2022.4.30、はじめての六甲山を家族で歩いてきたGW休暇の話。
本題に入る前に。1つ前の記事。アソビトギアでバックパックを作ったよーという内容。反響(アクセス数)が良く、子供でも背負えるバックパックに対する興味関心が多いのは、とっても嬉しい。有難いことにオーダーもいただいており、早くお届けしたいなぁと思ってます。ありがとうございます。
話を戻して。
遠征して山に登る場合、マイルールがある。それは「旅の初日に登る」こと。理由は簡単で「モチベーション」。山に向かう気持ちが、最も高いのが初日だから。キャンプでまったりすればするほど、モチベーションも下がり、山の気分じゃなくなってくる傾向にある我が家w。だから、できるだけ初日に歩く計画を立てるようにしている。(天気次第なので臨機応変に)
今年のGW、天気はどうでした?なんだかすっきりしない天気で、雨予報のエリアが多かったと思う。この時期に登る山は、去年のGWに登った編笠山レポでも書いている通り、残雪がある山域も多く、家族で安全に楽しめる高山が少ない。(普段から歩いている高尾や近隣の山を除き)
今年のGWはどこへ歩こう。チェンスパ持参で、北八ヶ岳も良いし、鈴鹿や比良山系も一度歩いてみたい。六甲山も気になるなぁ。と、あれこれ妄想を膨らませつつ、天気の良さそうな六甲山に行ってみることにした。僕の中で、六甲山のイメージは高尾。が、そのイメージが、まったく違ていることを現地で思い知るのであった。
旅の計画は、ざっくりこんな感じ。神戸のキャンプ場をベースに、雨予報の初日は観光。初日に六甲山に登れたら良かったんだけど、こればかりはしょうがない。2日目の晴天を狙って六甲山ハイクをし、3日目に帰宅という2泊3日の兵庫キャンプ&ハイク旅。
しあわせの村オートキャンプ場
ベースキャンプは、神戸市北区にある「しあわせの村オートキャンプ場」。予約は取れなかったけど、この雨でキャンセルが出るかもしれないと、朝8時に現地入り。読み通り、1泊は空いていたが連泊は無理。計画では連泊なので、夕方まで粘ってみると、やはりキャンセルが出たみたいで連泊OKに。無事に寝床を確保。毎回肝を冷やすw。(一応、他の空いてるキャンプ場は確認済み)
夕方まで粘っている間にランチ&観光。特に決めてたわけじゃなく行き当たりばったりで、明石の魚の棚商店街で明石焼き(卵焼き)を食べることにした。
現地では卵焼きと言うくらい、卵感が強い。茶碗蒸しに近い。さっぱりしてるから何皿でもいけちゃう。1人1皿をペロリと平らげた。ソースこってりのたこ焼きも好きだけど、さっぱり明石焼きも良い。お店は「かねひで」。同じようなお店が立ち並んでいるので直感で決めた。家族連れで入りやすく大正解。味も良し!
活気溢れる商店街をぶらりと歩き、和菓子屋さんでおやつを買い、子供達が大好きなホビーオフに寄り道(お小遣いでトミカを集めている)。その間に、キャンプ場の空き状況を確認し、本日の寝床を確保したという訳。淡路島や姫路、遠くは養父まで行く覚悟を決めていたほど。しあわせの村を確保できて良かったー(笑)
同じ神戸市内、やっぱり近いのが一番。キャンプ場には夕方チェックイン。雨は上がっていたけど、いくつか空きサイトが見えたので、この天気だし当日キャンセルが多かったのかもしれない。
ここのキャンプ場、区画ごとに炊事場と電源が付いてる、いわゆる高規格キャンプ場。今回は2泊なので、洗い物が楽すぎて最高。
明石市内のコンビニで調達したROKKO BEER。最近は、クラフトビールが買えるコンビニも場所も増えて、とても嬉しい。前日は徹夜ドライブだったから、飲んだら睡魔に襲われ撃沈してしまった。明日は晴れ予報なので、予定通り、六甲山ハイクに行こう。
六甲山へ
2022.4.30
初めての六甲山。どのルートを歩くのが正解なのか、とても悩んだ。調べた限りでは、阪急芦屋川駅スタート~高座の滝~ロックガーデン~雨ヶ峠~七曲り~六甲山山頂というルートが、それなりの人気コースのようだ。下山は、魚屋路で有馬温泉に抜けるか、又は六甲ケーブを使い、六甲駅に降りるか、またはピストンか。それは現地で考えることにした。芦屋川駅近くのパーキングに駐車し、想定より遅い9時出発。
高級住宅街エリアを抜け、高座の滝を目指す。この辺りは、麓の町と山の距離が近くて高尾に似てるなぁって思ってた。
林道をちょっと進んだ先に高座の滝。道中、子連れ親子も多く見かけ、天気も良くて混みそうな雰囲気があったので、休憩せずに先へ進む。
滝から先は登山道。一気に雰囲気も変わり、岩場エリアへ。
ここがロックガーデンという認識でいいのかな。想像してたよりも岩場だった。今日は妻もいるので、注意しながら無理のないペースで。
岩場を登っている途中、ヘリが近くまで飛んできて、後ろからはレスキューが20人くらい登ってきた。登山口に消防車が向かっていたから、何かあったとは思っていたけど、間近で見るのは初めて。何かあったんですかと尋ねると、遭難者を捜索中とのこと。連絡は取れているようなので、無事見つかることを祈る。暑い中、ご苦労様です。
岩場エリアを抜けると、新緑トレイル。5月の六甲山、木陰は暑くもなく涼しくて快適。
風吹岩に到着。
高いところがあると登りたくなるのは万人共有。
まだ序盤だけど、海が見えた。海が近い山と言えば、鳥取県の伯耆大山。
有名?な風吹岩の猫にも会えた。皆の人気者。猪はいなかった。
芦屋カンツリー俱楽部のコースを横切り(敷地内を通るけど、登山道はゴルフ場とは別にある)、雨ヶ峠に向かう。そこから本庄橋跡、七曲りを経て山頂を目指す。
ちょっとびっくりしたのがこの看板。六甲山の天然水があるくらいだから、水の綺麗なイメージがあったけど、こういう場所もあるんだね。意外でした。
本庄橋跡近く。少し蒸し暑くなってきた頃だったので、沢沿いの道が気持ち良い。この後、七曲りの登りも始まるので、丁度良いクールダウンに。
七曲りを登りきると車道に出た。一軒茶屋というお店の脇に出るんだけど、車の人、自転車の人で賑わっていた。ここから山頂までは10分くらい。もう少し。
三百名山の六甲山(931m)に到着!時間を気にせず歩いてたけど、もう13時。隅っこに移動して、遅めのランチにする。
神戸・大阪方面が一望。この景色、高尾に似てるような。
いや、全然違ったわ。ごめん。でも、山頂から見える街並みは、どこか雰囲気が似ているような…
さぁ、下山。下山ルートはいくつかあり、魚屋路を使って有馬温泉に降り、そこからバスで西宮まで戻るパターン①。同じ道をピストンで戻るパターン②。六甲ケーブル駅まで歩き、六甲駅に降りるパターン③。宝殿橋まで歩いて、バスで芦屋川まで戻るパターン④。
当初の計画では、有馬温泉に行ってみたかったので、魚屋路から下山するつもりでいたけれど、子連れでしかも5人でバス移動は、待ち時間や乗車時間を考慮すると、ちと厳しい(ツライ)のでプラン①は却下。同様の理由でプラン④も却下。同じ道を戻るのはモチベーションが持たなさそうなのでプラン②も却下w。消去法により、六甲ケーブルを使って下山するプラン③に決定。
六甲山山頂から六甲ケーブル山上駅までは、距離にして約5km、2時間の道のり。ただ、尾根伝いに歩く為、とにかく眺望が良い。大阪方面や六甲アイランドを見渡しながら、午後のメローなハイクを決める。
昼過ぎの山に流れるゆったりした時間が好き。15時近くになると、ここを歩いている人もいない。すれ違ったのは数組。山頂にいた人達は、魚屋路で有馬温泉に降りて行く人が多かったかな。
日帰りファミリーハイクは、僕とソウタがリュックを背負う。天気が良ければ、もう少し荷物を減らせるのだけど、何かあった時に後悔しない装備は持ち歩きたいので、どうしてもこれくらいになる。水と食料の重い荷物は僕が背負い、脱いだ上着やお菓子・行動食などをソウタが背負う。4月から中学生になった長男ソウタは、もう立派な戦力としてカウント。
先程まで居た六甲山山頂を振り返る。
六甲ケーブル山上駅に着いて知ったんだけど、途中の六甲ガーデンテラスで、山上駅行きのバスが出ていたなんてw。僕らが歩いて到着した数分後、バスが着いて、一気に人が降りてきた。あぁ、あそこからバスが出ていたんだね、と。そのおかげで、今日の歩行距離は約13km。標高差も900mあるし、案外がっつり歩いた六甲山ハイク。
ケーブルカーを降りたらバスに乗り込み、六甲駅へ。
こういう光景って良いよね。六甲いいところー。
17時前に、芦屋川駅に帰還。我が家にしては、のんびりと遅い時間まで歩いたと思う。天気も良かったし、急がなくていい。そんな雰囲気があったからかもね。
六甲山の印象。高尾くらいの距離かなと思っていたら、いやいや。下から歩くと、距離も標高差もあるし、かなり歩きごたえのある懐が深いイメージ。ルートも豊富で、山と高原地図を見ると、混乱するくらい道が多いw。観光要素もあるから、そういう意味では高尾に雰囲気は似てると思うけど、規模的にはまったく違うものだったというのが理解できた。地元にあったら、飽きもせず遊べる山だなぁって思う。
気持ち良い六甲ハイクを楽しんだ後は、キャンプ場でのんびり過ごす。時間があれば、三宮の居留地を散歩するつもりだったけど、思いのほか時間がなくなり断念。ご当地のお菓子を買って、テントの中でリラックス。
しあわせの村の村内に温泉施設があり、キャンプ場からは車で移動するくらい離れてるけど、プールやジムもある、レストランもある充実したところ。割引券をもらえるので、少し安く入れます。
最後も雨。土砂降りになる前に、撤収し、早々にチェックアウト。時間もあるから、少しドライブして帰ることにする。
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢に立ち寄り、美味しい食べ物を調達。
さらに北上して、丹波篠山まで。道の駅で栗ソフトを食べて、帰り道に良さげなカフェがあったので、豆とコーヒーをテイクアウト。マグナムコーヒー、個人的には過去一で美味しかった。
美味しいアイスコーヒーを飲みながら、亀岡経由で京都に入り、そこから高速へ。あとはいつも通りの帰り道。
お土産は、お決まりのクラフトビール。TAMBAJI BREWERYは知らなくて、気になったので買ってみたら、大正解。とても美味しいビールだった。ROKKO BEERは、キャンプでも飲んでいたのでリピ。カールはね、歯の裏にくっついちゃう感じが、久しぶりに味わいたくて(笑)。やっぱり、僕らの青春時代を象徴するお菓子だ、これは。
楽しかった兵庫キャンプ&ハイクTRIPに乾杯!次の連休は、どこへ行こうかのぉ。
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