長男ソウタの自転車選びのお話。サイズや色、予算etc。ほぼ理想の自転車が買えたと思う。
こんな自転車を探している
まずは、譲れない装備をリスト化。僕が初めて本格的な自転車として購入したペップサイクルズNS-S1。この半年、ほぼ毎日乗り込んで、やっぱり良いな~と感じたことと、ソウタがこれから日常生活で使う中で必要だなと思うことを盛り込んだ。これらすべて網羅した自転車が理想ではあるけど、できるだけそれに近い自転車を探したい。
- クロモリフレーム
- ディスクブレーキ
- フラットバーハンドルまたはそれに近い形状
- 変速機付き
- 本人好みの色(ブラック、グレー、タンなど地味め色)
クロモリフレームの良さは、ペップサイクルズに乗って感じたこと。永く乗るなら、クロモリなんだ。そして、ディスクブレーキも必須。雨でもしっかり効くブレーキは、子供や大人に限らず安心感がある。いずれ通学で使うだろうから、これも譲れない。ハンドルのタイプは、ドロップハンドルは慣れてないどころか、掴んだこともないから、今は止めておこう。今乗ってるGIOSジェノアのようなフラットバー、またはそれに近い形状が理想。変速機は、あったほうが良い。生活圏にそれほど坂道はないけど、通学やバイクパッキングを想定しているし、本人も希望している。ただ、9速前後で十分なので、フロントシングルのシンプルなやつ。
永く乗る前提だと、車体の「色」も、案外重要事項だったりするよね。本人が飽きずに乗るなら、好みの色じゃないと。ソウタは、割と地味な色が好きで、ブラック、ブラックに近いグレー、コヨーテブラウン、タン、サンドあたりが好み。渋い。
賢明な読者なら、ペップサイクルズに乗せたいんじゃないの?と思ってるはず。それは間違いない。だって、僕自身が大好きなバイクだし、乗り心地も良いし、asobitogearと比較しちゃ申し訳ないんだけど、似たような日本のガレージメーカーだから、子供達にも乗せたいと思うのは至極当然なこと。親が子供に買ってあげる「最後の自転車」とするなら、値段も決して高くはないと思う。
ただ・・・このタイミング(小5)での購入は、間違いなく「最後の一台」にはならない。高校生になる頃まで乗れたら良いかなって。つまり、このタイミングで自転車を買っても、確実にもう一回、「買い替え」る時期がくる。となると、ペップサイクルズはまだ早い(予算的にもw)。因みに、ペップサイクルズの次期モデルはピンクとグレーの2色なので、本人はどちらもピンとこないらしく、この時点で候補から外れてしまったんだけどw。残念。
サイズが難しい
小学5年生、身長は145cm手前。今乗ってるGIOSが24インチ。となれば、まずは26インチが候補に入ってくる。もちろん、いくつかピックアップして比較検討してみた。
MERIDA MATTS 6.10-MD
最有力は、MERIDAのMATTS 6.10-MD。今乗ってるGIOSのジェノアの雰囲気ままに、26インチになった自転車。色もサンドカラーがある。ディスクブレーキも変速機も付いてる。実車も見た。ただ、フロントサスペンションは使わないので、これは重りになってしまうな。これがなければ…。
MARIN DONKY 700C
MARINのドンキー700C。140cm~160cmくらいとあり、メーカーHPでもキッズバイクに分類されてる。ただ、ディスクブレーキではない。ディスクブレーキは譲れないなぁ。
GT STOMPER ACE 26(ストンパーエース26)
GTのストンパーエース26。ディスクブレーキに変速機。がしかし、ソウタが選ばなそうなカラーリング。メリダと同じくフロントサスペンションは必要ないかな…。乗り降りしやすいフレーム形状だけど、これもイメージしてるものと違う。
26インチはキッズ向けとしてラインナップされてるので、どれかを妥協すれば、この3つから選んでいたかもしれない。結果的には、このいずれでもなかったわけだけど、高学年向けの自転車で26インチを探すと、これらが候補に入ってくる。
では、視点を変えて。大人用自転車のフレームサイズが小さいもの。これもありだなとYsロードさんへ。ふむふむ、FUJIのRAIZは一番小さいサイズなら跨いで足が付く。GIANTの女性向けブランド「LIV(リヴ)」も良いのでは、なんて提案も。ふむふむ。GTのXXSサイズも問題なさそうだ。ふむふむ。譲れない条件と照らし合わせると、残った候補は、FUJI BIKESのRAIZ DISC。これの15インチというサイズで、少し調整して乗るという選択が有力かな。
今回の買い替え、実はソウタの自転車が小さいから買うのではなく、ユウタの18インチが明らかに小さくてかわいそうな状態。あれに乗って遠くまでサイクリングなんて、とてもとても。本人も自転車を漕ぐのは好きだけど、今の自転車は小さくて疲れるから嫌。そりゃそうだ。数日前、一緒に近所のスーパーへ自転車で行った時、もうかわいそうで、早く大きな自転車に乗せてあげたいな…と。今から小さい自転車を買う勇気はなくて(お下がりできないからw)、24をゲンタに、20をユウタにスライドさせることにして、ソウタには新しい自転車を。そんな、下からの突き上げという家庭の事情(笑)
MARIN NICASIO CUSTOM SE/マリン 二カシオ カスタムSE
そして、土曜日。自転車探さないとなー、FUJIのRAIZをもう一度チェック。他にもないかな?と探してたら、目に飛び込んできた自転車が。メーカーHPにも、「推奨サイズ145cm~155cm」と書いてあって、もしかしてこのサイズなら乗れるかも…という期待を胸に、電話で在庫確認。すると、1台だけ残ってる店舗がありますと。色もマットブラック。これは引き合っているなと。感じる~!ということで、小学校の運動会が終わったあと、目黒区の「ル・サイク都立大学店」へ。
で、買ったのw。MARIN BIKES(マリンバイクス)のNICASIO(二カシオ) CUSTOM SE。MARINは、アメリカ カリフォルニアのメーカー。熊のロゴが良いね。ドンキー700Cというキッズバイクが候補に挙がったけど、あれと同じメーカー。色はマットブラックで、ソウタの好きな色候補なので◎。
ただ、葛藤ありまして、実はサイズが合ってないの。今のソウタでは、足は届くけど、自転車屋さんの視点では「大きい」とのこと。僕もそれは同感で、もう少し余白が欲しい感じ。本人も、乗れるけど漕ぐのがちょっと…。みたいな。じゃ、なんで買ったんだよ!って話なんだけど、それをこれから説明する。その前に、譲れない条件がどこまで網羅できているのか。
まず、フレームはクロモリで◎。素材はクロモリ4130。いわゆる一般的なクロモリの素材ってことなのかな。因みに、日本の国旗が付いてるのは、NICASIO(二カシオ)カスタムSEが、日本限定版だから。
ディスクブレーキも◎。油圧式ではなく機械式。2021年モデルから、油圧式に変更されるんだって。
変速機も付いて◎。シマノの8速。フロントは1枚だけで、これもポイント高い。Ysロードで見た自転車は、ほとんどが2枚だったから、シンプルなやつで良かった。
あと、純正のスタンドも付いてる。子供が乗るので、何気に有難い。
タイヤが最初からWTBのホライゾン。まじか。僕のペップサイクルズは6月にWTBのBywayに履き替えてる。MARIN NICASIOは、これが標準とか、どんだけー。これは譲れない条件にはなかったけど、いずれ履き替えたいと思ってたから嬉しい誤算。ソウタも太めのタイヤが良いということで。
さらに、フロントキャリアまで。すごい盛りだくさん。ソウタは、籠付きが気に入ったみたいで、これがあった方が良いと。ふむふむ。これも最初から付いてるんだから、子供視点でも有難いなぁ。オシャレだし。
さらには、リアキャリアまで。フロントと共に純正キャリアだそうです。まぁ、その分2kgくらい重くなってるだろうけど、必要なければ外せば良い。パニアバッグが付けやすくなってるとか。
ハンドルは、フラットバーではないけど、それに近い形状なので◎。カタログにはSwept Backと書いてある。ペップサイクルズのスワローバーに近い。ソウタも、こういうのが良いみたい。ベルと反射板まで付いてる。
ということで、譲れない条件5つ、すべてを網羅。素晴らしい!。たまたま見つけたのに、求めていた自転車がそこにあった。気付いて良かった。それだけで十分なのに、フロント&リアキャリアも付いて、今すぐバイクパッキングに繰り出せる。あぁ、素晴らしい。
問題のサイズなんだけど、購入したのは50cmというサイズ。これ、シートチューブの長さが50cmかと思いきや、シートチューブは47cm。メーカーHPでは、適正身長145cm~155cmという記載。145cmに足りてないけど、股下が長いのか、少し傾けて足は着く。でも、ペダルの位置がギリギリで、漕げるには漕げるけど・・・な感じ。クランクが170なので、150に変えたら少しゆとりが出るかも。このあたりは、自転車屋のどかに相談。
50の下に47というサイズがあって、2021年モデルのNICASIO SEなら47は予約可能で、そのサイズなら大丈夫ではないかと店員さん。メーカーHPにも、47の適正サイズに135cm~145cmと記載があるので、間違いなく乗れる。今すぐに。ただ、NICASIO SEの入荷は12月頃になるみたい。丁度良いサイズを2か月後まで待つか、それとも、2か月後に乗れる保証なんてないけど、一つ大きめの50でも良いのではないか・・・という葛藤。
気になるお値段だけど、75000円(税抜)って、安くないですか?僕が麻痺しちゃってるのか、とてもお得に感じる。実際は、もう少し安くなってて、67800円(税抜)。この装備でこの価格という事が、サイズが合わないのに迷っている理由に少なからず影響してる。いや、結構影響しているw。前後キャリアが完成車に付いたカスタムSEが、2021年にはディスコンということもあって。NICASIO SEにキャリアを付ければ同じ仕様なんだけど、2021年モデルの値段と、このカスタムSEの値段に3000円の差しかなかったので、今すぐ乗れない前提でも購入するのはアリだなと思って。
サイズ47のNICASIO SEを購入すれば、ジャストサイズ。すぐに乗れる。ただし2か月後。前後のキャリアは付かないから、別途購入すると、トータルの値段は高くなる。一方で、目の前にあるサイズ50は少し大きいけど、前後キャリアが付いて、少しお値引きもされててお得。さてどうする。
僕の決断は、「買い」。もちろん、ソウタが乗るので、彼に確認したところ、「欲しい」と。よしわかった。買うぞ。好みの色で、籠も付いてて、ハンドルの形とか、そういうのをひっくるめて気に入ったみたいだから。
いきなり乗せるつもりはなくて、年内は無理かな?年明けくらいかな。いや、背(足)が伸びて余裕が出たらいけるか。そんな期待を込めての先買いということで。ソウタもそれは理解してて、それまでは家の前とか近所で、車体の大きさに慣れるように練習するって言ってた。ゆっくりと、その時期が来たら、一緒に漕ぎたいなって思う。ん?あれ?ユウタの自転車どうするよ…w。
ソウタは、自転車でキャンプや山旅に行きたいみたいだし、そういう目的の自転車が買えて嬉しかったのかな、写真を撮ったりして、とても喜んでた。サイズの問題はあれど、本人が喜ぶ自転車に出会えたなら、それでよかったなって思う。
兄弟みんなでキャンプツーリング。そんな日が訪れるのを楽しみに待ちたいと思う。
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