2023.8.19、夏休みのロゲイニングレースに親子で参戦!今年はロゲイニングにハマってる。
嬬恋ロゲイニング
3月のドリフターズスタンド主催の草ロゲイニングレース、通称「DMM」に参加してロゲイニングの面白さにドハマリした我が家。5月には富士五湖フォトロゲイニングに家族5人で参加。大雨の中、3位という結果。最近だと、7月の白馬OMM BIKEにも自転車で参加。地図とコンパスを頼りに山や市街地を駆け回る。ポイントを見つけるのは「宝探し」で、時間内に多くのポイントをどう回っていくかは戦術。とにかく地図を見つめ続け、頭を使う遊び。これが楽しい。
次はどのレースに出ようか?と、僕らでも気軽に参加できそうなレースをチェック。基本は家族クラスや家族チームで参加できるレース。ほとんどのレースに「家族クラス」ってのがあるので、予定さえ合えば申し込んでいる。嬬恋ロゲイニングも規模は小さいけど、家族で参加OKなレース。夏休みの良い時期に開催だったので、親子でエントリー。今回は奥さんは不参加、男子4人チームで。
今年の夏休みも1週間ほど茅野に滞在して我が家の男チームで合宿中。東京にいると毎日エアコンで身体も疲れるし、子供達もダラけるので、標高の高い茅野で避暑生活しつつ、自転車や登山に出掛けよう!という計画。夏休みの外遊びは、改めて別の記事にまとめまーす。
因みに、去年の夏も白馬でファミリーキャンプした後に、数日ほど茅野に滞在して霧ヶ峰ハイクしたり、プールに行ったり、赤岳に登ったりしたわけで、もはや茅野市民と言っても過言ではないくらい、ツルヤにお世話になっている笑。
茅野から嬬恋村へ。1時間前に会場のパルコール嬬恋リゾートに到着し、手作りのおにぎりなんかを頬張って早めのランチ。アソビトギアのユニフォームに着替えてレースの準備完了!BringのTシャツにロゴを自分でシルクスクリーン印刷しただけのシンプルなシャツ。
トラブル発生の序盤戦
スタート地点はゴンドラの山頂駅から。参加費に片道のゴンドラ代が含まれている。下から登らなくて良いのは、とっても親切(笑)。ブリーフィングして、スタート10分前に地図を開封。子供達とルートプランニング。僕らは走力がないから、できるだけ効率良く周れるようなプランニング。ショートカット可能な部分は、出来るだけ藪漕ぎして効率的に!
スタート地点から最短のポイントが浦倉山山頂標識。皆が一斉に同じ場所へ向かうからプチ渋滞。渋滞を避けるように、少し小走りで次のポイントに向かったのがダメだった・・・。まさかこれがトラップになるとはw
ゲンタ、突然の脇腹痛。歩くと痛いみたいで、圧倒的ペースダウン。これは・・・早くもリタイア危機?!。とりあえず2つ目のポイントまで進むが、ここで同じペースで進んでいたグループから離脱。欲をかいてはダメってことだね。自分達のペースを守り、歩いて着実に進めばよかったなと反省。
ゲンタの様子を見ながらの藪漕ぎ。いつしか雨も降り始め、遠くでは雷鳴が…。ゲンタとユウタはレインウェア上下を着て藪対策。僕とソウタは、下だけ短パンのまま。痛痒い。。。こういう場面も多いから、スパッツは履いた方が良さそう。結局、藪が続くので、僕もソウタも雨具のズボンを履きましたとさ。最初から履いとけって感じ。
前も後ろも、誰もいなくなり僕らだけ。焦ってもしょうがないので、腹を決め、まずはゲレンデを抜けて下まで降りることを目標にする。ゲンタの調子は一向に上がらず。なんとか歩けてる感じ。痛みを感じてからは走ってもいないし、休憩多めで、かなり遅いペースで下ってるんだけど、回復が遅い…。
そして大雨&雷。雷は、かなり近づいてきたので、リフトの下で雨宿りしつつ、遠ざかるのを待つ。お菓子食べて、この後どうしよっかーなんて話をしながら10分くらい待機。ゲンタも少し元気になってきてる。あと半分、なんとか降りられそうだ。
雷が遠ざかり、雨も上がった。せっかくだからと近くのポイントへ登る。トラブルでも取れるポイントは貪欲に。この積み重ねが大事。ゲンタは、「雷が危ないよ・・・」と、なんだかご機嫌斜めw。写真に入ろうとしないので、ここだけ3人写真。
ゲンタのやる気がないのか、どうしたいのかわからない状態で続けても厳しそうなんて、リタイアしようか?と提案。無理やり連れまわすのは嫌だしね。明確な返事はなかったけど、それを聞いて少し気が楽になったかな。ちょっと足取りが軽くなったような気がする(笑)。ソウタとユウタは、めちゃ元気。3人の性格が表れてるなぁ。
ゲレンデ最後のポイントもしっかりゲットし、レストハウスへ降りてきた。なんと!2時間もかかった。1時間以内で降りてこれると思ってたから、想定外のロスになったけど、正直、天候も悪かったし、途中の雷も危なかったし、待機時間とか考えると結果オーライなペースでは?なんてね。
ゲンタも平地に戻ってきて、脇腹痛も収まってきたようだ。本人に確認したところ、「このまま続ける」という返事が。嬉しいねぇ。諦めず最後まで頑張ろう!
巻き返しの後半戦
後半戦。残り3時間でどれだけ周れるだろうか。近いところから確実に取っていこう作戦。平地のロード、さっきの藪に比べると、なんて歩きやすいんでしょう。
目まぐるしく変わる天気。晴れ間が見えたとおもったら、今度はガスが立ち込めて。気温は20℃くらい。東京のエアコンジャングルと比べると、快適すぎるほどの涼しさ。有難い。
このポイントから次に狙うポイントは、間違いなくショートカット可能。地形図を見ても等高線の間隔は広く、急な斜面ではない。ただ、藪漕ぎMAXは確実だ。先行者と思われる踏み後もあり、ショートカットを選んで進んでいるチームがいるってことだ。子供達も進むことに異議なしなので、いざゆかん。特にユウタは「進もうよ~」とかなりアグレッシブ(笑)
こんな藪を漕いできた。奥の森のその奥に、さっきの畑があって、そこからコンパスを頼りに「真南」へ直進した。多少のズレはあったものの、予定通りショートカットに成功。子供達は、右側の笹藪を進んでいるところw。僕の背くらいあったので、ユウタは前が見えないくらいの場所を進んできた。逞しい。
こういう場所を地図とコンパスを頼りに進んでいくのは、「道迷い」と紙一重。その距離が長くなれば、今どこにいるんだろう・・・という怖さも出てくる。レース中はGPSが使えないから、方向確認は小まめに。万が一、道迷いした場合は、レースを諦めてGPSで位置確認すれば問題なし。そういう逃げ道というか、リカバリーツールがあるからこそ、僕らみたいな親子でも楽しめている。どんなレースも、安全に怪我無く戻ってくるってのが基本なので。
バラギ高原キャンプ場の看板標識もチェックポイント。この辺りで再び雷鳴が近づいてきた。キャンプの人達、大丈夫だったかな・・・と心配になるほどの距離。
雷も怖いけど、ポイントもしっかり取ってからゴールしたい僕らは、果敢にトレイルに入る。
時間との闘いだったので、走れそうなところは走った。
ここのポイントも序盤の登りを走って進んだ子供達。ちょっと離され気味の僕(笑)。まさに巻き返しの後半戦。良い汗掻いてる。
トレイルを駆け抜け、ゴール手前の最後のチェックポイントへ。残り1km!時間は・・・ギリギリだ。
雨も降ってきたけど、そんなのお構いなしに登り坂を走ってゴールに向かう。途中、追い抜いた大人の方から「ナイスラン!」なんて声掛けられたけど、最後くらいしか走ってないので、お恥ずかしいw。もったいない掛け声、ありがとうございました!
走って、歩いて、時計と睨めっこして。なんとか制限時間内にゴール!やったねー
残り48秒。実際はもう少し前に戻ってるけど、OMM BIKEに比べると(両日共に30分残し)、本当にギリギリまで頑張ったなぁ。ちょっと褒めてあげたい。リタイアも頭をよぎった序盤から、最後まであきらめずに走って巻き返した後半。結果として、充実した良いレースだったと思う。
表彰式
結果は、家族クラスで優勝~!まぁ、家族チームは僕らだけの参加なので、出れば表彰という状況なんだけど(笑)。この悪天候でも参戦したことに価値があると思うんだ。もう1チームは不参加だったわけだし。天候判断や安全の確保、これまでの親子登山で得た経験があったからこそだと思っている。
因みに、点数は522点。最下位かなーと思ってたら、実はそうでもなかったみたい。序盤のロスがなければ、あと120点くらい加算できた計算で、そう考えると悪くない点数だった。ナビゲーションはDMMに比べると簡単。OMM BIKEでも感じたことだけど、ナビゲーションスキルは大前提として、差がつくのはルートプランニングとそれをこなす体力だと思う。
賞品はトウモロコシ。こんなに一杯!ありがとうございます!
同日開催の嬬恋スカイランの表彰台をお借りしての表彰。参加者の前に立ち、ちょっぴり恥ずかしそうにしてる子供達。きちんと受け答えしてるのを見て、パパは嬉しくなっちゃった。
嬬恋ロゲイニング。こじんまりとしたレースだけど、熟練者多めの印象、運営の方々も暖かく、とても気持ち良く参加することができた。OMM のようなお祭りっぽさも好きだけど、こういうレースも好き。嬬恋という舞台も良いね。生憎の天気だったけど、次は晴れた嬬恋を堪能できたら良いな。来年も開催されるようなら、また参加するつもり。ありがとうございました!
ロゲイニングレースは、親子チーのは参加者が少ない場合も多く、表彰される可能性は高いので、ぜひチャレンジしてみてね。チームアソビトギアとして参加してくれるなら、参加費の一部をサポートしますよ~!なーんて言ってみたりw。
最近のコメント