2017.1.28、浅間山の第一外輪山である黒斑山をソウタと歩いてきました。
厳冬期登山
年始の丹沢山は割とゆる〜いハイクだったので、しびれるほどの寒さと白銀の世界を求めて、今シーズン狙っていた黒斑山&四阿山をセットで歩くことにした。まずは土曜の黒斑山から。
黒斑山(くろふやま)は、群馬県嬬恋村と長野県小諸市にある浅間山の第一外輪山の最高峰である標高2,404 mの山。
浅間山を眺めるために黒斑山を登る登山者が多く、登山道もよく整備がされていて歩きやすい。浅間山は、時折火山ガスを噴出しているため、登山が禁止されていることがあり、そういった場合に黒斑山を浅間山の代わりとして登る者が多い。花の百名山に選定されていて、田中澄江はその著書でヒメシャジンなどの高山植物を紹介した。浅間山との間には、高山植物が豊富な湯ノ平がある。(wikipediaより引用)
※浅間山:火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続(気象庁HP)
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一緒に歩いてくれるのはmokaさん。3人で歩くのは去年の至仏山以来。よろしくお願いしま〜す。mokaさんを途中でピックアップして、お財布に優しい相乗りスタイルで現地に向かいます。チェリーパークラインを駆け上がると、そこには雲ひとつない青空が広がっていた。それだけで、もう高まってくる感じ。しかも、そんなに寒くない。この時期にこんなに良いコンディションで歩けるとは思いも寄らず。大当たりの予感!?
9時過ぎ、高峰高原ビジターセンターに到着。路面状況も良くて、二駆のスタッドレスでも問題なく上がって来れた。一安心。ここはタツさんのホームマウンテン。ご一緒できませんでしたが、お邪魔させていただきます。
暖かいとはいえ厳冬期なので、装備はしっかりと。雪山用のアウターも実践デビュー。全身黒尽くめで、ちょっと大人なコーディネート。決まってるなぁ。僕もこんな格好がしたいw。雪たっぷりなので、歩き始めから、アイゼン装着でスタート。
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晴れは正義。歩き出して10分も経ってないけど、勝利の予感。いや、確信。
すぐに暑くなって、僕はメリノウールシャツ+フリースの2枚。ソウタもミドルに着ていたフリースを脱いで、キャプリーン+アウターのみ。拍子抜けする暖かさ。
行きは表尾根コースで。緩やかに登った後、一旦下ります。
人気のお山だけに、この日もたくさんの登山者。スノーシューの人が多かった印象。
黒斑山。暖かい日が続いていたこともあり、とても厳冬期の浅間山エリアとは思えない光景。樹氷も期待したけど、今日の気温じゃ無理か。満足度と快適度は高いけど、その分刺激が・・・物足りないわけではないよw
地味な登り。トレースは、そこそこ踏み固められてるのでスノーシューの出番はなく、ザックに重荷として鎮座w。トレーニングだと割り切って…
振り返れば北アルプスの山々。端から端まで真っ白な山々。圧巻
雪を纏った北アルプスは圧倒的存在感。正面左に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えるから、その右隣は五竜岳か。夏にチャレンジしたい山。待ってろよ〜
装備面でいくつか改善点を発見。
ノースフェイスのキッズゲイターが小さすぎて、まいっちんぐw。来月まで買ってあげないと。
それと、グローブ。出発前の写真とグローブの色が違うんだけど、厳冬期を想定して、かなり暖かいグローブを買ってあげたところ、「あつい!」と言われ、いつも使ってるモンベルのサーマルグローブに変えた写真。もっと気温が下がり、風が強い場合には有効的なはず。逆に良い買い物だったとわかったからOK。グローブは別途レポします。多分w
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スタートして1時間ほど。浅間山がドーーーーン!
槍ヶ鞘に到着すると、この景色が飛び込んできて、思わず唸った。
雲ひとつない青空。はっきりと見える浅間山。パーフェクト・・・今日はパーフェクトな日だ。
ブログなどでお馴染みの写真。
槍ヶ鞘から見るトーミの頭直下の斜面。写真だと、すごいところを歩くなぁって思うけど、実際に歩いてみるとそれほど怖い場所ではなかった。
もちろんそれなりの斜面ではあるけど、慎重に歩けば問題はない。滑らないように。
雪の状態によるけど、ガリガリのアイスバーンだったら怖いかも。アイゼンの安定感ってすごいね。
可愛らしい自然のオブジェ。あぁ、なんて穏やかな山歩きなんだろう。(刺激が…w)
トーミの頭にて。ここまでしっかり上がってきたソウタ。風格でてきたな。
トーミの頭から20分ほど登って、第一外輪山である黒斑山(2404m)ゲット!
コンディションに恵まれたとはいえ、立派です。おめでとう^^
眼下には湯ノ平高原。
規制が緩和されたら、歩いてみたい。もふもふスノーシューが楽しめるだろうね
山頂ランチ。浅間山とカップヌードルのコラボ。うみゃいのだ。
写真を撮ろうとして、アイゼン引っかけて落ちそうになったのは内緒(笑)こんなことで死ねないw
蛇骨の途中まで
ランチの後は、蛇骨岳方面へ軽いお散歩。ちょっといやらしいトラバースの道と聞いたので、無理せずいけるところまで。
右側は切れ落ちた崖。転んだらえらいことになるので、慎重に。
こんな感じの細いトレースが続き、踏み抜いた跡もちらほら。もちろん行けなくはないけど(ソウタ基準)、神経を使いながら歩くのも嫌なので、三分の一くらい歩いたところで退散。我が家は黒斑山で大満足なので無理はしない。
mokaさんはソロで蛇骨岳まで。うん、良かった。こんな最高の日は、思わず歩きたくなっちゃいますよね。
黒斑山まで戻りましょう。
トーミの頭〜槍ヶ鞘。気を抜いた時に事故は起こりやすいもの。アイゼンとピッケルを使って歩く。
この日は、ピッケルじゃなくてストックでも十分、アイゼンじゃなくスノーシューやチェーンスパイクでもOKなくらい。そんなコンディションでした。
帰りも表尾根コースから。ヒップソリのできそうな場所でソリ滑りを堪能しながら、無事下山。
距離がそんなにないから、あっという間だった。
黒斑山は期待通りの素晴らしいお山でした。特に浅間山の眺めは圧巻というか、ここから見る浅間山が本物!とさえ思えるくらい綺麗に見えた。人気なのも頷けます。コンディションが良かったのもあるけど、期待以上の満足度。いや〜、大当たり。
山域も天候も違うので単純比較はできないけど、去年は武尊山の途中までだったのが、今年はしっかりとピークハントできたってのも自信に繋がると思う。どの世界でも結果(登頂)は大事だから(笑)ソウタは翌日も根性を出して、頑張ってくれるのです^^
あさまの森オートキャンプ場
下山後、小諸のツルヤで買い出しをして、あさまの森オートキャンプ場へ移動。
壁と屋根のあるログキャビンを借ります。ホットカーペットを持参して、ぬくぬくコテキャン。
※夕方合流予定だった9botaさんが某トラブルで合流できず。むねん。次回!
あさまの森までのアプローチ。ヴァナゴンでは辿り着けずw、管理人さんの四駆に乗り換えて送迎していただきました。想像以上に気温が上がって、雪がグズグズしてたので、途中のぬかるみでスタック。四駆購入熱がさらに上がってしまうという….
1泊:8000円
施設使用料 : 大人(中学生以上) 600円/子供(3才以上) 300円
※ゴミは分別して捨てられます
かんぱ〜い!お疲れ様でした〜
ツルヤで買ったお弁当やらお惣菜やらを適当につまみながら、ビールを飲みつつ、19時に撃沈。
明日は6時出発なので、たっぷり寝ることにします。明日も頑張りましょう!
四阿山(あずまやさん)編に続く
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