2015.5.23〜5.24、南アルプスの鳳凰三山をソウタと歩いてきました。前編の続き。
鳳凰小屋へ
三座目の地蔵岳に登頂し、無事に鳳凰三山を制覇。この時点で15時でした。
16時までには鳳凰小屋へ辿り着きたいので先を急ぎます。地蔵岳から鳳凰小屋までCTで50分です。
地蔵岳直下、砂地獄のような蟻地獄のような、、、砂の急斜面が続きます。
下りでこれなら膝に優しいので嬉しいですが、登るのはちょっと気合が必要かもしれません。この時の自分には間違いなく無理ですw
15:45、鳳凰小屋に到着。出発してから約11時間半です。すげー歩いたw
小屋で受付を済ませ、設営タイム
Locusgear KhafraSil カフラ・シル
縦走ハイクなので軽さ重視でシェルターのみ。フロアもバグネットもありませんw
・・・しかし、居ないとおもっていた蚊が大量に(汗
「パパ、蚊が入ってきたよ」とソウタに言われ、「気にしないで寝なさい」と伝えました(笑)※翌朝まで二人とも無傷でしたw
そして、待望の乾杯!これがこの日最後の写真でしたw
ソウタはお疲れのようで、ご飯を食べながら寝てました(笑)
なんとかご飯を食べてもらい、歯磨き・トイレを済ませて17時過ぎに撃沈w
前日の睡眠時間も少ないし、4時過ぎから行動してるし、距離も高低差もあるし。普通に疲れるよね。ゆっくり休んでください(^^
パパは持参したビール、小屋で買ったビールを飲んでお腹一杯になって18時過ぎに寝袋へ。
まだ明るく、周りは宴会中でしたが、気にせず目を閉じました…
朝の鳳凰小屋テン場風景。
5時前ですが、半分以上撤収済みでした。日照時間も長くなり、確実に夏が近づいてますね。
今回、フロアレスで寝たわけなんですが、寝相の悪いソウタはシートからはみ出してて・・・
寝袋が砂利で汚れてた(笑)次はインナーありにしようかなw
子供とテン泊してて、こういう風景が好きだったりします。なんていうか逞しさを感じられるというか。朝食にスープ、パンなどを食べて撤収準備です。
下山もロングコース
6時過ぎに下山開始です。
鳳凰小屋から御座石鉱泉ルートは、なかなか変化に富んでいました。単調な下りより、こういうルートのほうが飽きずに歩けるので好きです。ただ、危険箇所が数箇所ありました。。写真でわかるでしょうか。子連れの場合は細心の注意が必要です。
ここは怖かった。。残雪&片側は切れ落ちていますw
ここも慎重に通過しました。落ちたら怖いよね。自分とソウタは手を繋いで通過…
切れ落ちたトラバース道や橋など多数。鎖場はありません
途中でちょっと一息。甲斐駒ヶ岳が見えました
昨日歩いた地蔵岳とオベリスク。もう、あんな遠いに…
ここで事件発生!!
休憩している時、ソウタが余所見をして登山道を踏み外して落下しましたw
幸い、木があるところだったので、大きく滑落はしませんでしたけど。
さらに、ソウタを引っ張りあげる時に大事なボトルを落としてしまい、回収不能になりました(涙。※halftrackproductsのボトル、無念です。それよりも山を汚してすみません…
いずれにしても大事に至らず良かった。気を抜いたときにこういう事故は起こりますから。
気を引き締めて下山リスタートしましょう。
ここも何気にちょっと危ないです。橋は崩落気味です。注意して降りましょう
下山のCTは4時間。まだ半分も歩いてません。。
途中に燕頭山というピークがありました。1時間半以上降りてきてるのに、まだ標高2100mとか(汗)つまりは、この先に一気に標高を下げる場所があるってことだね。。
ツツジかな?綺麗に咲いてました。
地図上に「急坂」と書かれているポイントを2箇所クリアして、ようやく西ノ平分岐まで到着。残り約40分!ゴールが見えてきた。
最後はソウタとキノコ観察をしながらの下山
2400m付近から降りてくると、植生も変化してきて面白かったです。
木や花、キノコなどを観察しながら、楽しく歩けました(^.^)
ゴール間近!新緑が気持ち良く、気分も上々です。
そして、遂にゴール!!
子供達、本当によく頑張りました。ケータくん、一緒に歩いてくれてありがとうね^^
御座石鉱泉にデポした車に乗り換えます。
二日間お世話になったザック。ありがとう。
パッキングリストは、また今度レポしますが、今回も40リットルザック+外付けで2人分のテン泊装備をパッキングできました。
初日の重さは11キロ強。食料は全て消費したので、下山時は8キロちょっとでしょうか。
雲取山や金峰山・瑞牆山に比べると冬装備が減ってきてるので軽くなってます。
夜叉神へ戻る道中。mokaさんの伊車を激写w
夜叉神でヴァナゴンを回収して、みんなで麓の芦安温泉「天恵泉白根天笑閣」で温泉に入り回復。とても良いお湯でした〜。お決まりのアイスで〆。
二日間ハードな行程にも関わらずご一緒していただいた忠太さん、ケータくん、mokaさん。我が家単独ハイクでは、このルート厳しかったでしょうね。ご一緒していただき本当に感謝です。ありがとうございますm(_ _)m。また、歩きましょうね。
総括
今回はソウタのさらなる成長を感じる山行になりました。
これが歩ければ、あのルートも大丈夫だろう、あの山も挑戦できるだろう、とか。今後の計画を立てるうえで、一つの基準ができたような気がします。それくらいハードなコースだったと思いますし。
正直なところ、富士山に登るだけの体力は既に付いていると思ってます。あとは高山病との戦いになりそうですが、予定通り第1回目の富士山チャレンジに行ってきたいと思います(^o^)。
※行ってきました富士山→(準備編・登山前編・登山後編)
今回も山バッジをGETしました。宝物がまた一つ増えて喜んでましたよ(^^)
あ〜、楽しかった。とても思い出に残る山行となりました。
次はどこを歩こうかな。
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