今年も行ってきた!入笠山でスノーハイク&雪遊び

入笠山

2018.2.3、毎年恒例になっている入笠山で雪遊び。今年も行ってきました。

冬の入笠山

冬の入笠山には、2年前から遊びに行くようになった我が家。ここはスノーハイクもソリ遊びもどっちも楽しめるナイスなフィールド。ただ、あまり相性は良くなくて(天気の相性ではないw)、トラブルというかトホホというか、過去2回とも気疲れした印象しかないんだよねw。雪遊びだけを目的に行けば、なんの問題もない場所だけど、色気を出して山頂も狙ってしまうとダメになるパターン。でもね、今年は違うぞと。ゲンタは春から小学生だし、ユウタは年末の金時山で歩けることが確認できたし、3人連れのスノーハイクも問題ないはず!と軽い気持ちで山頂狙いで行ったところ、そう簡単にいかないのがちびっ子連れの難しさ(涙)手軽にスノーハイクが楽しめる入笠山なのに、今回もプチ修行山行となったのでした。

2年前は3人で。ゲンタが愚図って途中、抱っこしたのも良い思い出。頑張って山頂まで歩いたね。

入笠山スノーハイク&ソリ遊び

去年は家族5人で。山頂に行く気力もなく、小屋で食事してソリ滑り。この時は寒がるユウタが愚図って大変だった。背負子持たなかったのも敗因か。そもそもユウタのスノーブーツを忘れたのが痛恨(スキー場のショップで購入)

雪の入笠山で子供とソリ遊び!

過去にも同じような事を書いてますが、僕が感じる入笠山の良さについて。

  • ゴンドラが使えるので楽ちん
  • 営業小屋のマナスル山荘の存在は絶大。休憩可・食事可・トイレ有
  • スノーハイクができる(小屋まで30分程。小屋から山頂も30分~1時間くらい
  • 天然のゲレンデ(という名の斜面)でソリ滑りができる

未就学児(3~6歳くらい)の子供と一緒に、気軽に雪遊びやソリ滑り、スノーシューハイクなどを楽しめるフィールドって、そこまで多くないと思うんです。単にソリだけならゲレンデのキッズパークで十分だけど、入笠山の場合は、ソリ滑りもできるし、気が向けば山頂までスノーハイクもできる。小屋でのんびり食事もできる。選択肢がいくつもあるから、子供と一緒に雪遊びを存分に楽しめるフィールドだと思う。小学生になると、ちょっと物足りないかもしれない。

前日の降雪もあって、今日はスノーシューが活躍しそう。子供達は大丈夫かな。雪の状況によっては、歩きにくく、それが負担になって、結果的に愚図る原因になるんだよね…。ちなみに、背負子は置いてきた。これが大誤算になるんだなぁ。

ゴンドラに乗って一気に標高を稼ぎます。大人往復1650円(割引後1450円)、子供800円(割引後700円)。未就学児は無料なので、ちびっ子連れは本当にお得だと思う。

晴れ!ソリとエアボードを持参したので、入笠湿原までの林道でさっそく滑っちゃう。ソリ持参がおすすめです。

それにしても、まさかエアボードに穴が開いているとは思わなった(笑)谷川岳でパンクしたので、修理して大山の雪遊びでは問題なかったのに、別の個所に穴を発見。しかもアイゼンによる穴っぽいから、うーんいつ開けたんだろ。いきなり凹んだw

ユウタは自分から歩きたがらず、ソリに乗せて移動。ゲンタは、「疲れた~、お腹すいた~」とまさかの愚図りw。まさか歩いて20分くらいでこうなるとは思わなかった。冬季トイレ前でお菓子休憩をして、なんとか気分を戻してマナスル山荘へ。

入笠湿原の天然ゲレンデ(という名の斜面)。ピークハントしてからソリで遊ぶ予定。前日の降雪で踏み固められてないから、ちょっと滑りにくそう…

山頂アタック

小屋の前にソリとエアボードをデポして、子供達にバラクラバを被せて各自足元にスパイクを付けて出発。ソウタと僕はトレーニングも兼ねてツボ足。嫁さんはスノーシュー、ゲンタはチェンスパ、ユウタには4本爪。今日のコンディションだと、シューやワカンのほうが良かったはず。ツボ足は歩きにくかったけど、ソウタはさすがでツボ足で最後まで。ある意味すごい。そして本日最大の忘れ物となったストック。正直、この雪だとストック欲しい…。嫁さんは苦戦してた。

山荘前の斜面。2年前はここでゲンタが立ち往生。泣きながら進んだっけ。さぁ今年は…って、まさかのゲンタ大泣きw。足が痛い、歩けないと座り込んでしまった。言葉もない…

2年前と違うのは、僕の対応。ある意味慣れっこなので、今回は優しく対応。目印のポール毎に休憩することを提案して、ゆっくり進むことに。ゲンタだけでも大変なのに、ユウタも歩きたがらず(たぶん歩きにくかったんだと思う)、僕が肩車してます(笑)背負子あったら楽だったろうに。さすがにツボ足だと踏ん張り効かず、早々にスノーシューと交換。スノーシューを履いたら踏ん張りも効くし、肩車でも問題なく歩けるという事がわかったw

どれくらい時間かけたかわからないけど、とりあえず、山頂手前までなんとか辿り着く。2年前より遅いのは気のせいだろうかw。いや、ゲンタだって頑張ってるんだ。褒めて褒めまくって、進んでもらう。

スノーシューハイカーの方々がぐいぐい直登してたので、迷うことなく付いていったけど、これも失敗。踏み固められてなくて、ずるずる滑る。ストックもアイゼンもないソウタが、普通に登っていたのは改めてすごいと思った。大人の足跡をうまく使ったみたいね。初スノーハイクの嫁さんも戸惑いながらなんとか山頂まで。肩車&スノーシューの僕もなんとか。ただ、3度ほどズルっと滑り落ちそうになったけどw。ユウタが肩車で寝てしまったので、もうどうしようもなかった(涙)急斜面を子供を肩車して登ってくるおっさん。なんだあの人、みたいな視線は感じましたw

ゲンタも頑張った。お互いの健闘を称えたいw。先行者に釣られてこっちから登ってしまったけど、普通のルートだったら、ここまで苦労しなかった。ルート確認する余裕もなかったな。

時間はかかったけど、なんとか5人で山頂に立てた。いきなり起こされたユウタは機嫌が悪く、ママの抱っこを嫌がって棒立ちw。みんなで写真撮るのも一苦労。シャッター押していただいた方、ありがとうございました。

やっぱり雪山は普段の山と違って足への負担は大きい。降雪直後で歩きにくかっただろうし、太腿が痛いと言ってたから、頑張って進もうとして負担がかかったのかもね。ユウタも同じで、1回だけ無雪期の山を自力で歩いたからといって同じように雪山も歩けるわけじゃない。ましては厳冬期。2人の体力や走力を読み切れず、反省。

山頂の景色を楽しむ余裕もなく。風が強いので、早々に下山開始。富士山が見えたようだけど、気が付かず。

下山はみんな絶好調。ゲンタはケロッとして、ソウタについてスイスイ行ってしまった。「僕、登りは遅いけど、下りは早いんだ」それで良いの。得意不得意あるし、下りが早いならそれは立派なこと。そういう小さな自信の積み重ねが大事なんだよね。

ユウタも目が覚めたようで、ご機嫌な下山。滑ったり転んだり、なかなか進まないw。

こんな感じでなんとか乗り越えて無事、マナスル山荘に下山。気疲れしたけど、結果的にはみんなで登れて良かった。今回の教訓を次に繋げていきたい。

装備メモ
・スノーシューが欲しい(嫁さん&ソウタ用)
・軽アイゼンかチェンスパを人数分
・ストックも1組しかないから、もう1組欲しい

ビーフシチュー敗退

まぁ、この展開だとビーフシチューは望めないよね。登る前から諦めてたので、良いんですよ。3年連続敗退。そういえば、そんな人がいたような…。12時過ぎだったので、小屋は大混雑。20分くらい待って、なんとか炬燵スペースに空きを確保。この日はすごく混んでいたけど、皆さん、良い方ばかりで、快く相席させてもらって、ゆっくりできました。

三元豚のカツカレー(フル)とから揚げ定食、それとパンを頼んでランチ。量が半端ないw

ソリ遊び

最後はソリ遊び。降雪直後で、滑るには適していなかったけど、それでもこの斜面なら十分滑れる。

エアボードがしぼんでるw。そうそう、エアボーダーがもう1人いてびっくり。徐々に見かけるようになってきたから、徐々に流行ってきたのかな。うちのエアボードは空気も抜けて全然滑らないけど、その人はかっ飛ばしてて、楽しそうだったw

ゲンタw。疲れることが嫌いなので、滑るために登らなきゃいけないけど、それもめんどくさい様子。夢中になると、そんなの忘れちゃうのに、この日は気分が乗らなかったみたいね。楽しめた?ということは聞かないでおこう。

なんて日だ!

重なるときは重なるもので、最後まですんなり終わらせてくれない。帰り際に事件勃発。ソウタがユウタの顔にソリごと突っ込んで鼻血ブー。しかもウェアや雪が赤く染まるくらい大量に(汗)10分くらいでなんとか止まったので良かったけど、結構焦った。これ、ソウタがわざと(故意というか不注意で)やったので、他の登山者に聞こえるくらい大きな声で怒鳴ってしまったw。嫁さんは先にゴンドラ駅まで戻っていて、この状況で1対3は正直きつかったな。

トリは、ゲンタ。ソリで寝てしまったユウタを必死に引っ張って歩いてたら、後方でゲンタの鳴き声が(笑)足が痛いと大泣きしてたw。なんて日だ!とさすがに感情的になりそうだったけど、ここは丁寧に対応して、事なきを得る。そういう意味では2年前に比べて、僕の子供に対する対応の仕方は、この2年で格段にアップしたのかもw。そんなことに気付かせてくれた子供達に感謝。って、それくらいポジティブにならないと、やりきれないこともあるのだ。だって、人間だものw

いや~疲れた。

日曜の雪山ハイクは中止

なんだか疲れてしまって、翌日に予定していた武尊山は中止。一応出撃するつもりで準備をして4時半に起きたけど、ソウタを起こしたところ、いつもより反応が悪くて、明らかに疲れと眠気がすごいので、どうする?って聞いたら、行かないって。無理しても楽しくないから、中止にして翌週にスライド。武尊山も実は相性良くなくて、2年前は撤退、年末は寝坊、今回は疲労で中止w。日曜の天気が良かっただけに悔やまれるけど、こればかりはしょうがない。たぶんだけど、リスケした時ってその日も天気が悪いことが多い(笑)そんなもんだよねw。予報見たら日曜から大荒れ予報も出てて、やっぱりかと。もう歩けるならどこでもいいやw

2018年、家族で歩き初め。泣いたり、怪我したり、肩車したり、色々と大変だったけど、記憶に残る山行だったと思えば良いか。この笑顔だもんね。終わりよければすべてよし!ってことで。

おしまい