Randsel Packer(ランドセルパッカー)の進化

asobitogear

アソビトギアで作っているランドセルカバーの話。

当ブログでもランドセルカバーの誕生など何度か書いてきた。僕が日本で初めて作ったバックパックをイメージしたオリジナルのランドセルカバーだもの、当然力は入るし、皆に知ってもらいたいと思う。おかげさまで販売から5年近く経過し、ここ数年は多くの子供達が使うアソビトギアの主力商品となった。ランドセルカバーで家族を養っている父親です、はい。

そんなランドセルカバーだけど、色々と進化をしているので、久しぶりのこのブログでまとめてみようと思う。

過去記事。2017年に初代が誕生し、翌年にはポケット付きとなって現在の形に進化。最後の記事は2020年に書いているけど2018年から徐々にポケット付きを販売しはじめていた。

ランドセルをバックパックに変身させるランドセルカバー

バックパック風ランドセルカバー/asobitogear

アウトドア素材でランドセルカバーを作る/asobitogear

ランドセルパッカー(Randsel Packer)

一番大きな変化は「名称」。『ランドセル×バックパッカー』=ランドセルパッカーと名付けた。なんてことないんだけど、とても呼びやすくなり満足している。5年経ってやっと納得いくネーミングになった。

対応するランドセルも大幅に増えた。土屋鞄や五十嵐製作所をはじめとしたスタンダードなランドセルはもちろんだけど、最近人気のある前面錠前タイプにも対応させている。特に人気なのは「エルゴランセル」。ランドセルというよりかバックパックに近いかな。他にもNuLandというブランドとATARAランドセルにも対応させた。

現状では、①通常タイプ、②エルゴランセル、③NuLand、④ATARAの4種に対応するRandsel Packerを販売している。今後も増えていく予定。例えば、ピタチェンジというランドセルは今製作中で、モンベルが出したランドセル風バックパックにも対応できないか?なんて問い合わせもある。基本はお客さんからの要望ありきなので、気軽に相談してね。

ポケット生地の素材変化も大きい。これはコーデュラスペクトラリップ。最近のお気に入り生地。コーデュラとスペクトラが合体した生地は最強の呼び声が高い。裁断する時にカッターの刃こぼれがヤバイくらい(笑)。ネイビー、オリーブ、ブラック、ワイン、ブラウン、グレーなど、落ち着いた色が多く、派手なのはちょっと・・・って子供にオススメできる。国産生地というのもポイントが高い。ランドセルカバーだけじゃなく、アソビトレイルやサコッシュ(TABI Pocket)にも積極的に使っている。

X-Pac のライトスキン(LS07)もランドセルカバーになる時代。これは素材好きなパパママに喜ばれている。X-Pac を使ってみたいという単純な理由じゃなくて、【軽量性と耐久性】があるからこそ。昔からの持論だけど、X-Pac などの高機能素材こそ子供達が使うべきだと思っている。これはアソビトギアを続ける理由の一つでもある。

要望があればタイベックシルバーだって使うよ。お客さんからのリクエストから製作をはじめ、徐々に欲しいという声が増え、一時はレギュラーラインナップに。シルバーの見た目がクールだけど、反射しやすいのも安全面から支持されたのかもしればい。ただ、耐久性に関して他の素材に劣るので(不織布ですから)、今は取り扱いを止めている。子供の使い方や素材に理解があれば・・・カスタマイズで対応している。

不動の人気は、スピンネーカーfibermax64とRobic®。色は圧倒的にブラックで、やっぱり見た目を損なわないってのと、目立ちにくいのが理由なのかもしれない。実に日本的ではあるが…。

こんな感じで、Randsel Packerのポケット生地は常に進化をしている。新しい素材だったり色だったり、ランドセルカバーのポケットに最適だと思う生地は少量でも取り扱うつもりでやってきた。今後どんな生地を使っていくのか、楽しみは尽きない。