2020.9.21-9.22、福井県の荒島岳へ、父子ハイク&キャンプ。
大キレットが…
9月の三連休。久しぶりに、ソウタと二人で、ちょっと厳しめな山を歩こうと計画。縁がなかった大キレット越え。2年前にタイミングを逃してから、何度も行きたいなーと考えるんだけど、天気とか日程が合わなくて。ソウタも来年は6年生。小学生のうちに2人で大キレット越えをやりたいのだ。
大キレットの準備を進めるものの、またしても天気が微妙(涙)。雨コンディションの大キレットは、リスクも増えるので歩かないと決めているから、しょうがないよね。別に晴れなくても、天候が落ち着いていればいいんだけど、この連休はそうでもなかったと思う。忘れてしまったけど、変更したってことは、そうなんだろう。
直前で違う行き先を探すのも面倒なので、ゲンタもユウタも一緒に行ける百名山に。結局、2人山行じゃなくて、いつもの父子ハイクになってしまうのが我が家らしいな。行き先は、未踏の荒島岳。
連休初日は、小学校が土曜授業だったので動けず。夕方くらいに自宅を出て、1時過ぎに九頭竜湖の道の駅に到着。仕事終わりの移動じゃないから運転も楽だった。それと、登山口の駐車場が国道沿いってのは地味にポイント高い。なにせ、真っ暗の林道では、運転しているのに車酔いしちゃうほどなのでw。今でも思い出す。塩見岳に登るために通った鳥倉林道…。あそこは過去一番に酔ってしまった場所。車酔いじゃないけど、最近では空木岳もだ。
道の駅で3時間くらい仮眠し、5時過ぎに勝原登山口に到着。勝原コースは、駐車場から、元スキー場のゲレンデを通って登山口までアプローチする必要があって、この区間のCT1時間が地味に効く。
今日もお揃いコーデの三兄弟。山では、目立つ服装も大事だったりする。親として子供達を認識しやすいし、すれ違う人達の記憶にも残りやすいから、何かあった時に活きてくるはず。何もないのが一番ではあるが。
ストレッチパンツはasobitogear、ジャケットはコロンビア、キャップは山と道&asobitogear。サコッシュもasobitogear。子供達は歩く広告塔(笑)
ユウタの背より高い葉っぱが生い茂っていて、この区間、子供達はジャングルと名付けた。ショーツの僕は、ちょっとマダニとか気にしちゃう。人がそれなりに入っているから、もう少し歩きやすいと思ってたよ。
ざっくり1時間ほどで登山口に到着。やっとこさスタート地点に立つ。
早朝ハイクは、子供達も割と無言w。身体も口も温まってないし、みんなで黙々と進む。
見事なブナ林を登り詰めていく。綺麗。
トトロの木。残念ながら、台風だったかの影響で、崩落しかけていた。看板だけがむなしく…
天気は上々。気温も丁度良く、快適な秋ハイクを満喫。山歩きは良いなぁ
寄り添って歩くソウタとゲンタ。こういう後ろ姿を見るのが、父ちゃん好きなのだ。ソウタは僕の作った試作中の帽子を被ってくれてる。似合ってるんだな、これが。上のシャツ以外、asobitogearという。
シャクナゲ平手前の登り。こまめに休憩したり、ユウタのペースに合わせてるから、ここまではCT通りの2時間半くらいだったかな。ユウタは、このあたりで少しペースが落ちたけど、頑張って歩いてるよ。去年の男体山から、一年で逞しくなった。
もちがかべ
シャクナゲ平から山頂までは約1時間。滑落注意の看板が出てくるあたりが、「もちがかべ」の始まり。どんなものだろうか、皆で気を引き締めて進む。
もちがかべ。かべ=壁だと思うから、そういう場所を登っていくんだろうなと想像。果たして、どれくらい壁なのか。
岩場・鎖、階段などが出てくるも、それほど難しいと感じる場所ではないかな。これまで歩いた山で似たような場所だと、苗場山の雲尾坂、高妻山の山頂直下が、よく似てると思う。
慎重に、丁寧に進むと、少しの緊張感と集中力が生まれる。ユウタも問題なく登っていく。時に先頭を歩くほど。
合間から見える大野市内。
山頂までもう少し。この写真も事前の下調べてよく見かけた。てっきり、これが「もちがかべ」だと思ってたけど、特にここだけを指してるわけじゃないんだよね。
もちがかべを登りきって、日本百名山、荒島岳(1523.5m)に登頂~!ソウタ、ゲンタ、ユウタ、おめでとう!よく頑張ったね。
良い眺め!
残念ながら、奥の白山は雲に隠れちゃってる。
最高のランチスポット。特等席だぁ。
大キレットに持っていくつもりでいた無印のトマトのキーマカレーでランチ。パンを付けて食べたところ、これが子供達に大ヒット!あっという間になくなってしまった。これ以降、山のランチは、ずっとキーマカレー&パンになっている我が家(笑)来年もこの鉄板コンビでいくつもり。何が良いって、カップ麺の残りスープを僕が全部飲み干さなくていいのと(これかなり助かるw)、4人みんなが食べられるから、カレーを湯銭するだけの手軽さ。直近の山行では、家族5人で2袋。みんなが満足できる山飯。
山頂でのんびりできたので、あとはピストンで下山するだけ。振り返って山頂。笹が生い茂っていて、子供達が見えない。
もちが壁。確かに、その先が見えないので、「壁」なのかもしれない。
さぁ、もちが壁の下り。登りより、下りの方が気を遣うもの。
登りより時間をかけて。特に難しく感じる場所はなかったので、それほどサポートすることもなく。足が届かない場所を手伝うくらいで済んだ。
眼下に広がる、のどかな風景に癒される。
もちが壁を下りきって、一息。
暑くなってきたので、正装への着替えも済ませた(笑)
半袖短パンで丁度良いくらい、涼しくて気持ち良い。
見事なブナ林。
ユウタが小さなトカゲを発見。みんなで観察中。
最後のゲレンデ区間。通称ジャングル。葉っぱでかくれんぼしながら、ワイワイと下山。
舗装路に着いて、ゴーーールのポーズ!よく頑張りました。ユウタは愚図ることもなく、最後までしっかり。来年は3人連れて、北アルプスも行けそうだな。
荒島岳。もちが壁が少し心配だったけれど、実際に歩いてみると、難しいとか、危険と思う箇所はなくて。(小さい子が初めて山登りするのが荒島岳だと、流石にハードル高いかもしれないけど)。親子登山としての荒島岳は、コースタイムと距離(10km程度で6~7時間)も丁度良く、標高差(勝原コースで約1200m)もそれなりにあるから登った感も味わえて、岩場(もちが壁)がアスレチックみたいで楽しいし、充実感を得られる山ではないかと思う。福井に行く機会があれば、ぜひ親子で歩いてみて欲しいな。
八滝ウッディランド
下山後は、岐阜県関市にあるキャンプ場「八滝ウッディランド」へ。あたかも予約してたみたいな書き方だけど、そんなことはなくて、郡上あたりのSAで恒例のキャンプ場探しw。連休なので、もちろん何件も撃沈して、たまたま空いていたキャンプ場が、八滝ウッディランド。遅くなるけど大丈夫ですかと確認して現地へ。とりあえず寝床も決まって、心にも余裕が。
福井県立恐竜博物館も考えたけど、キャンプ撤収してからだと、時間的にゆっくりできないだろうから、改めて来ようと約束。
美濃のスーパーで足りないものを買い出し、日が暮れて八滝ウッディランドキャンプ場に到着。オートキャンプなので、さささと設営を済ませ、手抜きの夕食を。作る気力なんて、これっぽっちもないよ。これまた大キレット山行で食べる予定だった無印のバターチキンカレーと、子供達の甘口カレーを湯銭。お米は炊いた。
名古屋に近いってことで、総菜コーナーにあった味噌串カツを。ユニフレームのミニロースターは、今夜もエース級の大活躍。手軽に使えるサイズ感が良い。
手抜きした男だけのテーブルなんて、こんなものw。子供達のスナック菓子は贅沢に一人一袋。僕は夜食に台湾ラーメンを。運転や登山の疲れもあって、焚き火もせず早々に撃沈。朝まで爆睡。
春~秋にかけては、カフラシルとタイベックタープの定番コンビ。新しいテントがたくさん出回ってる世の中だけど、我が家は数年間変わらない組み合わせ。これに、テーブルとチェアを出すくらいなので、撤収も30分くらい。面倒くさがりな僕にマッチするキャンプスタイルで、かなり気に入っているよ。
フリーサイト 1組 2,000円 正午-翌11時
※詳しくはHPで確認を
芝生あり、遊具あり、小川も流れていて水遊びもできる。数時間しか遊んでないけど、子供達が楽しいキャンプ場!と言っていたから、そうなんだろうね。お世話になりました~。
撤収を済ませたら、帰りの時間まで川遊び。今日は沢ガニを捕獲。
山もキャンプも、たっぷり堪能した父子ハイク&キャンプ旅。もう3カ月前のことか、なんて思うけど、楽しかった記憶は鮮明で、つい数週間前のよう。子供達が一緒に付いて来てくれるうちに、まだまだたくさん遊びたいな。すぐ遠くに行きたくなっちゃう癖があるので(笑)、年末年始に四国とか九州に行きたいなぁーとか考えちゃうのも困りもの。悩むなぁ。
おしまい
帰りに、美濃にあるThe Mountain Editionsさんへ。ランドセルカバーの営業も兼ねて遊びに行ってみた。コーヒーマグをお土産に。仕事で何か繋がれば良いのだけどね。
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