2024.9.7-8、三男ユウタと槍ヶ岳へ行ってきた。なんとか去年の山行を年内に書ききりたいところ。と下書きの時点では2025年だったけど、結局年が明けてしまった…2026年春。
念願の槍ヶ岳
「槍ヶ岳に登りたい」とユウタに言われてました。彼にとってそれくらい強い気持ちと憧れの槍ヶ岳。連れて行ってあげたい、登らせてあげたい。そう思うのは当然なんだけど、ここ!というタイミングがなくて、、、2024年こそは槍ヶ岳に行くぞ!と準備して、やっと上高地に降り立つことができたわけです。僕はソウタと登って以来なので8年ぶり2回目の槍ヶ岳ということで、気合を入れて歩きたいと思います。はい。年齢的に肉体の成長は望めないけど経験は増えた。そして立地も変わった(松本⇒上高地)。アラフィフですが、松本起点で北アルプスに行くようになってから体力的な不安がなくなったのは嬉しい。

沢渡に夜明け前に到着し始発バスで上高地バスターミナルへ。これから1泊2日のテント泊山行へ気合十分のユウタ。9月の早朝は寒いので上着にフリース、そして長ズボン。暑くなったら半袖短パンに着替えられる準備はしてます。




河童橋から迂回路を通る必要があり、岳沢湿原を経由して明神館まで行くことになっていた(2024年9月時点)。予定より少し距離と時間が増えたけど、まぁ序盤なので元気です。河童橋で写真を撮り、湿原で備え付けの熊鈴をガンガン鳴らし明神館で小休止したら一気に徳澤まで。ここはやっぱり雰囲気があるなぁ。

徳澤でも小休止して横尾まで一気に進む。お互い足取りは軽い。コースタイムも巻いて予定より早めに進んでこれた。とはいえ上高地~横尾間の林道はやっぱり長い…。電気バスが走ったら最高だろうに。
さて、予定より早く到着して生まれた「余裕」。これが親子登山には大切だと僕は考えている。なんかいきなり語り出したみたいだけど、過去の経験上、子連れ登山で何かあっても対処できる「時間的余裕」「精神的余裕」は本当に本当に大事。特に、北アルプス最深部だったり槍ヶ岳や奥穂のように難易度の高いルートを歩くときには、この余裕がないと不安になる。だから前半に貯金できたことはすごく大事で、槍ヶ岳の登頂確率も上がったと思う。これもユウタの頑張りのおかげ。ありがとう。


上高地から槍ヶ岳のルートでは横尾がちょうど中間地点。あと半分!と気持ちは前向きになるけど、なかなかどうして長い道のりなのである。槍沢ロッヂとテン場を過ぎてから一気にキツくなる。大曲あたりから斜度も増して、そして日陰がないから暑い…。さすがにユウタも序盤のペースより落ちてきた。

キツイルートだけど、槍ヶ岳が見えたらテンションも上がるでしょう。いつも遠くから眺めてた槍ヶ岳は、ユウタの目にどう映ったかな。想像通りだったのか、想像以上だったのか。もっと近づけばその答えはわかるはず。


さすがに疲れも見えてきて、ペースを落として休みながら無理せずに。

最高に贅沢な景色。因みに僕もこのルートは初。前回は天狗原分岐から天狗池~横尾尾根~南岳~南岳小屋というルートだったから、こっちのルートも最高だね。
ちなみに今回の日程はこのような感じ。
〇1日目
上高地~殺生ヒュッテ(テント泊)
〇2日目
殺生ヒュッテ~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳往復~大喰岳~中岳~南岳~横尾尾根~天狗池~上高地
翌日の天気が微妙だったので、体力&時間の面で可能であれば初日に槍ヶ岳に登ってしまいたいのが本音。無理なら翌日早朝にアタックして、大喰岳~中岳~南岳を経由して横尾尾根から天狗原経由で下山する計画。目的はあくまで「槍ヶ岳登頂」なので、天気が悪ければ「大喰岳~中岳~南岳」はカットしてもOK。とにかく、槍ヶ岳だけは登りたい。そういう気持ち。
結果的には予定よりも早く殺生ヒュッテに着いたわけです。テントを張って少し休憩したところ(30分くらい横になったかな)、お互い元気そうなのと時間にも余裕があったので、このまま一気に槍ヶ岳に登ろうという意見で一致。さすが、槍ヶ岳にかける気持ちが違う。

今日だけでもかなり歩いてるのに、不思議と殺生ヒュッテから槍ヶ岳山荘までの登りは全く苦じゃなかった。ユウタは空身、僕もアタックザックで軽いという理由もあるか。テントでの休憩が効いてるのぁ足取りも軽くて、これは問題ないだろうと判断。予定通り穂先へアタックします!時間的にも小屋に到着した人達が登り始めていたので、最後の梯子で軽く渋滞はしてる。でもね、穂先なら多少人が多い方が安心する。ユウタの不安も和らぐといいな。え?ガスってて穂先が見えない?気のせいですよw


さすがモチベーションが違う。そもそも岩場は得意なユウタなので、こっちの不安をよそにグイグイ登っていく。前回怖いと感じたボルトのところも少しだけサポートしたくらいで普通に進んでいった。一度穂先に登っているからなのかわからないけど、いつの間にか最後の梯子まで来ていた。思い描いてたよりもあっという間だった。
さて、最後の梯子。軽く渋滞してたので10分くらい梯子の下で待機。ここで気持ちを落ち着けることができたのは良かった。上からどうぞ~の合図がきて、いよいよ僕らの順番。目の前の垂直梯子はさすがに怖いみたいで、、、珍しく腰が引けてた。怖いなりに慎重に、1歩1歩確実に梯子を上っていった。がんばれ!山頂まであと少し。

ユウタ、念願の槍ヶ岳に無事登頂!おめでとう!明確な目標があって、それに向けて計画して準備をして、こうして山頂に立てたことはとても素晴らしい。怖がらず最後まで頑張ったし!景色は残念だけど、そんなの気にならないくらい満たされている。


山頂は狭いので、写真を撮るのも命がけ笑。梯子の登り降りよりも、ここで転ばないかが心配。

下りの梯子は、僕が先に降り始めて、すぐあとから一緒に降りてもらった。本来なら1人ずつなんだけど、すぐ下に人がいるほうが安心感もあるので(下が見えなくて怖くない)。登りと同様丁寧に慎重に1歩1歩足を進める。梯子が終わっても気を抜けない下りが続くので緊張を切らさず。



事故が起こりやすいのは圧倒的に下りなので、気を抜かず三点指示で。急がずにゆっくりと。前に人がいて渋滞するくらいが丁度良いんだよね。
核心部を終えて、槍ヶ岳山荘までのビクトリーロード。無事に降りることができた。

小屋でペプシを買って槍ヶ岳登頂のお祝い。本当に良かった。初日に登れたことで明日の行程にも余裕が出たから明日は3000m級の稜線歩きと行きましょうか。後編に続く





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