親子で鳳凰三山テント泊ハイク(前編)

南アルプス

2023.5.4~5.5、去年のGWに鳳凰三山で親子テント泊をした記録。一年以上前の山行レポでごめんなさい!

超久しぶりのテント泊

子供達と一緒のテント泊は、2021年8月に忠太家と登った常念岳(前編後編)以来、約2年振りである。僕とソウタの2人に限れば、2021年9月に大キレットに挑戦(前編後編)するため南岳小屋でのテント泊以来。とにかく2年ほど山に入ってテント泊をしていないなんて自分でもビックリ。2022年も登山はしているけどテント泊はゼロなので、全盛期に比べると、かなり減少傾向。登山を始めた頃の初期衝動ってホントに凄かったんだなって改めて思う。

常念岳でクマさんに出会う~子連れテント泊ハイク(後編)

常念岳でクマさんに出会う~子連れテント泊ハイク(前編)

小学生の大キレット挑戦(後編)~親子テント泊登山

小学生の大キレット挑戦(前編)~親子テント泊登山

ほぼ直前に決めた今回の鳳凰三山ハイク。残雪もそれほど多くないのでチェンスパで問題なし。東京(2023年時点では東京在住)からアクセスも良い。テン場の予約も必要なし(これ大事)。眺望も良し。よし行こう!って感じで決定。

ルートは夜叉神峠からのピストン。南御室小屋でテントを張ったあと、鳳凰三山(時間と体力があれば地蔵岳まで)に登り、テン場に戻って寛ぐ。翌朝は下山するだけのお気軽プラン。南御室小屋までは、そこそこの距離とコースタイムなので、言うほどお気軽ではないけど…。9年振りの鳳凰三山を楽しむぞ~。

鳳凰三山縦走〜子供とテント泊登山(後編)

鳳凰三山縦走〜子供とテント泊登山(前編)

すっかり大きくなった三兄弟(この時、中2.小6.小3)。スタート前の記念撮影。早出早着ガチ勢なので5時スタートで。GWの南アはまだまだ冷えるから、出発時は長袖・長ズボン。着替えの短パンTシャツは持参しているので、暑くなれば涼しいウェアに替えて歩くつもり。

駐車場から夜叉神峠までのアプローチが序盤戦。この区間に雪なし。下調べでは残雪は苺平のある標高2500m付近から。

日の出と雲海。朝早く歩き出せば何度も目にする光景なんだけど、何度見ても圧倒される。今日も明日も勝利の予感がする。晴れは正義だ。

40分ほどで夜叉神峠に到着。目の前には北岳間ノ岳がドーーーン!白根三山には、近々再訪したいと思っている。3000m峰21座の残り4つは全て南アルプスなので、まずは西農鳥岳から攻めたいのだ。

日本第2位の北岳と第3位の間ノ岳へ挑む〜子供とテント泊登山(後編)

日本第2位の北岳と第3位の間ノ岳へ挑む〜子供とテント泊登山(前編)

高山植物からも遠ざかり・・・花の名前はほぼ忘れてしまった。ハクサンイチゲ?

夜叉神峠からの長い樹林帯。この辺りは本当に鹿が多く、突然現れると、熊さんかと思ってちょっとびっくりするよね。

たまに木に可愛いイラストが描かれていて、長い道のりを癒してくれる。

小学生男子はなんでも拾う(笑)。そりゃね、こんなカッコイイ枝を見つけたら男子たるもの欲しくなるわけで。松本に引っ越すまで、1年くらい昭島の自宅に置いてあったほどのお気に入り。

苺平に到着。子供達の脚力が上がっているので、苺平までがあっという間に感じた。前回は、結構苦労した記憶があったから。

苺平から南御室小屋までは下り。苺平の少し手前から残雪があったのでチェンスパを装着。スパイクがあるから下りもスイスイ。チェンスパ携行については「なくても歩けるけど、あった方が安全且つ早い」というのが僕の持論。「荷物を少しでも軽くしたい」「脱着が面倒」等々、持たない選択もあるとは思うけど、あった方が歩くペースも落ちなくて良いんだよね。もちろん、無いと歩けない場所では100%持ち歩く。

9時に南御室小屋へ到着。4時間ほどで着いた。コースタイムは、駐車場から小屋までが4h40minだから、0.9くらいのペースで来れたってことだね。久しぶりのテント泊パッキングなら上々でしょう。

テントを設営してすぐに早めのランチ。薬師岳・観音岳の二座だとしても往復4hかかるので、しっかり栄養補給。地蔵岳は、うーん・・・登らないと思う(笑)

リアル南アルプスの天然水を汲んで山頂に向けて出発!

鳳凰三山(二山)へアタック

小屋の先で早々にチェンスパを装着。付けてない人より、安定感とスピードが格段に違う。子連れなので安全登山を意識して装備面は抜かりなく。

森林限界を超え、北岳がさらに近づいてきた。左は間ノ岳

せっかくのナイスビューなので、ここで小休止。山座同定しながら、あの山は歩いたことがあるとか、あれは〇〇だとか、説明しながら。

広河原
富士山
良い笑顔
ソウタ撮影

薬師岳に向けて白砂の急登を登っていく

The Day。山日和だ。

大きな岩はアトラクション感覚で。全身を使って登り降りするのは楽しいよね。

左下に青い屋根の薬師岳小屋が見えた。

鯉のぼりを見て、明日が子供の日だと気付く。

小屋の先は残雪たっぷりエリア。特に危険な斜面でもないので、ここはチェンスパ無しでもOKだと思う。外すのが面倒なので付けたまま進む…。

暑さとの闘い。頑張る子供達。ちょっと長くなったので前編はここまで。後編に続きます。

親子で鳳凰三山テント泊ハイク(後編)