっという間に雷鳥鑑賞会。

今回、3000m峰登頂はもちろんだけど、ゲンタに雷鳥を見せてあげたいという狙いもあったので、出来過ぎというか、100点満点の御嶽山。ソウタ、Good Job!!

天気が崩れそうなので、少しペースを上げて下山。ゲンタもすっかり元気になって、いつも通り。眠気が収まって楽になっただろうね。

雪で遊んだりしつつ、駐車場を目指す。途中、ポツポツ降って来たけど、樹林帯だったから、カッパは着ないでそのまま。駐車場の手前で、本降りに…

雨に濡れながらのゴーーーール!ソウタもゲンタも、お疲れ様!雨は降ったけど、最後の5分くらいだけで助かった。ギリセーフってことで。

まとめ

高所トレーニングを兼ねた御嶽山。結果的には、登頂できたし、雷鳥まで見れたし、大満足の山行。ゲンタも自信がついたみたいで、充実感に溢れていた。高山病については、眠気が酷くて辛そうだった。ただし、頭痛と吐き気はない。眠気が次も続くのか、それとも慣れることで緩和されるのか、今の時点では判断できない。高山病になってからの回復具合も、ソウタとゲンタで違いがあって、眠気は出るけど、徐々に標高に慣れて回復していくソウタ。(現時点では)標高を下げないと回復しなかったゲンタ。

それを踏まえての富士山。正直、もっと標高が上がるから、厳しいなぁというのが結論。でも、どうなるかわからない気持ちもあって、一度3000mに慣れることで、変わるのかもしれない。そんな期待を抱きつつ、登れるかわからないけど、せっかくだから、 挑戦はしてみようかなぁという気持ちになっている。

とりあえず、ゲンタの高山病がどんなものか把握できたから、現地で様子を見ながら、3人で登ってみようかな。梅雨明け後、晴れた富士山へレッツゴーだ!