大分県の名峰 九重山、牧ノ戸峠から久住山へ(後編)~親子登山

九重山

2019.4.27~5.4、大型連休を利用して九州遠征へ。前編の続き、久住山へ登頂。

大分県の名峰 九重山、牧ノ戸峠から久住山へ(前編)~親子登山

久住山へ

久住分れから、北千里ヶ浜と三俣山

久住山避難小屋で軽めの休憩を終え、山頂に向けて再出発。小屋のすぐ上に、久住分れ。ここから、目の前に広がる砂漠のような北千里ヶ浜を通って法華院温泉山荘や坊ガツル方面に行くことができる。どーんと聳える三俣山の存在感も圧巻。帰りは、北千里ヶ浜を通って諏蛾守越から大曲へ下山。

山頂までの最後の登りも、こんな感じで緩やか。牧ノ戸峠から久住山は、距離で4.6km、コースタイムで2時間半くらいなので、子連れ登山に向いてる。適度な距離、緩やかなコース、雰囲気・景色良し。好印象しかない。

うまい棒うめぇ

山頂手前で、うまい棒休憩中のユウタ。ソウタとゲンタは、スイスイっと山頂まで登って行ってしまった。小学生と幼稚園児の圧倒的な差よw。でも、焦らずマイペースなのは良いこと。うまい棒食べて、元気が出ますように。

山頂が近づくにつれ、岩が大きくなってきて歩きにくいけど、頑張れ頑張れ。もう少しで山頂だ。

日本百名山、九重連山の久住山(1,786.5m)に登頂~!三人共、おめでとう!久しぶりの百名山。時間は9時50分。ユウタのペースだと、休憩含めて約3時間弱。

久住山山頂にて

今年のGWも、家族で山頂に立てた~!去年は、お隣?の愛媛県にある石鎚山を登ったんだよね。去年の山頂写真を見ると、ソウタもゲンタも大きくなったなぁ。

西日本最高峰の石鎚山(愛媛県)へ~家族登山

麓に広がる久住高原と、その奥には噴煙を上げる阿蘇山。写真は綺麗に撮れてないけど、ものすごい開放的な眺めで、とても1,700mほどの山とは思えない景色。これが九州の山、眺めなんだと感慨深い。子供達はこの景色を見て、何を感じただろうか。

パノラマ写真(クリックで拡大)

綺麗に撮れてないけど、パノラマ写真w。登頂直後は、阿蘇側がガスってて、何も見えなかったんだけど、しばらく待ったらガスも取れてくっきりと。待った甲斐があった。山の晴れは正義なり。

初めて歩く九州の山は、どうだったかな?いつかまた、家族で再訪したいね。百名山は、祖母山(大分・宮崎)、開聞岳(鹿児島)はじめ、まだまだあるからね~。

ヴァナゴン不調で、この半年間は外遊び活動が停滞気味だったけど、機動力が復活した今、こうして家族みんなで山歩きやキャンプに出掛けるのは楽しいな~って改めて思う。出かけるのが億劫になってた時期もあったけど、やはり外遊びは、精神的にもリラックスできる。

30分くらい山頂で景色を楽しんで、下山開始。天気も良くて、気分も上がる。子供達も笑顔。

ミヤマキリシマ?

ミヤマキリシマかな?まだ時期じゃないので残念だけど、新緑に映えるピンク。見てみたかったなぁ。

続々と登ってくる登山者。大賑わいの九重山
振り返っても大行列

分岐で奥さんが休憩中に、子供達と一緒に空身で御池まで視察。

御池

特に何があるわけでもないんだけど、なんとなく見てみたくてw。風が弱くて、ランチするには最適。

走って戻る子供達。左側の丘で妻が休憩中。

11時過ぎ、分岐まで戻りロックテーブルでランチタイム。この頃から風が強くなってきて、空模様も怪しくなってきた…。予報では夕方から雨。下山まで降らなきゃ良いけど。

久住分れから、北千里ヶ浜へ。ここのくだりが今日一番つらそうだった奥さん。岩も大きくて、徐々にペースが落ちてきたので、少し心配。ユウタは、下りが得意なのか、良いペースで上の二人に食らいついていく。

子供達が先行し、僕は最後尾の奥さんを確認しながら。天気は一気に曇天。早めに登頂してよかった。常々思うけど、山歩きは朝早いのが良い。今までもそうだけど、これからも早朝出発を心掛けようと思う。

空が暗くなると、時間も遅く感じて、まだ12時過ぎなのに、早く帰らなきゃ日が暮れる!という錯覚に陥ったり。こまめに時計を見て、安心感を得るw

九重山、北千里ヶ浜にて三兄弟

北千里ヶ浜。目の前にドーンと三俣山。そこへ続くフラットなトレイル。他のどの山にもない雰囲気がある。坊ガツルには行けなくても、ここはどうしても歩きたかった。

今回は残念ながらテント泊ではないので、ここからすがもり越・長者原方面へ。次に来るときは、坊ガツルでテントを張って、法華院で温泉に浸かり、大船山や三俣山なんかを歩いてみたい。

法華院温泉山荘・坊ガツルへと続く。奥は大船山

等高線を見ると、諏蛾守越までが、今回の下山ルートの中で唯一の登り区間。距離も短いし、時間にて5~10分程度なんだけど、帰りに登りがあると、ユウタのモチベーションがダダ下がりでw、かなりペースダウン。時間の余裕はあるので、急ぐこともないし、マイペースを崩さず。ただ、空模様からして、遅かれ早かれ雨が降りそうな気配ムンムンなので、リーダーとしては、早めに下山したいところw。

すがもり越避難小屋で、鐘を鳴らして帰りましょう。

三俣山。見えるのは西峰かな。今回は時間もないので見るだけ。

ここからはくだるだけー。岩が大きくて、奥さんとユウタが悪戦苦闘してる中、慣れてるソウタとゲンタは、あっという間に先行していく。ゲンタも成長したなぁと感慨深い。

長者原が見える。長者原からコミュニティバスで牧ノ戸峠まで戻れるから、長者原へ下山も考えたけど、さらに距離が伸びるし、ユウタには厳しそうだから、手前の大曲までとした。ただ、バスが停車しない場所なので、駐車場まで歩いて戻らなきゃいけない。ざっと30分以上かかるから、さてどうしたものか。交通量も多いし、距離もあるし、子供達を歩かせるのは現実的じゃないから、僕だけ走って、車を取りに行き、大曲の駐車場に戻るのが良さそうかな。うん、そうしよう。

一部の区間だけど、林道歩き。疲れた足には有難い。奥さんもなんとか大丈夫そうだ。先行者がいたけど、みな長者原へ降りたみたいで、この時間に大曲に降りたのは、我が家だけっぽい。

最後になぜか梯子(笑)ここを過ぎれば、目の前がやまなみハイウェイ。

ゴーーール!無事、大曲の駐車場に下山。

ここから、僕は20分くらいかけて、牧ノ戸峠まで戻り、デリカを回収して大曲の駐車場で家族をピックアップしてミッション完了。また、牧ノ戸峠に戻って、ご褒美のソフトクリームを食べて、山バッチを購入して九重山親子登山が終了。それにしても、ブルーベリーソフトクリームのうまさたるや。値段もお手頃で、九重最高!なのでした。

雨は、このタイミングで降り始め、早めの行動で良かったなぁと安堵。良かった良かった。

九重山親子登山まとめ

初めての九州。初めての九州登山。久住山山頂から見えた阿蘇方面の解放感ある眺め。とても印象的だった。牧ノ戸峠から登るコースは全体的に優しい感じで、コースタイムや距離含め、子連れ登山目線でもオススメ(岩ゴロゴロな場所もあるので、小さな子供連れは時間に余裕を持ってが◎)。時期を変えてまた歩きたいと思うほどに、僕は気に入ってしまった。次は、坊ガツルでテント張って、法華院で温泉。これはリベンジせねば。

子供達は、前日に丸一日の車移動にもかかわらず、しっかり睡眠はとれたようで、体調面の問題もなく。3月に高尾山を歩いて以来、2ヶ月振りの山歩きだったにもかかわらず、みんな最後までしっかりと歩いていた。ユウタは、まだ4歳なので、体力面では足りない部分が多いけど、それでも本当に頑張って歩いてるなって思う。愚図るし、お菓子休憩も多いんだけど(笑)、なんだかんだ言いながらも、10kmくらいなら自力登頂・自力下山するわけだから、頭が下がる。

九州遠征の最大目標だった九重山登山。旅の初めに達成できて大満足。この後は、山歩き無しで、大分と熊本でキャンプ予定。その前に、この日の寝床を探さねば(笑)九州遠征、続きます。

子供の山歩きをサポートする、大容量&軽量サコッシュ

今回の山行では、距離と行動時間が長くなるため、いつも通り、ASOBI-POCKETを使用。やはり、一定量の荷物を収納できて、出し入れのしやすいフロントポケットのおかげで、子供達も使い勝手が良さそう。三兄弟+ママは、各自でASOBI-POCKETだけを持ち歩き、僕が、水と食料+5人分の日帰り装備を詰め込んだザックを1つ背負って、MINI-POCKETという構成。必要最低限の装備を欠かすことなく、親も子供達もミニマムなスタイルで日帰り親子登山ができるのは有難い。

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