OMM BIKE 2023に初参戦

ロゲイニング

2023.7.22-23、OMM初参戦の記録。

親子でOMM BIKE

僕、遊び仲間が少ないんです。ナチュブロ時代から付き合いのある忠太家をはじめとした山仲間(コロナ禍や子供達の成長で最近は一緒に歩いてませんが…)くらい。基本は、息子達中心に外遊びをするスタイルなので、大人同士の登山や自転車、キャンプなんか数える程度。いきなり何の話?ってことだけど・・・憧れのOMM BIKEに出るにはソロ参加は無理で、誰かと一緒に参加しなきゃいけない。寂しいもので、そんな時に声を掛けられる遊び仲間が居ないって話(涙)。ここ数年、夏の白馬で楽しそうに自転車を漕いでる写真をインスタで眺めるたびに、溜め息漏らしてました。

OMMの参加条件って知ってます?14歳なんだけど、なんと!今年は長男ソウタが14歳になる年。ついに待望のパートナーを発見(笑)。OMMに息子と2人で参戦するなんて、なんとも我が家らしい。体力面では、既にソウタに凌駕されているので、なんの心配もなし。本人へ事前確認なしで、「7月に白馬で自転車のレースに一緒に出るからよろしくね~」とだけw。3月にドリフターズスタンドのDMMに参戦、5月も富士五湖フォトロゲに参戦しているので、ロゲイニング形式のレースも望むところ。

富士五湖フォトロゲイニングに参戦

「それは中毒です」だったDMM2023、初参戦の記録

子供達が終業式を終えてから白馬へGO。前夜祭の雰囲気を味わってみたくて前日イン。安曇野のマックでドライブスルーをキメて、移動しながらの効率的な夕飯のおかげで20時過ぎに現着。間に合った~。既にテントがいっぱいで、8割くらい埋まってたのでは?土曜の朝にテントを張る場所探しをしながら、レースの準備とか考えると辛そうなので、遅くなったけど前日インして正解だった。

配布された地図を見ながら作戦会議。会議のお供には持参したクラフトビール。スムージーサワーは奥さんの大好物で、久しぶりのドロドロ系に、お互い美味しい!を連呼。特別の1本、持ってきて良かった。場内販売のクラフトビールは、ほぼ売り切れで、本当に最後の1杯で白馬ビールを。(量が少ないから200円マケてくれたよ)

ソウタと作戦会議をしながら、23時過ぎくらいまで夜更かし。心配だった雨は、寝てる間に少し降った程度。

おはよう白馬。我が家のテントサイトはご覧の通り。夏仕様のカフラシル&タープテントRainshadow3に、白いタイベックタープというミニマムスタイル。会場前のメインエリアには張れず、仮設トイレ側のスペースに。

物販コーナーも賑わっていた。いつの日か、アソビトギアとして出店しながらレースにも参加してみたい。

OMM BIKEのパッキング

チームアソビトギアの自転車とパッキングについて。大きなバッグは装着せず、アソビトギアで製作してる小型バッグを3つ使ってパッキング。

  1. 縦型フレームバッグ「90DI(キューマルディー)
  2. サドルバッグ(パイントグラスケースSOSO-Gを代用)
  3. ステムクーラーバッグ「Porteeポルテ」(試作品)

まずは僕のペップサイクルズ。タイヤが太いだけで、後は完成車のまま。気持ち良く漕げてるから、僕にはこれで十分。自転車はあくまで遊びの道具だから。

ペップサイクルズNS-S1グレー

PepCycles ペップサイクルズ NS-S1、自転車始めます

縦型フレームバッグ「90DI(キューマルディー)」は、アソビトギアのオリジナルギミック「仕切り機能」で上下分割が可能なので、縦型でも荷物を綺麗に収納できる。必携装備の中でも重量のある装備をこのバッグへ。自転車の中心下に重い荷物を入れることで揺れないし、ライドも安定する。前方のボトルゲージは活かし、空いたスペースに肩を入れたら担ぐこともできる。OMM BIKEにマッチするフレームバッグだと思う。

サドルバッグは、パイントグラスケースを代用。軽量のレインウェア上下を収納。中身が軽いので走行中の揺れなし。

ステムバッグには、行動食とモバイルバッテリー&スマホ。それとマップを丸めて収納。手の届く範囲で出し入れできるのって、本当に便利。もっと早く使っていれば・・・なステムバッグ。

縦型フレームバッグの中身がこちら。

下段:チューブ1本、パンク修理キット、エマージェンシービビィ。
上段:ヘッドライト、予備電池、エマージェンシーキット

ソウタの自転車はマリン ニカシオ。こちらもタイヤだけ太くしてあとは完成車のまま。装備は僕と同じで、90DI(キューマルディー)とサドルバッグ(グラスケース)、ステムクーラーバッグ「Porteeポルテ」。ソウタだけ、RECマウントを付けてるので、スマホはそこに。

子供にMARIN NICASIO CUSTOM SEを買った理由

Day1

タイヤの空気、装備品を最終確認。スタート前の記念撮影も済ませて、いよいよ僕らのOMMが幕を開ける。

前夜から作戦会議をして、何度も地図を読み込んでルートを決めたけど、時間配分・距離感・スピードとか、初参戦ゆえに分からないことも多い。地図読みに関しては、マップを見る限り大丈夫そうだ。DMM富士五湖フォトロゲイニングに参加しておいて良かった。ナビゲーションに関してはOMMより難しかったし(レースを終えて、そう思う)。

コンパスをぶら下げてるけど、街中メインのルートだったので、ほぼ使うことはなかった(山岳エリアに行かなかったのも関係してる)。

チームアソビトギアのユニフォームっぽいものを用意した。Bringのシャツにアソビトギアの文字をシルクスクリーンしただけ。2日間を終え、来年は派手なアロハシャツを買おうと心に誓った(笑)

では、初OMM BIKE。行ってきま~す!

まずは一番近いCPへ直行し、SIチップを指し、腕慣らし完了。4つ目くらいまでは、曲がる場所、目印、距離などを頭に叩き込んでおいたので、ほぼ地図を見る事なく、スムーズにCPまで到達。限られた時間でいかに多くのCPを回るかなので、ルートロスしない、迷う時間を減らす。そういう積み重ねが大事だと感じた。

気になっていた走行スピードは、のんびりペースの方も多くいて、序盤は遠慮気味にいたけど、上位陣はかなりのスピードで回っていることが分かったので、後半は周りに影響されず、自分達に必要なペースで漕いだ。今回は楽しむ為のファンライドじゃなくて、出来るだけ上を狙うつもりで参戦してる。

初日は、北側の山岳エリアは無視して、街中エリアをくまなく漕いで、取れるCPは全て取る作戦。自分たちの走力と所要時間が分からないもんで手探りな感じ。名付けて「無理せず・無難にまとめる作戦」。(=結果も無難な感じw)

ほとんど僕がナビゲーションして先導。ソウタも地図読みが出来るので、彼のナビゲーションに助けられたCPもあって、2人で協力し合いポイントゲットできたと思う。今回は息子だけど、大人同士でガチ参戦するのも部活の雰囲気があって楽しそうね。

ミラーレスを抱えて漕いでみたものの、写真はこの1枚しか撮ってなくて…。もちろん2日目は、カメラを置いてきましたとさ。こういう時はやっぱりスマホカメラだよねぇ。新しいiPhoneが欲しい。

無駄に渡渉。やってみたかったOMMっぽいやつ(笑)。しかも、みんながやってるポイントのかなり手前というww。

終盤は、猿倉方面のCPまでロングライド。後で気付いたけど、ここのCPって、藪漕ぎしてショートカットできたのではなかろうかと。上位陣はきっと時短してるのでは?地図に従い過ぎたと反省。もっと「山を歩く感覚」でルート取りすれば良かったなぁ。最後に小谷方面に漕いで、登り返して岩岳へ。

暑さと疲労を考慮して、余裕を持ってゴール。ただ、冷静に考えると30分は残しすぎたと思うw。

まぁ、初めて尽くしの初日。気にしない気にしない。何よりもOMM初ゴールを喜ぼう。恒例?の水浴びも気持ち~。

充実の初日が終わった。やり切ったか?と問われれば、まだやれると答える。でも楽しかった。

初日のリザルト。430点で54位/141組。満足のいく結果ではないけど、ほぼ予想通りでもあったので納得。反省点は・・・

  • 時間を30分残したのは勿体ない(追加で2箇所くらい回れた)
  • 自分の走力と所要時間が把握できなかった(2日目には改善)
  • ルート取りに無駄があった。プランニングミス。藪漕ぎでショートカットできたかも等
  • コンビニ休憩が多すぎた(体力の消耗具合が読み切れなかった。2日目は減らした)

一番は、早く戻り過ぎたこと。あと2箇所は回れたはず。ギリギリまでポイントを加算していく貪欲さが足りていない。正直、体力と走力に不安があったので、タイムオーバーにはならないようにと無理せず時間の余裕をもったことは間違いではなかったが、結果どちらも余力があったので、2日目はギリギリまで攻めたいと思う。コンビニ休憩も同じで、シャリバテと足攣りを警戒しすぎた。

最後に重大な失敗が発覚!なんと、ルールをしっかり読んでいなかった僕が悪いんだけど、1か所だけ、ほんの少しの距離、「自転車をデポ」しちゃったの。この行為、失格なの。ていうか、あれだけ担ぐつもりでいたのにねー、何も知らずに悪気なく歩いてた自分が恥ずかしい。ゴールした後、ふと「あれ?自転車って担がないといけないのでは…」と思ってマニュアルを読み返したら、やっぱり書いてあった。子供と一緒に参加してる手前、ルール違反がわかった上で、知らんぷりすることは気持ち悪いので、正々堂々と事務局に自己申告しておいた。(結果、1日目は失格扱い)。で、2日目は、しっかりと担ぎましたよ。

最後にモヤッとしてしまったけど、心はこんな感じで晴れ晴れ。明日も今日以上に頑張るぞ!

夜の部

レース後は温泉へ。一番遠い十郎の湯まで行ったけど、OMMの人達が結構来てた。僕らは貸切状態で入れたけど、すれ違いで一気に混雑してきたので、タイミングって大事。白馬村唯一のファミレス「ガスト」で夕食(笑)。ドッと疲れが押し寄せてきて、ご飯を準備する気力なし。帰りにビッグでクラフトビールと氷袋などを買い出して岩岳へ。

蓋付きクーラーバケツ「ビールノプール」を広げて、自分だけのビールスペースを構築。大好きなコモンウェルスは持参。これに白馬ビールを組み合わせれば十分でしょう。飲み過ぎて明日に影響しないようにね。

ビールノプールで思い出したけど、お隣さんが、去年のパシフィックブルーイングで開催された「茅ヶ崎ハイカーズミーティング」でバケツを購入してくれた方だった!1日目のゴールで、仲間に冷えたビールを提供してて、喜んでもらえたって嬉しい言葉を。使ってもらえてこちらこそ嬉しいです。ありがとうございます。

「CHIGASAKI HIKERS MEETING」、参加のきろく

バンド演奏を聴きながらクラフトビール。この時、ウブさんが近くにいたみたい。会場では挨拶できなかったけど、翌日レース中に軽く挨拶できて良かった。

家族でトランプしたり、翌日の作戦会議をしたり、クワガタ探しに行ったり。23時くらいまで起きてたのかな。キャンプ自体も久しぶりだし、7月のOMMは家族と過ごせてアットホームなのが良い。毎年の恒例イベントかな。

Dya2

今日も快晴、おはよう白馬。レース参加者は朝食弁当付きなんだけど、これがまぁ、なんて美味しいことでしょう。地味な煮物と焼き鮭なんだけど、味付けが優しいというか、スーッと食べられちゃう。いつも、朝は食べずにいるけど、この日の弁当は完食。体調が良い証拠だ。

2日目はユニフォームがないので普通のTシャツでw。水洗いして乾かしておけば良かったのに失念。

2日目が始まるよー。今日のモチベーションの持っていき方に困ってたけど、いざスタートが近づいてくるとレースモードになった。周りの真剣な表情とか見てると、ね。今日も全力を出し切ろう。目標は昨日より高得点。時間は1時間短いけど、高得点狙えば行けるだろうと。タイムマネジメントが重要に。

2日目、行ってきます!

序盤は昨日と同じルート。そこから県道406号で峠越えしながら高得点のCP狙い(30点&50点)。峠を降りても点数の高いCPが続くので。昨日より時間はないけど、朝一の元気な状態なら大丈夫でしょ。って、シャカリキで峠越えしてたらさ、なんとまぁ、最初の30Pを見逃してしまったわけよ。華麗にスルーですよ。僕もソウタも坂に気を取られてて、地図をしっかり見てなかったのが原因。想像以上に良いペースで登っていたようで、なんと次のポイントもスルーしてしまった。気が付いたのは、登り終えて下りのポイントで、アレおかしいぞと。地図を見返すと、想像以上に短時間で進んでいたことに気が付いた。このルートを通って0ポイントはヤバイぞ(笑)ってことで、50Pは引き返して取り直すことに。流石にその下まで戻るとプラン自体が崩壊するので諦めた。あぁ30点…。

必至に登った坂を一気に下り、自転車を担いでCPへ辿り着いた。みんな、足元がドロドロになって、自転車を担いで、あぁこれが見たかった・体験したかったOMMなんだ。って楽しくなっちゃった。-30点、20分くらいの時間ロス。良いことはなかったけどさ、楽しめたから良しとしよう。

その後は最南部エリアのCPを全て取って、岩岳に戻りながら、出来るだけ多くのCPに寄って得点を重ねていく。コンビニ休憩は1回だけ。あとはひたすら漕いだ。時間を気にして、いくつかは諦めたけどね。

最後に、最高得点の70点を目指して激坂登りを決行。僕は早々に手押し(笑)。脚が攣りそうになったんで無理せずに歩いた。ソウタは頑張って漕いでたけど、手押しと半々くらいかな。軽快に登ってくるグラベルバイクの方がいて、思わず凄いですねって言ってしまった。ギア比?よくわからないけど、僕もソウタも、たぶんもう少し軽いギアで挑戦してみたい。無事、70点は確保しました。

降りてきて、近くに10Pがあったのに、まったく意識せずに素通りしてしまった。こういう何気ない単純なミスが点数に影響するってことを痛感。テストと一緒。

2日目は25分残しでゴール。ソウタが意外にもヘトヘトで、最後にもう2つ取りに行くつもりだったけど無理そうだったのでゴールとした。今回は僕の方が体力・走力面で余裕があった。身体を使うか、機材を使うか、その差だと思う。機材を使う遊びなら、まだ負けてないかもしれない(気のせいかw)。

2日目のリザルト。480点で今日も54位。取りこぼした30点・10点があれば、2枚目に載ってたな。さらに言えば、時間ロスがなければ、50分くらい残ってたことになるので近くの10点・20点は確実に取れたはず。タラレバになるけど、70点加算できていたら・・・と思うとね。悔しい!

子供達のOMM

滞在組のゲンタとユウタ、ママの3人は、会場付近を散歩していたら運営の方に声を掛けられて、レース用の地図をもらったみたい。大人のOMMの影で子供達のOMMも密かに行われていたようだ。

ゲンタが地図読みして、無事に2つのCPを発見(因みに、僕らが行かなかったCP)。スマホの地図と現在地に慣れてるとわからないかもだけど、何も使わず地図だけで辿り着くってのは、案外難しいこと。ゲンタに地図読みは教えてないけど、実際に辿り着けてるので、ちゃんと読めるってことだね。夏休みにロゲイニングレースに参加するので、その時はソウタとゲンタに任せてみようかな。

リザルト

1日目が失格なので総合成績には掲載されてないけど、Total910点は、51位と52位の間だった。30位以内を密かな目標にしていたので、それは叶わなかったけど、どうしたら良いのか、何が足りないのかはわかってきた。取りこぼした点数、余った時間、それらをもっとプラスに変えられたら1000点越えはできると思う。それが来年の目標。

初OMMの感想。8回目を迎えた人気のレースだけあり、参加者の人数も熱気も凄い。お祭り感覚で楽しみながら参加するも良し、本気で上を狙うのも良し。楽しみ方は多様で、懐の深いレースイベントだなぁと感じた。僕自身は、もっとできた。って悔しさのが多いかな。家族と一緒にキャンプもできて、イベント出店とは違った家族イベントになったと思う。恒例のイベントとして、これからも家族で楽しんでいきたい。ゲンタが14歳になったら3人で、ユウタが14歳になったら4人で参加するのが目標で、それまで体力を維持しておかないとだね。

4人で参加できる日を楽しみに。一緒に遊んでくれてありがとう!