4歳児、日光男体山に挑む~子供と登山

山遊び

2019.5.25、日光の男体山を歩いてきた。

4歳児の挑戦

男体山はキツイ、修行だ。そんなイメージの山を4歳児のユウタが挑戦。登り一辺倒ではあるけど、歩き慣れた子供や大人には、それほどハードではないはず。でも、幼稚園児となれば話は別で、正直、山頂まで行けなくてもいいや。という気持ちでいたくらい。幸い、山日和な好天予報で、景色は楽しめるだろうから、中禅寺湖を見ながら、行けるところまで。

男4人での山歩きは、日の出山までさかのぼる。金曜夜に帰宅後に出発。いろは坂を駆け上がり、1時頃、二荒山神社の登山者駐車場に到着。少しだけ仮眠。子供達は既に爆睡。いいなぁ。

男体山(なんたいさん)は栃木県日光市にある標高2,486mの火山。山体は日光国立公園に属す。日本百名山のひとつ。日光二荒山神社の境内地で冬季入山禁止(霊峰男体山の登拝期間は、毎年5月5日から10月25日まで)。

wikipedia

子連れ登山におすすめ!日の出山〜子供と登山

男体山に登るには、二荒山神社で受付をする必要がある。毎日朝6時に開門、入山料を支払って登拝。みんな一斉にスタートする6時前は、軽く行列ができるほど。この日も天気が良いからたくさんの登山者が並んでいた。

入山料:大人500円/子供300円

登拝開始。片道6kmもあったのね。てことは往復で12km、ユウタ歩いたことないかも…。往復8kmくらいだと勘違いしていたw

今回は我が家だけじゃないんです。忠太さんとケータ君が一緒に歩いてくれるということで、お誘いしました。当初は三条の湯にテン泊予定だったみたいだけど、ケータ君が一緒に。と言ってくれたみたいで嬉しいな。男6人チームで頑張ろう!ユウタは忠太家と初コラボ(笑)

鍋焼きうどんを食べに鍋割山へ~子供と日帰り登山

一合目から序盤は、比較的緩やかに、樹林帯を登って行く。

そして林道へ。中禅寺湖が見えて、双眼鏡を駆使して観察。Asobi-Pocketのフロントポケットが双眼鏡とカメラの定位置。すぐに取り出せるし、我ながら良くできていると思うw

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林道でしばしの足休め

林道が地味に長い。ショートカットがあれば良いんだけど、そういうのはなかった。子供同士、話しながらのんびりと。目を離すと、のんびりしすぎで進まないから、適度に尻を叩きながらw

林道から再び登山道へ入る。ここがまだ三合目。山頂までは、けっこうあるよなぁ。暑がりなユウタは半袖短パンに変身。

岩が増えてくると、4歳児のユウタには厳しくなる。ひょいひょい進むってわけにもいかないからね。どうしてもペースは落ちる。

ゲンタも頑張るなぁ。去年から、ソウタと一緒に歩くことも増えてきたし、二年生になってさらに逞しくなってきた。ソウタに付いていって、良い感じ。

天空の湿原 苗場山へ!祓川コースで泥まみれ~子供と日帰り登山

さらに大きな岩が…。手と足をフル稼働させて登る。アスレチック感覚で岩歩き、専門的なことはわからないけど、なんとなく子供の発育に良さそうな気がしている。何かが養われているはず(笑)

中禅寺湖を見下ろす角度が変わってきた。少しずつ少しずつ登っている。

ケータ君がしっかりとサポートしてくれる

こんな岩場がけっこうな区間続く。小学生なら問題なし。幼稚園児には厳しい。そんなコース。この手のトレイルは、登りも下りも同じくらい時間がかかるということ。小さなお子様連れの場合は、登り同等の時間を見ていたほうがよろしいかと。

うまい棒で、ホッとひといき

休憩は比較的こまめに取っている。モチベーションを維持するためにも大事な行為。ただ、ユウタの場合は、ソウタゲンタのこの時期に比べ、明らかに休憩回数が多いw。それも個性。

うまい棒はユウタのお気に入りで、もう1つは、懐かしい森永のブドウ糖ラムネ。名前の通り、ブドウ糖が摂取できるので、我が家の代表的行動食。僕はドーピングと呼んでいる(笑)

山頂に向けてリスタート。たしか7合目か8合目を過ぎたあたりだったような…。登りの半分は過ぎてるから、もうひと踏ん張りだな。

よいしょと岩を登り続ける。

残雪発見!これには子供達も大喜びで、まっさきにケータ君に向かって投げ付けてた(笑)まぁ、そういう役目なんですw。

雪遊びを終えてクールダウン完了。徐々に樹々も低くなり、森林限界が近づいてくる雰囲気。つまり、山頂が近いということだ。

きたー!山頂が見えてきた。本当にもう少しだ。

お隣の日光白根山も視界に入ってきた。登ったのはもう2年前?

雪の日光白根山(奥白根山)へ〜子供と日帰り雪山登山

あと少し。見つめるケータ君。ガイドさながらで心強い。ほんとに出来た子だ。

あと少しだけど、突然立ち止まったり。こんな時はブドウ糖ラムネでドーピング。

中禅寺湖があんなに下に見える。登ってきたなぁー。男体山はユウタがこれまで登った山で一番高い山。目の前の景色は、どう見えてるのだろうか。

無事、山頂に到着。よく頑張ったね。ここまで来れると思ってなかったから、嬉しい。

先着していたソウタとゲンタは双眼鏡で景色を楽しんでいた。

男体山に登頂

皆、よく頑張ったね。子供4人で賑やか登山。子供達が楽しそうでなにより。

最高の天気。登りきった充実感。やっぱり親子登山は素晴らしい。

刀の方へ行き、一人ずつ撮影。3人それぞれ撮るから時間もかかって、待ってる人が笑ってたw。真っ青な空。大きな刀。最高の眺め。気分が良さそうだ。

中禅寺湖を眺めながらのランチ。いつものカップ麺などを食べて、リラックス。家族登山、親子登山って、やっぱりお手軽ではないけど、こうやって絶景を前に、達成感を味わいながらご飯を食べる。なんて贅沢なんだろうと改めて思う。

山頂パノラマ写真 ※クリックして拡大

中禅寺湖、戦場ヶ原、日光白根山、至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳など。大パノラマを堪能。これも山歩きの醍醐味。子供達の記憶の一部に刻まれるといいな。

下山開始。登りも時間はかかったけど、下りも同じくらいかかりそうなので、計画より時間は押している。まぁ、すべて織り込み済みなので。特に急ぐ必要はないから、怪我のないよう下りましょ。

今回ご一緒した忠太さん・ケータ君親子。出会った当初はちびっ子だった彼も、今ではご覧の通り、大人。いつも思うけど、素敵な親子関係。僕らもこうありたい。

下山中、前方にウブさん発見!僕の中ではヒーロー的存在で、雪山のスキルも経験も、飲みのスキルもw、とにかく何でもできる経験豊富な山の先輩。いつも尊敬のまなざしで見てます。いつか見かけたら、なんて思っていたら、ここ男体山で初遭遇。ご挨拶して軽く立ち話を。その下に、鈍足ヒロシさんもいらっしゃって、流石に初対面で鈍足とは言えずw、ぐっと堪えて、ヒロシさんですか?って声かけた(笑)。僕から見たら、全然鈍足じゃないからね。またどこかのお山でお会いしましょう~!

岩場の下りは、時間がかかる。急ぐと事故る。難しいよね。とりあえず、怪我しないように焦らずに。ゲンタも慣れてきたのか、心配することもなくなり、しっかり歩いてる。環境が人を成長させるんだね。

頑張れユウタ。登りも下りも、岩に手古摺ったね。それも良い経験。

麓に咲いていたシラネアオイ。とても綺麗でした。お花の時期だなー

無事ゴーーール!ユウタは一合目に着いて力尽きてしまったけど、最後まで自分の足で歩いたのだ。まだ4歳。すごいことだよ。

まとめ

ユウタには厳しめ設定の男体山だったけど、結果的には、忠太さん、ケータ君のサポート、気遣いもあり、みんなで山頂に立てた。いつもそうなんだけど、本当にありがとうです。時間もたっぷり、天気も良好、我が家だけでも山頂まで行けたかもしれないけど、やっぱり仲間というか、グループで楽しく歩くことによる、モチベーション向上というのはあるはずだから、その効果は大きかったと思う。道中、うちの三兄弟はとても楽しそうだったしね。

ケータ君には、面倒かけちゃったけど、中学生になってもこうして一緒に歩いてくれることに感謝して、これからも機会があれば一緒に歩きたいなーと思うばかり。忠太さんも肉体改造が凄くて、もう追いつけない。僕も影響受けて、頑張ろうかなって。

小さな子供には、全体的に、キツイ・長い男体山。それをしっかり登りきって、下山できたのは、かなりの自信に繋がるはず。もう10kmは問題ないし、歩ける山域がちょっと広がったと思うから、今年も色んな山へ出かけたいと思う。

ナイスハイクでした!

日光だいや川公園オートキャンプ場

下山後のお話。本来は、菖蒲ヶ浜でキャンプ予定だったけど、近くの温泉はどこも16時で終了。さすがに汗びっしょりだし、お風呂に入りたいから、菖蒲ヶ浜に拘らず、いろは坂を降りて、やしおの湯へ。近くのスーパーで買い出しをして、そのままキャンプ場へGO。

日光だいや川公園オートキャンプ場。大規模キャンプ場で、人気があるみたい。写真は翌日ので、到着したのは18時過ぎ。滞在時間も短いので、安いフリーサイトを利用。

フリーテントサイト:1泊 2,570円/1サイト

炭を熾し、焼き鳥やステーキを焼く。ケータ君と一緒にテント泊は何回もやってるけど、「キャンプ」は初めてなんだよね(笑)なんだか新鮮で、焚き火してマシュマロ焼いて、楽しかったなぁ。22時くらいまでみんなで遊んでおやすみ。

朝からウノに興じる子供達。

撤収後はチェックアウトの10時まで川遊び。この日は30℃超え。でも、木陰で川遊びが最高に涼しい。

水着に着替えて心置きなく水遊び。最後は、震えるくらい寒くなってたけどw

だいや川公園オートキャンプ場。次はゆっくり利用してみよう。

餃子 宇都宮みんみん

ゲンタは餃子が大好き。栃木県は餃子のお店がたくさんあるんだよと教えたら、「餃子の国」と呼び、行ってみたいと。栃木に来ているし、帰りは餃子かなーなんて考えてたら、同じく餃子大好きっこのケータ君もいることだし、皆で一緒に、みんみんへ。

みんみんの餃子

初みんみん。噂通り、美味しい!幸い鹿沼店にはラーメンもあって、餃子がダメなユウタでもラーメンがあったので助かった。次は家族で来てみたい。

2日間の楽しい山歩き、そしてキャンプに餃子。子供達もケータ君と一緒に遊べて大喜び。楽しい休日となりました。うるさい三兄弟が一緒で疲れたと思うけど、ありがとね~。また遊びましょう。