Bottle Holder/Kids Handmade Gear

asobitogear

Kids handmade Gearの第二弾。ボトルホルダーを作ってみた。

子供達による手作り道具

Kids handmade Gearは、「子供達が手作りする道具」というのがコンセプト。子供達がミシンを踏んで作りあげた道具なんです。前回はスタンダードなジッパーポーチを製作。週末に4個作り、そのままショップサイトに掲載したところ完売御礼でした。皆さま、本当にありがとうございます!週末に、初回売上分を子供達に手渡したいと思います。喜ぶだろうな~。

子供達による手作り道具プロジェクト、Kids Handmade Gear

平日でも子供達がミシンを踏める時間はあるかなーなんて考えてたけど、意外と時間がないことが判明。午前中は学校の勉強、午後は運動不足解消のため庭や自宅前での外遊び。夕方まで遊べば、あっという間に一日が終わる。休校中の隙間時間に・・・なんて思って始めたわけだけど、案外難しかったという(笑)まぁ、週末に出かけられないんで、土曜の朝にみんなでミシンを踏んで一仕事。何が言いたいかと言うと、大量には作れないってこと。今後も毎週5点前後をストックしていく感じになると思う。

そんで、僕の役割は「子供達でも縫える道具はなんだろう?」と妄想すること。日々妄想してるわけなんだけど、ふと思いついたのが、今回のボトルホルダー。子供達でも簡単に作れて、子供達が使える道具。これはいいぞ。

Bottle Holder

こんなん作りました。生地をカットして、ミシンで両脇を縫うだけ。縁取りテープで整えるだけ。とてもシンプルな構造なんだけど、とにかく手順が少なくて良いし、子供達が手作りする道具としてバッチリ。肝心の使用感も問題なし。大人の僕も使いたい。

生地はPVC(塩化ビニール)。プールバッグとか、透明な化粧ポーチとか、どこかファンシーなイメージのある生地で、切りっぱなしにできるのが◎。これ、地味に有難くて、縫製工程が圧倒的に削減できるのね。写真、ボトム部分のマチは切りっぱなし。ここを縫わなくて済むから、単純に両脇だけ縫えば完成しちゃうってわけ。

X-Pacみたいな生地を使って、丸底縫いでマチを作る形もある。そのようなボトルホルダーはブランド違いでたくさん出回っている。でも、「子供が作るという視点」で考えた時に、縫製箇所も多く、複雑で、スキルが必要になってくる。ミシンに慣れたらいずれはできると思うけど、「今できること」を考えたら、もっとシンプルじゃなきゃだめ。それを考えるのが僕の役割。今回のPVCを使ったボトルホルダーは、生地の選定、縫製工程、どれもハマった感じ。ジッパーポーチ1つを作る時間で、このボトルホルダーが3つできるくらい。

両サイドにループがあるので、紐を通せば肩掛けできる。公園ピクニック、遠足、観光地巡り、キャンプ場で。水筒やペットボトルだけを持ち出すときに使って欲しい。お菓子とか手荷物がある時は、もちろんASOBI-POCKETなどのサコッシュが便利なのは間違いないけど、これはもっと身近な場面で使うイメージ。

ハイキングなら、サコッシュと併用しても良いかもしれない。

缶ビールサイズ。これは大人向け(笑)キャンプ場で子供達と場内を散歩する時とか、お隣さんや知人と話し込むときに、飲み物がぶら下がってると便利。フェスイベントなんかでも。

ステッカーが貼れる生地なので、お気に入りのステッカーを貼って自分色にカスタムするのも楽しそう。透明だから、飲んでるビール缶をさりげなくアピールしても良いし。結構、可能性の拡がるボトルホルダーなんじゃないかな。

1つ懸念点がある。PVC(塩化ビニール)って、体に悪いみたいな話。僕はこれまで気にしたこともなかったし、今回調べて初めて知ったくらい。これについては、自己判断で。批判的な立場もあれば、逆もある。以下のリンクは業界側のテキストだけど、参考までに。

http://www.vec.gr.jp/lib/pdf/factbook.pdf

日本国内には燃焼管理が不十分でダイオキシン発生量の多い焼却炉が多数存在し、 発生量削減のための有効な規制等が存在せず、さらに可塑剤の内分泌系に対する影響についても科学的な評価が行われていなかったことから、消費者の間ではPVCを忌避する風潮が広がり、他の樹脂への転換も進み、国内需要が減少することとなった。

その後ダイオキシン対策特別措置法が設置され、一定レベル以上のダイオキシンを 発生させる焼却炉の使用が禁止となり、2003年までの5年間でダイオキシン発生量は10分の1以下にまで削減され、また可塑剤の安全性については生体影響に関する試験が行われ、当初懸念された内分泌系への影響は極めて少ないことが明らかとなってきた。

同時に、資源の有効利用と環境負荷低減の観点からreduce、reuse、recycleの取り 組みが進められてきたが、容器包装、家電製品、自動車、建設廃材などのリサイクル 法が制定され、プラスチックについても一層のリサイクルが求められる状況になってきた。また京都議定書に基づく地球温暖化対策が推進される中では、樹脂サッシと複 層ガラスによる住宅の断熱性を高めるためPVCの利用拡大の動きが出てきている。

塩ビ工業・環境協会

身近にPVCを使ったバッグや道具は持ってないけど、良いなと思ったら使うと思う。最近だと、コンビニやスーパーのレジで、塩ビシート、吊り下げられてるよね。かなり流通してるイメージ。

子供達が手作りした道具を、子供達が使う。asobitogearらしさの詰まった道具だなって思う。このボトルホルダーを使って、キャンプや山でビールを飲みたいなー。