釧路帰省2023

日常のこと

2023.5.23~25、超絶久しぶりに釧路へ。

釧路に帰るのは、2017年の母の七回忌以来だから6年振り。父親に会うのは、2018年のユウタの運動会が最後なので5年振り。とにかく、親にも会ってないし、実家にも久しく帰れていなかった状況だったので、そろそろ母親にお線香をあげに行きたいなと考えていたところ。丁度、ANAやJALが割引セールをしていたので、今回はJALの片道6600円を利用して釧路帰省に成功。釧路ー羽田の往復が13200円とは破格すぎた。このくらいだと、頻繁に帰れるんだけどね…。

釧路〜定山渓温泉/北海道帰省の旅

運動会×2

4時半の昭島駅~羽田行きバスに乗り、朝一のフライトで釧路へ。にしても、釧路らしい「どんより」した天気。懐かしさが込み上げてくる。

想定通りとは言え、気温12℃。この後さらに冷え込んで、日中は9度でした。寒っ!

到着してすぐにバスが停まっていたので、市内行きバスに乗り込み実家前のバス停で下車。父親には、数日前にLINEで釧路に帰ることを伝えていたのだけど・・・なんと、姪と勘違いして、僕が帰ることを知らなかったという(笑)。だからなのか、玄関のベルを鳴らしても一向に出てこない。何度かしつこく鳴らしていたら、どこかのセールスマンと勘違いしたようで、渋々出てきたところ、僕の顔を見て、え?あれ?なんで?となったのだったww。因みに、姪っ子も、同じ日に飛行機で帰ってくるということで、偶然が重なったみたい。というより、LINEの名前をちゃんと見て欲しいぞ(笑)。まぁ、ボケてるわけじゃないし、とても元気そうだったので安心した。あの用心さなら、振り込め詐欺も悪質な訪問販売にも騙されそうにないか。

良い意味で、長男のサプライズ帰省という演出になってしまったが、なんだか嬉しそうだ。聞くと、GW中には、次男が東京から突然帰ってきて驚かせたみたい。その後、僕がいきなり帰ってきたものだから(こっちにはそのつもりは全くないのにw)、なんかあるんじゃないかと心配になってた(笑)。76歳だし、こういうのが立て続けに続くと、まぁ疑ってしまうのも無理はないw。

朝ごはんを我慢してでも食べたかった泉屋のスパカツ。釧路人のソウルフードは健在だ。値段は税込1250円。6年前は900円だったはずで、子供の頃は確か700円~だったような記憶。時代だねぇ。

幣舞橋と花時計

今回の目的である母のお寺参りへ。お線香をあげて、ここ6年の報告をして、手を合わせてきた。次に来れるのはいつになるかわからないけど、また近況報告に来ようと思う。

鶴居村立茂雪裡小学校の跡地を利用した醸造所

次の目的地は、釧路から車で30分くらいのところにある鶴居村。鶴が居るから鶴居村。そんな人里離れた場所に、クラフトビールのブルワリーが立ち上がったと知り、これは行かねばならないと。ブルワリーの名は、ブラッサリーノット

アソビトギアのグラスケース(ブラッサリーノットをイメージしたブラックホワイト)を手土産に、ブルワリーの方々と少しお話しながら、美味しいクラフトビールを購入してきた。JIRIは霧のことで、釧路では「ジリ」と呼ぶ。DOTOは道東。どちらも地元感を味わえる素敵なネーミング。こういうネーミングセンス、見習いたい。

ブラッサリーノットの帰り道、鶴居村のモール温泉に立ち寄り、帰り道にセコマでコーヒーを買って釧路までのドライブ。夜は、まつりやで寿司を食べる予定だ。完璧な初日の予感。

ブルワリーに行くと、ついつい買ってしまうのがオリジナルグラス。ブラッサリーノットでもグラスを買っちゃった(笑)。持ち帰りの心配は無用。アソビトギアのグラスケースを1つ持ってきてますから!こういう使い方ができるのがグラスケースSOSO-G。旅先でのブルワリー巡りにも是非。旅ならハーフパイントグラスケースがオススメ。

帰宅後、夜ご飯の前にJIRIを父とシェア。Hazy IPAだけど、割とクリアな液体で、8%なのにドリンカブル。喉が渇いてたのか、2人で一瞬にして飲み干してしまった。そのまま回転寿司「まつりや」へ移動。いつ来ても、ネタが大きくてお腹一杯になるし、芋団子は美味しいし、やっぱりいうことなし。「なごやか亭」も人気のようだけど、うちはまつりや派。

お腹いっぱいなんだけど、気になってるクラフトビールバーがあったので、姉に送迎してもらい繁華街の末広へ。「ダニエル2」でソロ飲み。軽く2杯くらい…

ブラッサリーノットが3つ繋がっていたけけど、さっきJIRIを飲んできたので、4番のNORTH ISLAND BEER/Juicy Stormと8番の瀬戸内ヴァイツェンを飲んで終了。明日も時間があれば、ダニエル2で飲みたい。歩いて帰るつもりが、気温8度と肌寒く(さすが釧路)、素直にタクシーで帰宅。

2日目は午前中に仕事を済ませてから、早めランチ。鶴の庵という蕎麦屋さんで、蕎麦と天丼セットをいただく。冷たい蕎麦が冷やしたぬき蕎麦で、天丼のタレは濃いめなのが釧路っぽい。

コーヒー豆も買いたいので舟木コーヒーさんへ。偶然にも店主と同じ高校で(学年違い)、さらにクラフトビール好きという共通点も。鶴居村のブラッサリーノットも舟木コーヒーも、ダニエルも、釧路にも面白い仕事をしてる人がいるなぁと感じた。ゆくゆくはアソビトギアも釧路で何かできたら。

午後は市内ドライブ。昔の実家や通った高校を見に行ったり、記憶をよみがえらせる。釧路から雄阿寒岳と雌阿寒岳がこんなに近くに見えてたなんて、当時は考えもしなかったな。登山も自転車もやるようになった今の自分が釧路に住んだらどんな気分なんだろうか?。ここで仕事したらどうだろうか?なーんて考えたり。長野あたりに住みたい気持ちもあるけど、釧路も良いなぁ。

道端に生えてる大きなフキも、僕には見慣れた光景なんだけど、奥さんに曰く釧路のイメージらしい。子供の頃、頻繁にフキの煮物が出てきたんだけど、あまり好きじゃなかったんだ。でも、細いフキは、それなりに大丈夫だから、あまりにも太すぎて嫌いになったのかもしれないw。

釧路にスタバが出来たことに驚きつつ、新釧路川の河川敷でスタバのコーヒーを飲みながら、目の前の十条製紙(今は日本製紙で、最近閉鎖)の煙突や母校の中学校を眺めながら、ボーっとする時間も悪くない。中学の部活動で河川敷を良く走らされたなーとか。まさに青春。もう30年以上前のことだなんて、自分が一番実感できてないw

釧路の夕焼けは本当に綺麗だと思う。

最後の夜は自宅で焼肉。ジンギスカンにする?って言われたけど、あの冷凍されたラム肉を食べきる自信がなくて、北海道の肉と新鮮な地元の野菜、それにブラッサリーノットのクラフトビールがあれば、もう十分。今日は、夜ご飯を控えめにして、ダニエル2に向かいたい。

今日も姉に送ってもらい、銭湯からのダニエル2でソロ飲みコース。タップは同じラインナップなので、3番のJIRIと、6番の赤味噌ラガーを。赤味噌は、確かに「味噌」感があって面白いビール。三杯目は、敢えて缶ビールを角打ち。初めてクラフトビールを飲み始めたのが3年前で、その時に飲んでめちゃくちゃ美味しかった記憶のあるECLIPTICのPHASER。これはどうしても飲みたかった。

深夜1時。背徳のラーメンタイム。寳龍は子供の頃から通っていたラーメン屋。フランチャイズなのか、釧路にも数店あって、良く行ってたのは市内のハズレの店だけど、味は変わらず美味しい味噌ラーメン。いやはや、煩悩に従った二日間だった。最高。

カツゲンから始まる釧路の朝。北海道でしか飲めない一品。

帰りの飛行機は15時半で時間もあるので、厚岸(あっけし)町まで牡蠣を食べにドライブ。

コンキリエの2階にあるレストランで、最高にぷりぷりした厚岸産の牡蠣フライ定食をいただく。過去最高に美味しい牡蠣フライであった。厚岸の牡蠣は『カキえもん』『マルえもん』『弁天かき』といくつかの種類があるみたい。いやはや、1時間のドライブで絶品の牡蠣が食べられるとは。道東は良いところなんだと、改めて実感した。

ジリ(霧)で有名な釧路に似合わないほどの快晴だった最終日。さよなら釧路、また遊びに来るよ。

1時間も経てば、自然豊かな北海道からコンクリートジャングル東京へ。これも圧巻の景色に違いないけど、僕はやっぱり田舎というか、素朴な街が好きなんだと思う。2泊3日のギュッと濃縮された釧路帰省。一度帰ると、またすぐに行きたくなるほどに、僕はやっぱり釧路人なんだと実感した。