2017.4.14〜4.16、4年振りに釧路へ帰省してきました。
母の七回忌
母が亡くなって今年で6年。前回釧路に帰省したのが4年前の三回忌。母が亡くなった後、住んでいた家を引き払ったので、“帰る家”というものがなくなった。さらに僕らも家族が増えて、釧路に家族全員で帰省する費用もバカにならず。父は毎年運動会で東京へ来るし、札幌でも何度か会ってるし、親に会ってない訳じゃないから、正直なところ、釧路に帰る理由がどんどんなくなっていた。
今回は七回忌。ついにというか、ようやく釧路に帰れる機会ができたので、家族全員で帰省することにした。法要は土曜の9時半なので、必然的に前日インとなる。改めて釧路という土地の物理的な遠さを実感する。ソウタとゲンタには学校と幼稚園を休んでもらった。忌引きというのかな。
子供達は久しぶりの飛行機に興奮を隠せず。ソウタは少しだけ覚えているみたいだけど、ゲンタは初めて乗るようなもの。それに従兄弟達に会えるのも楽しみな様子。七回忌が目的ではあるけど、子供達の楽しみは、ホテルに泊まって、美味しいもの食べて、従兄弟達とたくさん遊ぶことだね。
荷物はKS40にパッキング。4人分の2泊3日分だけど、できるだけ着替えを減らしたところ、ママ1人分の荷物より小さくて軽かったというw。下着はキャプリーン1枚で3日とか、僕はibexのメリノウールシャツとノースのアンクルパンツだけとか。さすがに靴下とパンツは日数分持参したけどねw。山に限らず、旅の荷物はやっぱり軽くて小さい方が良いね。
飛行機待ち。ソウタは朝から微熱が出て、咳もすごいけど、行かないわけにはいかないので頑張って移動してもらう。本人も楽しみの方が勝ってるみたいで、気力は十分。久しぶりの釧路だから、できるだけ楽しんで欲しい。
いよいよ搭乗。ユウタは初飛行機。この日の事はきっと覚えてないんだろうな。
ちなみに、「北海道は茨城(大洗)から行くもの」と思い込んでいた子供達。どうりで会話が噛み合わないと思ったんだよねw。今回は東京の羽田ってところから乗るんだよと説明しておきました。
羽田から釧路まで約1時間半のフライト。機内では音楽聴いたり、本を読んだり、休んだり。子供達は退屈がらず過ごしてた。北海道が近づくと、ソウタが「パパ、トムラウシってどれ?」と聞いてきて驚いた。なぜ知ってる?あ、百名山暖簾にカタカナで書いてるからわかったのか!「パパ、いつ北海道の山に登るの?」って。お金貯めますww。もう少し待って…
着陸態勢に入って、ユウタがパパの膝に乗りたくないと愚図り、眠さもあってか空港を出るまで大泣き。もうこの程度では気にならなくなったよw。昔だったら、どうしよう?どうしよう?だと思うけど、こういうのも慣れだね。ちなみに、ユウタは休日はパパにべったり。ママだと泣きますw。逆に平日はママにべったりで、パパだと泣きますw。そんな極端な子なんです(笑)この3日間はパパにべったりでした(疲労が…
定刻通り、たんちょう釧路空港に到着。冷たい空気が釧路だね。気温は5度。たんちょうを初めてみたユウタは、フラミンゴがいるよ〜ってw。まぁ、色違いって感じだしねw
釧路観光
午前中はそれぞれ別行動。ママと子供達はジイジと一緒に博物館へ。普段見ることのない展示物もあって、楽しかったみたい。僕は子供の頃から通っている歯医者さんで歯のクリーニングやメンテナンス。小学生からお世話になってるK先生はやっぱり素晴らしい歯医者さんでした。1時間待ったかいがあったというもの。
合流してランチへ。釧路名物と言えばザンギが有名だけど、釧路のソウルフードと言えば、間違いなくスパカツ。泉屋のスパゲティーカツレツ。いわゆるスパカツだ。高校生の頃、学校帰りに立ち寄って何度も食べた。熱々の鉄板の上に麺、揚げたてのカツ、そしてミートソース。おこげがまた旨いんだ。帰省する旅に必ず食べている。それくらい美味しいのだ。満足。悔いなしw
食後は動物園へ。まだ時間もあるし、せっかく来たからには満喫しないとね。平日だからほぼ貸切状態で4組しかいなかった。じっくり観るには最高の環境だねw。写真はこの園で有名なココア。頑張って生きている姿に感動した。
ホッキョクグマも迫力あったし、北海道ならではの動物もいたり、管理されたヒグマの檻の横に野生の熊に注意の看板があったりw、動物にタッチするコーナーが貸切だったり。閉園まで満喫。園内は意外と広くて、4時起きの子供達もちょっと歩き疲れたかな。
ジイジとみんなで記念撮影。ダウンを着るくらい、釧路はまだまだ寒かった。
この後、市内に戻ってホテルにチェックイン。2番目の弟家族も札幌から来るので、さすがにジイジのマンションに全員泊まるのは無理なので、地元なんだけどホテル泊まりという。
釧路の夕日は世界三大夕日に選ばれてるらしい。学校帰り、幣舞橋からの夕日は本当に綺麗だったのを覚えている。この写真は幣舞橋からではなく、ジイジの部屋からだけど、懐かしくなってつい。今では東京生活の方が長くなってしまったけど、生まれ育った土地の風景はどこか懐かしく。故郷ってこういうことなのかな。
「世界三大夕日 釧路」で検索してみてね。
世界三大夕日の1つが日本に!?釧路の夕日ポイント「幣舞橋」
母にお線香をあげてから、「まつりや」でお寿司ディナー。4人兄弟+それぞれの家族が集合して17名の大宴会。イクラやホタテ、名物イモ団子などをたらふく食べて帰宅。ホテルの温泉に入っておやすみなさい。明日は朝から七回忌の法要。
名物朝食ビュッフェ
ホテル名物の朝食ビュッフェ。イクラ、甘エビ、イカのせ放題(笑)もちろんイクラ以外にも美味しいご飯がたくさんあるので、朝食ビュッフェだけを目当てに来る地元の人もいるほど。釧路でホテルに泊まるならラビスタ、おすすめです。(公式HP)連日連夜のイクラ攻勢で、若干飽きたw
食後にみんなでお散歩。幣舞橋で写真を撮ったりまさに観光客(笑)ソウタのこういう姿を見ると嬉しくなる。積極的にお兄ちゃんお姉ちゃんにくっついて、子供達で楽しんでいる。1年半前の冬に札幌に遊びに行った帰り道、ソウタが寂しさのあまり泣いてしまったのを思い出した。それ以来会えてなかったけど、また一緒に遊ぶことができて嬉しいよね。
メイン行事である七回忌の法要は無事に終了。母のことを考えると、もちろん悲しくなるけど、6年も経てば、悲しさや寂しさよりも懐かしさの方が大きいかな。こういう節目にみんなで集まって、母のことを忘れずに思い出す。それが僕らにできること。母が亡くなった時に人生で一番泣いたけど、思い切り泣いて本当に良かったと思う。悲しみが帰結したと言うか、どこかすっきりした気持ちになれた。万が一、そういう状況が訪れた時は、おもいきり泣いちゃってくださいね。
定山渓温泉へ
法要のあとは、全員で札幌の定山渓へ移動。母の遺影も一緒に乗せて1泊2日の親族旅行へ。車の移動は5時間。北海道はデッカイドーw。途中のPAでシートを敷いてランチの図(笑)他国の観光客と間違えられたかもしれないw
本日のお宿は、定山渓ビューホテル。関東でいうハトヤだったり三日月だったり、そんな感じのホテル。子供の頃からCMがガンガン流れてて、あの頃から憧れのホテルだったw。温水プールが有名で、子供達の希望もあってこちらに決定。
あのザックに水着も入ってますよw。でも、浮き輪を持ってこなくて、ゲンタに怒られたw。ウォータースライダーを滑ったり、水深の浅い子供プールで遊んだり、従兄弟達とワイワイ楽しんだ。プール内は撮影禁止だったので写真なし。
夕食はビュッフェ。蟹や刺身、ステーキなどを食べて、もうお腹いっぱい。とにかくもの凄い人でビビるw。日本人だけじゃなくて、外国人も多いから、軽くカオスな状態で、落ち着いて食事はできなかったかなw。椅子やテーブルがバブルのかほりw
温泉に入って、ジイジの部屋でみんなで宴会。ソウタ・ゲンタ・ユウタは従兄弟たちにこれでもか!ってくらいに可愛がられてご機嫌。みんな、面倒見が良いから、パパとママは久しぶりにゆっくりお酒が飲めた。テントも張らないし、食事も作らない。壁と屋根があって、お風呂もある。幸せしかないねw。
明日は帰る日。あっという間で、なんだか寂しいなぁ。
チェックアウト後に親族一同で記念撮影。姉が仕事で先に帰り、姉の旦那も仕事で不参加で2人足りないけど、総勢18名。頻繁には会えないけど、これからも仲良く、楽しくやっていきましょう。次は2年後の十三回忌かな。
*ヤマケイオンラインより引用(写真:梅沢俊 神威岳(右)と烏帽子岳。国道230号線豊滝付近から)
そうそう、定山渓への道すがら見えた特徴的な山。神威岳という名前みたいで、雪を纏った姿がなんとも格好良くて。北海道の冬山なんて、まだ先の先だろうけど、いつか歩いて見たいな。
涙の別れ
札幌から千歳に向かう車内。やっぱり泣いた…。従兄弟達と遊んだ時間が楽しくて、離れたくなくて、寂しくて、号泣するゲンタ。ソウタは従兄弟達とバイバイする時に既に涙目に。子供達の純粋な心にグッときた。ゲンタのこの姿が可愛すぎて、パパもママも目から….
七回忌の法要も無事に終わり、子供達にとっても楽しい思い出がいっぱいできた北海道帰省旅だった。改めて生まれ育った釧路の良さを感じることができたし、従兄弟同士で楽しそうに遊ぶ姿を見るのはやっぱり嬉しい。子供達の喜びようをみたら、お金を貯めて、また連れて行こうと思う。夏の北海道キャンプキャラバンもやりたいし、ソウタからリクエストされたトムラウシもテント担いで歩きたいしね。子供達同様、大人もワクワクしちゃう北海道は、やっぱり魅力的なところなんだな。
最近のコメント