2019.8.3~8.4、子供達と立山を歩いてきました。前編の続き。大汝山~富士ノ折立へ向かいます。
3,000m峰、大汝山へ
雄山でゆっくりランチ休憩の後、北上して、3,000m峰の大汝山、そしてその先の富士ノ折立へと向かう。実は、大汝山が目的だったりする今山行。国内の3,000m峰21座には欠かせませんからね。では行きましょう。
雄山から大汝山までは約20分のコースタイム。岩歩きだけど、横移動だから割とすんなり行けちゃうと思う。子連れで雄山だけの予定でも、時間的・体力的に問題なければ、大汝山まで足を伸ばすのも良いかもしれないね。
大汝山の山頂にも人がいっぱい。雄山の混雑に比べると圧倒的に少ないけど。
3,015mの大汝山(おおなんじやま)に登頂できました~!
ゲンタ、御嶽山に続く3,000m超え、おめでとう!ソウタは、3,000m峰21座、これにて13座目。こちらもおめでとう。これからも地道に積み重ねていこう。
黒部湖が見える。朝あそこにいただなんて、シンジラレナイw
夏の立山を子供達と一緒に歩く。オッサンパパにとって、これ以上ない贅沢なのだ。ほんと、ありがとう。来年はユウタも一緒かな。
僕が使ってる黄色の小さなシルナイロンのサコッシュはasobitogearのMINI-POCKET。最近、子供達の荷物が集まってくることもなくなり、少しサイズダウンできたので、小さくて軽いサコッシュに変えてます。オススメ(笑)←ステマw
富士ノ折立へ
大汝山で目標達成し、一安心。あとはのんびりと。最後の1座、富士ノ折立へ向かう。大汝山から富士ノ折立はコースタイムで15分。目の前に薄っすらと剱岳が見えてきた。
3000mの稜線を歩く子供達。登山道の脇には雪がまだ残っている。前方は、赤沢岳・鳴沢岳あたりだろうか。去年歩けなかった、種池山荘から針ノ木岳も早く歩きたいコース。
ゲンタは、今回が初の北アルプス。7月に歩いた独立峰の御嶽山とはまた違った景色。何を感じただろうか。僕も初立山だけど、純粋に、スゲーなここの景色って思うほど。立山の素晴らしさに納得。
3座目の富士ノ折立(2,999m)にも、無事登頂~!いぇ~い!奥の剱岳と同じ標高なんだね。2,999m。なんか惜しいw
富士ノ折立の山頂は、雄山・大汝山に比べると、急な岩場。下にザックをデポして岩登り。怖さは感じないけど、注意しながら登った。
小学4年生のソウタと2年生のゲンタ。こうして立山を一緒に歩く日が来るなんて…、感慨深い。ソウタほど、山歩きが好きではなかったゲンタだけど、最近は一緒に歩く楽しさ?を感じているのか、もしかすると、山はおまけで、単に一緒に遊びたい、出かけたい。そんな動機かもしれないけど、しっかり歩いてくれる姿に、大きな成長を感じる。3年前の月山で、もう一緒に歩かない。なんて思ってしまった自分を叱りたい(笑)まぁ、人間だもの。
改めて思う。子供と山歩きは良いなぁ
極上稜線歩き
僕的ハイライトはここ。富士ノ折立から真砂岳へと向かう稜線が、たまらなかった。目の前に剱岳、別山、真砂岳。右手には、氷河と認定された内蔵助雪渓。あー、たまらん。
剱岳。早月尾根からの剱岳をソウタとやりたくて、10月タイミング合えば登ろうと思う。去年は甲斐駒ヶ岳を黒戸尾根から日帰りで登ったから、早月も日帰りでやりたいところだけど、のんびりテント泊も捨てがたい。迷うね。
富士ノ折立から、一気に標高を下げていく。慣れてない子供には少し歩きにくいかな。ゲンタが、何度か滑ってた。ソウタは慣れたもので、スイスイって。身体に染みついてるのかね。
スタート地点の室堂や、これから向かう雷鳥沢キャンプ場が、眼下に小さ~く見える。登ってきたねぇ。
真砂岳が目線の高さになってきた。登るつもりでいたけど、時間的なこと、ゲンタのモチベーションを考慮して、手前の分岐から大走りで雷鳥沢キャンプ場へ下山することにした。ザックをデポして、真砂岳ピストンはできたとは思うけど、テント場の事もあるし、少しでも早く着きたかったから、これでOK。百高山的には、2861mの真砂岳は魅力的だけどねw。必然的に、別山もなし。そこまではさすがに厳しい。
走れそうな稜線だけど、今日はのんびり歩く。天気良し、景色良し。最高の時間だ。
振り返って富士ノ折立。立山は、ナイスなお山(雄山)でした~w!
予定通り真砂岳には登らず、トラバースして大走りへ。そういえば、今年のお盆は、山での落雷が多かったみたいね。こんなところで、雷が鳴ったら…ゾッとする。
大走コースは、下りだと滑りやすくて、ゲンタが何度か尻もちをついてた。大人の僕でも歩きにくかったのは間違いなし。ソウタも珍しくコケルw
名残惜しくて何度も振り返ってしまう。天気も良くて言うことなし。コストをかけた分、晴れた立山を歩きたいからね(笑)
大走りはこんな感じで下ってくる。ザレてるし、歩きにくいし、新しい靴が痛いしで、この区間、気が付けば子供達に離されていた父親でした。とほほ。
この辺り、山と高原地図(電子版)に「整備不良」と書かれてる場所だと思う。ただ、僕の持ってる地図が2014年なので、今はそうじゃないのかもしれない。ん?立山に来るまで、5年もかかったんだ…
テントでビッシリの雷鳥沢キャンプ場。張るとこあるかしら(汗)。しかも、今日はカフラシル。案外大きな幕だったりする…。よーく目を凝らし、ソウタにも双眼鏡で確認してもらった。隙間はあった。大丈夫かもしれない。
15時を過ぎ、疲労もあって、子供達は無口にw。テン場が見えるけど、なかなか辿り着かないというのは、精神的にヤラれる。双六小屋が見えてから遠いとか。あれと同じだよねw。
テントのこととビールのことを考えて、少し速足で進む。
もう少しだけ続きます。
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