夏の終わりに大菩薩嶺でファミリーハイク

大菩薩嶺

2022.8.27、夏休み最後の週末に家族で大菩薩嶺を歩いてきた。我が家の夏はまだ終わらない!2022年8月の山行レポですが…どうぞ。

家族で歩く大菩薩嶺

大菩薩嶺に登ったのは、遥か昔の事。ソウタがまだ幼稚園で、9年も前のことですか、そうですか…。当時は初めての子連れテント泊ということで、手軽にテント泊が楽しめる福ちゃん荘を起点にして大菩薩峠~大菩薩嶺を歩いたんだよね。ミツさんとR君、はるパパさんとH君と親子3組で。荷物は超絶重かったなぁ(遠い目)。

ソウタの記憶は薄いようだけど、僕は結構覚えていて、夜に食べたラーメンやホットワインを飲んだこと、鹿がテント場に近づいてきて子供達が興奮してた事など色々と思い出せる。とにかく初めてのテント泊は印象深かったんでしょう。

大菩薩嶺〜福ちゃん荘で初めての子連れテント泊登山

夏休みもあと数日で終わる8月最後の週末。前回の霧ヶ峰ぐるり周回ハイクで、子供達とゆるハイクはできたけど、ファミリーハイクはできていない。ゲンタとユウタの脚(クラゲの刺し傷)も問題なしと確認できことだし、やっぱり夏休みの思い出として家族で山を歩きたいなぁ。そんな気持ちで、妻でも手軽に歩けるだろう大菩薩嶺に行くことにした。2021年の夏は、日光白根山を家族で歩いて、とっても気持ち良かったんだよね。

霧ヶ峰ぐるり周回ハイク

伊豆の海でクラゲアタック

日光白根山ファミリーハイク~菅沼・五色沼周回ルート

ロッヂ長兵衛の前の駐車場に最後の1台で滑り込み。5:50スタートで福ちゃん荘を目指す。駐車場から25分くらいのコースタイム。スタートからテン場までの距離・コースタイムを考えると、手軽にテント泊に挑戦できる場所なのでオススメ。正直、物足りない距離に感じるかもしれないけど、「初めて」のことで荷物の量が分からないって場合には、このくらいが良いと思う。

福ちゃん荘を華麗にスルーして(下山後に立ち寄る予定)、大菩薩峠の介山荘を目指す。ちょっとすっきりしない天気だけど、朝靄だと思う。時間が経てば晴れてくるはず。

介山荘までの道中、後方の女性ハイカー2人組の話し声が、過去一で大きかった(笑)。僕はそれほど気にしない人間だけど、前方を歩いてる僕らにも会話が聞こえるほどのボリュームだから凄いw。

大菩薩峠に到着。天気が微妙すぎるが、しばらく待機していると・・・

きたんじゃないの、これ。うっすら山影が見えてきたぞ。

待つこと10分。ご覧の通り青空快晴!ガスワンダーからの快晴、ギャップが凄い。

進行方向の稜線もはっきり見えてきた。待機して正解。

大菩薩嶺に向かおう。朝早い時間は、ハイカーもまばらで、見える範囲では稜線上に3組。人気の山も、朝が早ければ空いていて快適。

大菩薩峠から進んだ先に、見えてきました富士山が!空には「と?」「し?」の文字のような雲。

当たり前のように、家族と山を歩いている我が家だけど、今更ながら貴重な経験だなぁと思った。一緒に坂を登って、景色を眺め、山頂に辿り着いて、山を下りる。皆で共有できるのは登山ならでは。幸い、子供達も山を歩くのが好きだから、子供達が大きくなっても家族みんなで永く楽しめたら良いな。

富士山の存在感よ。幼稚園の時に山頂手前で引き返したソウタ(2015年夏)。その後、ゲンタも連れて行ったけど高山病で断念(2019年夏)。この時、ソウタは問題なかったけど、付き合わせてしまって未踏のまま。2023年は登れるチャンスはあるだりうか。ここまでくると、全員で山頂に立ちたい気持ちが強いので、ユウタが登れるまでソウタ・ゲンタには待ってもらうか。

幼稚園児の富士山チャレンジ(登山後編)

日本一の富士山にチャレンジ!富士宮口から日帰り登山

ジャケ写みたいなカッコイイ三兄弟の写真が偶然撮れた。

これも良いね。モデルはユウタ。

歩いては立ち止り、歩いては立ち止りを繰り返す。この日歩けただけで価値がある。

ソウタが遠くからパパの後ろ姿を撮ってくれた。バックパックは数年前の試作品、アソビトギアのショーツに、Houdiniのコスモシャツ。ハイカートラッシュのソックスに、靴はinov-8。たまには自分の装備を書いてみる。

賽の河原から続く稜線も視界良好で気持ち良すぎるほど。富士山がドーンって見えて、稜線歩きができて、東京からも近くて、日本百名山の1つでもある。大菩薩嶺のポテンシャルすごい。

お花を見ると必ず撮るソウタ。以前ほどではないけど、まだ興味を持っていることが嬉しい。数年前は、将来、高山植物の研究でもするのかってほどに、知識豊富だったからね。

5年生と2年生のゲンタ・ユウタコンビ。中学生のソウタが、部活やテストで忙しいので、2人と一緒に出かけることも増えたよね。

きっと映えるポイントなんだろう、写真を撮ってる人がいたので、僕らも記念撮影をしてみたw。目の前に富士山、これは素晴らしい景色だ。

ソウタの装備。バックパックは、販売中のアソビトレイル15を背負ってもらった。試作品なので完璧ではないけど、サイズ感や縦ファスナーの便利さなどを実感しながらのテストハイク。15リットルを初期のULザックっぽくまとめられたと思う。ショートパンツもアソビトギアのYAMA-Shorts。ソックスはハイカートラッシュ。シューズはパパのサイズ間違えで買ったinov-8。中学生でも、ULウェアやギアを身に付けてハイクが出来る良い時代。

アソビトギアのバックパック~アソビトレイル15

1時間くらいのんびりと稜線歩きして大菩薩嶺に到着。ゲンタ・ユウタ・ママは久しぶりの百名山更新。僕らは変わらず70手前で止まったまま。

大菩薩嶺の三角点は樹林帯の中。眺望もない地味な百名山のピークだけど、ここはピークよりも、ここに至るまでの稜線歩きがハイライト。手前にある雷岩(唐松尾根に分岐するところ)は、休憩スポットで大勢のハイカーで賑わっている。

下山は唐松尾根を下って福ちゃん荘へ。9時なので、これから登ってくる登山者がいっぱい。登りを待ちながらの、ゆっくり下山となった。延々と待ち続けていると、たまに気の利くハイカーが、「お先にどうぞ」と声を掛けてくれるから有難い。お互い、安全に譲り合うのが良いよね。

福ちゃん荘に戻ってテント場を視察。水道があって、場所もフラットで、隣に有人小屋があり、駐車場から30分くらい。何度も言うけど「初テント泊」にオススメ。

久しぶりにミラー写真。

10時10分、ロッヂ長兵衛に戻って、おしまい!朝の気持ち良い稜線散歩を堪能した。麓に降りて、塩山市のラーメン「めん丸塩山店」でお昼を食べてから帰宅。充実の休日ハイクとなったのでした。

2022年の夏山ファミリーハイクは大菩薩嶺でした。今年はどこを歩くのやら。夏が待ち遠しい!