2021.4.11、ハマイチ(浜名湖一周)を子供達と漕いできた。
ハマイチ=浜名湖一周
去年、井の頭公園ライドや海を目指したライドで50km超を漕いできたわけなんだけど、やはり100km超えを経験させたくて、次なる目標を考えていた。いきなりの100kmはユウタに厳しいかもしれないので、その前に70~80kmくらいを漕げたらいいなと。丁度良いコースを調べていたら、7大一周なんとやらの存在を知る。ビワイチ、カスイチ、ハマイチ、アワイチetc。なんだか楽しそうで、一周するコースというのもわかりやすい。
中でも、ハマイチ(浜名湖一周)は、一番短い周回ルートが65kmくらい。偶然にも、三ヶ日で知人が農業とバーガー屋を経営しているので、久しぶりの再会を兼ねて寄り道すれば70kmくらいになりそう。まさに「丁度良い」コースの出来上がり。それと、浜松の自転車ショップさんで、asobitogearの取り扱いが始まるので、一度訪問してみたかったの。色んなタイミングが重なって、これは行くしかないだろうってね。
静岡県西部に広がる浜名湖は、サイクリングのコースとしても日本有数の恵まれた地です。
古くは日本サイクリング協会の記念すべき第一回大会が行われたという歴史が物語るように、コース取りにもよるが、一周約65キロと非常に走りがいのある湖の外周。 なにより、穏やかな湖ならではのコースで、波打ち際近くを「チャプチャプ」と水音を聞きながらハンドルを握り、民家や漁業の営みの中を走ることができるのが魅力です。
浜名湖一周サイクリングWEBより引用
前日のキャンプについてはのちほど。
村櫛海水浴場の駐車場を起点に
日曜朝7時に村櫛海水浴場の駐車場へ。ここを起点にしてハマイチ。サイクリストの方が何組か準備をしている。初めての土地、初めてのハマイチ、同じ目的の人がいると、少し安心する。
ソウタとゲンタは6年生と4年生。2人の心配は全くしてなくて、小学生になったばかりのユウタが、体力面で少し不安なくらい。一緒に山を歩いてきたし、自転車も漕いできたから、問題ないだろうという感覚はある。もちろん無謀な意味じゃなくて。
足が痛い、怪我をした、体力的に厳しい。そんな状況になったら、コースを短くすればいい、自転車を停めて車で回収すればいい。無理と判断したらいつでも辞めればいい。いくつかのパターンを準備してハマイチに臨んでるわけである。登山も自転車も、どんな外遊びも、事前の準備って大事。
今日は、天気が良いというプラスの要因もあるしね。これは有難いこと。
この日のウェアについて。4月とは言え、朝は少し冷えた。登山と同じく、アンダーウェアは、ソウタがメリノウール、ゲンタとユウタがパタゴニアのキャプリーンを1枚だけ。その上に、防風用のフリース。2枚のレイヤリング。暑ければ脱ぐ。パンツは、asobitogearのYAMA-Pants/キャメル。ソックスも、山用のメリノソックス。予備で薄手のジャンパーも積んだ。
僕は、TシャツにペップサイクルズのBCシャツを1枚羽織っただけ。
湖畔沿いのサイクリングロードって、なんて気持ち良いんだろう。見通しの良さ?風が心地良い?うまく表現できないけど、最高ってことだ。
浜名湖の東側にある村櫛海水浴場から反時計回りで周るんだけど、サイクリングロードが整備されてる東側エリアは間違いなくハマイチのハイライト区間だと思う。人の少ない早めの時間に漕ぐことをお勧めする。山も自転車も、早朝は気持ち良いぞ。
人がいない場所や時間帯って、とても貴重。こうして気兼ねなく停車して、写真撮ったり、景色を眺めたりできるのが好き。抜かれることも、すれ違う自転車もなかった。
舘山寺温泉のエリアは雰囲気良かったなぁ。浜辺に近いってのが、気分を揚げてくれてる。
基本的にはアップダウンが少ないコースなんだけど、一部で登りもあるので、事前に知っておいた方がいいと思う。東名高速を超える手前に坂があって、初登り。ユウタとゲンタは手押しも交ぜて。
細江大橋までは湖畔沿いの快適なサイクリングロードが続く。細江大橋を過ぎて、しばらくすると国道362号に合流。サイクリングロードじゃないので、車に注意しながら。
浜名湖SAの脇道は緩やかな坂が続いた。ユウタは押しながら。先は長いから無理はしない。
瀬戸佐久米線という道に入って、湖畔沿いを進んでいく。快適な湖畔クルージング。車が来ると少し気を遣うかな。よそ見して落ちないように注意も必要。
三ヶ日の大崎半島はリゾートホテル風な建物も多く、ここはまさに「海」のような雰囲気。こんなに気持ち良い場所だなんて反則だ。つまり最高ってこと。
大崎半島をなぞるように漕いでいく。人も車もいない特別な空間を、今は僕らが独占してる。いや~、なんて贅沢なんだ。ハマイチにこだわらず、浜名湖の東側~三ケ日の大崎半島だけでも、かなり充実すると思うので、是非、親子で浜名湖サイクリングしてみて欲しい。
水着あれば、海水浴しても良かったね。
大学のウインドサーフィン部がヨットの準備をしていたり、マリンスポーツショップが並んでたり、この日は大会があったのかな?セブンヒルズホテルの周辺はたくさんの人で賑わってたり。浜名湖がどんなところか知らなかったから、軽くカルチャーショックを。新たな発見ができるのも、機動力のある自転車旅の良さなんだと思う。
グラニーズバーガーで再会
大崎半島に寄り道したのは、知人が住んでいるからなんだけど、この日は別の仕事で三ヶ日駅にいるとのこと。ということで、大崎半島から三ヶ日駅へ向かう。
18年くらい前、当時働いていた会社で一緒に仕事をしたKさん。世界一周旅をして、日本に戻って三ヶ日に移住して、農業とバーガー屋さんを経営している。僕がモンゴルに住んでいた頃に、世界一周旅の終わりにモンゴル寄ろうかなぁなんて話をしてくれた記憶が、確か…。僕はもう帰国しちゃってたから会う事はできなかったけど、20年振りに三ヶ日で再会とは、人生って面白いなぁ。お互いおっさんになっていたけど、変わらず穏やかなKさんだった。
さて、旅の途中の楽しいランチタイム。ビールを飲みたいけど、ダメ!飲酒運転ですから、ノンアルコールをいただく。グラスがキンキンに冷えてて、最高にうまいのだよ。
子供達は、三ヶ日みかんサイダー。みかんで有名な三ヶ日を堪能しておくれ。
エッグチーズバーガー。看板メニューのグラニーズバーガーにしなかったのはなぜだろう笑。これも美味しいから良いんだけど。
この手のボリューミーなハンバーガーを初めて食べる子供達。大きくて食べにくそうだったけど、美味しいからイイよね。ポテトも付いて、お腹いっぱい。充実のハマイチランチ。無心に漕ぐだけじゃなく、グルメも堪能しなきゃ。入河屋でみかん最中も忘れずに買いましたわよ。
後半戦は、浜名湖の西側をひたすら南下。松見ヶ浦あたりの車道は交通量も多くて、かなり気を遣った。疲れでフラついたら危ないし、ユウタの後ろに付いてしっかりサポート。午後になって車も増えて、子供達から目を離せず、写真もなし。山の鎖場や岩場だと写真が少なくなるのと同じ原理だw。
最後の補給は鷲津駅近くのファミマで。アイスを食べて糖分補給。あと少し。みんな頑張れ。
最後にちょっとしたアクシデント。ゲンタが縁石を上手く越えられず顔から転倒。擦り傷で済んだけど、歯が折れてたりしたら、ほんと大変だった。本人はもう嫌だと泣いたけど笑、少し経って持ち直した。不注意とか気の緩みとか、疲れが出てくる頃に事故って起こりやすい。登山も同じ。
弁天島を過ぎ、渚園キャンプ場周辺の大混雑を横目に見ながら、ゴールの駐車場へ近づいていく。
最後の浜名湖大橋。ゲンタとユウタがものすごく怖がっていて、後ろから見ていてもガチガチなのが分かった笑。距離もあるから、長く感じただろうな。
村櫛海水浴場にゴール。いや~、よく頑張った。距離にして70kmオーバー。最後までしっかり漕げたのは、自信になったはず。おめでとう!ユウタは、先生に70km漕いだんだーと自慢してたらしいw。小さな自信の積み重ね、大事だよね。
ライド後の温泉は、あらたまの湯へ。浜名湖からは遠かったけど、良い温泉でしたよ。地元のサイクリストも利用しているみたいなので、我ながらナイスチョイスだったみたい。
ハマイチ。あくまで僕の私見だけど、浜名湖畔のサイクリングロードが抜群に雰囲気良くて、ここだけ走ってもいいくらい。一周が目的じゃないなら、水着を持って海水浴とセットで楽しむのもアリ。美味しいお店もたくさんあるだろうから、グルメライドも良いし、単に湖畔を漕ぐだけでも気持ち良い。遠いけど、また遊びに行きたいと思える場所。次は家族みんなで行きたいと思ってる。
ハマイチレポは、これでおしまい。
Green Cog BICYCLE & OUTDOOR
土曜日の事。早朝に自宅を出て、久しぶりの東名高速で浜松へ。お昼過ぎに、この日の目的地、Green Cogさんへ。自転車&アウトドアのイカシタ(死語)ショップ。自転車を使ってどこへいく、何をする。買った先の遊びも提案してる素敵なショップさん。焚き火やホットサンドを活用した外遊びを定期的に開催していたり、お客さんとの繋がりを持ってる。asobitogear取扱店の基準でもあるので、こういうショップさんで販売していただけるのは、すごく嬉しい。
フレームバッグを始め、グラスキャリーポーチSOSO-Gやサコッシュ、お財布などを一部納品。気になるプロダクトがあれば、是非Green Cogさんへ。
秋葉神社前キャンプ場
挨拶と納品を終え、本日の宿(キャンプ場)へ向かう。その前に浜松のオクタゴンブルーイングに立ち寄ってみるが、やっていない涙。ボトルショップがあって、ビールが買えるものだと思ってたけど違ったみたい。営業時間はもっと遅いのね。残念。
浜松市内から天竜区を越え、気田川(けだがわ)沿いにある秋葉神社前キャンプ場へ。河原のキャンプサイトなんだけど、ものすごく混雑してた。区画があって整備されたキャンプ場というより、河川敷の有料野営地みたいな。ちょっと奥の方に、なんとか張れそうなスペースがあったので、カフラシルを設営。
Green CogさんにあったGINGER SYRUP。クラフトジンジャーで子供達もソソギング。グラスはもちろん自宅から、グラスキャリーポーチSOSO-Gに入れて持ってきた。やっぱり便利。というか安心して運べて、無駄がないパーツ構成なので(コースターになる)、専用道具って良いなと思う。ステマじゃないよ笑。
オクタゴンブルーイングはなかったけど(しつこいw)、スーパーで手に入れたクラフトビールでソソギング。SOSO-Gはコースターパッドにもなるから、テーブルがなくてもプライベート飲みスペースを作ることができるのだ。バイクパッキングやハイキングのミニマルスタイルにマッチするプロダクト。
4人のキャンプで小さなテーブルが1つ。でもグラスは4個ある。というアンバランスな我が家の男キャンプ笑。
焼き鳥とソーセージを焼いて、最後に無印のキーマカレー。いつもの定番メニューで、無理しないキャンプ(手抜きとも表現できる)。
椅子は持ってきたのにね、テーブルが低い(小さい)から自然と地べたスタイルに…。ユウタがおじさんにしか見えない笑
前日、ドリフターズスタンドで買ったヨロッコのトビウオラガーで〆。美味しいビールを数本飲めば満足するようになった。大人になったのかな。
子供達は1人1袋でマシュマロタイム。とてもマシュマロを焼いてるとは思えないほど、真剣なまなざしのユウタw
焚き火に癒されてながら、夜が更けていく。翌朝はハマイチなので、4時半起き5時撤収。7時前には浜名湖に到着したのでした。
おしまい。
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