オンガタマルシェ2019、出店のきろく

asobitogear

2019.6.8、念願だった初出店。オンガタマルシェ2019のきろくです。

初出店までに

asobitogearを始めてもうすぐ2年。いつかイベントに出店してみたいなーと考えていて、今回縁あってオンガタマルシェ2019へ出店が決定。準備中は、何個作れるだろうか。展示方法はどうしよう。値札とかも必要だな。あれこれ準備することが多くて、結局、想定していた商品は作ることができずに断念。段取りの悪さ(主に製作時間の確保)を嘆く。

オンガタマルシェ2019に出店します

逆に、狙いを絞るようになり、目玉となる商品とこちらが使って欲しい(買って欲しい)商品に絞って製作することに。今回の目玉は、バックパック風ランドセルカバー。お子様連れも多いだろうし、価格的にサコッシュより購入ハードルも低いだろうと。何より、ランドセルカバーにポケットとかコードが付いてるなんて、ある意味で振り切った、奇想天外な商品なのでw

・受注の時期を考慮してイベントに参加する
・狙いを絞る
・作り過ぎないw

イベント当日

前日の大雨の影響もあり、開催自体が危ぶまれたけど、天気予報は良い方に変わっていき、雨予報から曇りへ。運営から、開催しますとの連絡をもらい、いよいよだ!と高まってきた。運営の方々の絶え間ない努力、気遣いのおかげで、ブルーシートを敷いたり、屋根のある食事・休憩スペースを作ってくれたりと、本当に優しい対応で、このイベントを選んで良かったなぁと思った。

朝早く自宅を出発し、7時半着。30分くらいの距離なので、やっぱり近くて正解。事前に聞かされていたよりも、搬入時間が早くて、とてもスムーズに荷下ろしができた。ボランティアスタッフの方々がブースまで運んでくれるのも有難い。感謝

ブース番号44。全体で70強の出店。規模の大小は判断がつかないけど、僕個人としては、大きすぎず、本当に気持ち良い規模感だったと思う。これは、他の参加者も同様に言っていたこと。

家族全員で参加なので、子供達も朝から大忙し。展示用ハンガーの組み立てや、案内看板も手書きしてくれたりと(笑)、大助かり。この手作り感を大事にしていきたいw

家族の協力もあり、スムーズに設営完了。イレクターパイプを使った、持ち運びが簡単なラックハンガー。パンチングボード(有孔ボード)が、良い具合で、ちょっぴり店舗風な雰囲気も醸し出せたかな。ごく一般的な、テーブルを置いて、椅子に座って…というのはやりたくなかった。取材の方が素材として使ってくれたらいいなぁと、そんなことも考えての展示方法とレイアウト。

実際、綺麗な展示ですね。と声をかけてもらえたのは嬉しかった。使われるかどうかわからないし、綺麗な展示なのかも判断できないけど、初めてとしては上々の自己評価。

目玉になるランドセルカバーのために、ソウタとゲンタのランドセルを持参。スタッフさんが、なぜランドセルがあるのだろう?と疑問だったみたい(笑)

オンガタマルシェは、特にアウトドアなイベントではないから、来場する方々もアウトドアに詳しい人ばかりじゃない。そんなユーザー層に、できるだけasobitogearの特徴が出せる、わかってもらえるようにと、値札に「重量」を記載してみたんです。軽さをアピールできれば良いなと思って。おかげさまで、トークのきっかけになったし、軽くて丈夫な素材、防水素材であるから、値段もそれなりにするんだということも説明できたので、良かったと思う。

ハイカー気分になれるランドセルカバー

会話しながら商品を説明するのも大切なんだけど、パッと読んで、どんなものか理解してもらえるように、簡易的な説明文を各商品毎に添えてみた。時間があれば、ラミネートでパウチして使いまわしできるようにしたかったところ。次への課題。

設営後の場内。各ブースの距離感も適度にあってGood。我がasobitogearの隣は、塩とコーヒーのお店、そして手作りバッグ・小物のお店。お隣さんとの会話や交流なんかも出店の楽しみだよね。良い人ばかりで安心。

いよいよスタート

開場は9時。行列ができていたのは、カブトムシの幼虫プレゼントで、5分程度であっという間に50個がなくなっていた。僕らも並べばよかったんだけど、子供達が要らないというから。その後、子供達は隣の公園へ行き、遊んでいた。川を挟んで公園があって、川でも遊べて、良い環境。僕は一人残されたので…(笑)

東京アイピーエー

飲んじゃうよね~。21時撤収から逆算し、13時くらいまでしか飲めないので、早めに浴びることにした。こんな雰囲気でやるのもどうかと思うけど、楽しんでなんぼだから。まずは、東京IPAからいただく。

その後は高尾ビール。恩方に拠点があるので、前回は出店していたけど、今回は別イベントと重なったみたいで、こちらには未出店。でも、違うブースで販売してくれていたのでラッキー。一度飲みたかったの。瓶からカップに移し替えて提供されたので、写真はなし。

さすがに9時台は、お客さんがまばらで、あまり人も来なかったので手持無沙汰にしていた。それが10時を過ぎると一変。次々とお客さんが足を止めてくれたのだ。

サイクリストな方々に、Dyneema Composite Fabric(旧称キューベンファイバー)のスタッフサックについて説明中。前日に、急いで準備したスタッフサックだけど、おかげさまで完売。これは素直に嬉しい。僕が作ってるのは、0.51ozと極薄のDCFなんだけど、この薄さが丁度良い塩梅なの。こればかりは、使えばわかる。とだけ。サイクリストの方、ハイカーの方にお買い上げいただきました。あざっす!

YAMA-Shorts試着中

昨年、ASOBI-POCKETを購入してくれた親子のお客様が、お子さんと一緒に遊びに来てくれました!めちゃくちゃ嬉しくて。作ってて良かったなぁと思えた瞬間。サプレックスナイロンの新色、Rustをお買い上げ。よく見ると、お父さんとお揃いだ。

写真はないけど、娘さんにYAMA-Shortsを購入していただいたお母さまが、これまたお子さんと一緒に遊びに来てくれて。レアなコーラルのショーツなのですぐ分かった。ランドセルカバー目当てに来てくれたようで、本当にありがとうございます!

他にも、初見でASOBI-POCKETを購入してくださった女性の方や、ランドセルカバーはやはり人気で、見た瞬間に購入してくれたりと、本当に有難いことばかり。製作者冥利に尽きるというか、目の前でお客さんがダイレクトに買ってくれるのは、大袈裟かもしれないけど「奇跡」なんだよね。だって、買うつもりで来てないし、ましてやアウトドア系アイテムだし。それでも、実際に見て、手に取って、買ってくれるのは奇跡だよ。同時に、対面はものすごく満足感を得られるなと思った。

時間が経つにつれ、場内も人が多くなり、なるほどなるほど。聞いていた通りの来場者。集客力あるなーというのが率直な感想。どこかアットホームな雰囲気で、それでいて、出店しているお店も、個性的なところばかり。ちょっと遊びに行ってみようか。という感じで地元の人が多数来てる。他のマルシェと名の付くイベントがどのような規模かはわからないけど、ここは間違いなく集客力のある、地元に根付いた雰囲気の良いイベントだと思う。

お昼を過ぎると、我がブースも一段落。少しレイアウトを変えたりしつつ、のんびり接客。ランドセルカバーは、売れる度に着せ替えていった。真ん中にあるコーデュラのシンプルなトートというか、大きなショルダーバッグも落ち着きあるカラーで好印象を与えていた模様。とりあえず、みんな触って行く。あれこれ試行錯誤しながら、お客さんの反応を確かめられたのは有意義だった。

黒板を綺麗に書き直す子供達。後ろで椅子寝をするユウタ(笑)

子供達にとっても初めての経験。パパが作ったものをお店出して売る。というのは理解していて、売れてる?としきりに聞いてきた。大丈夫、しっかり売れてるからw

ブース内をジェントスでライトアップして夜へ突入。流石に19時前後は、物販より飲食ブースへ人が流れていて、もうここらで終わりかな。見込みよりは売れなくて、それはそれで悔しいんだけど、買ってくれた人がたくさんいたということが、なにより嬉しい。見向きもしてくれなかったら、もっとショックだったと思うから(笑)

夜でも来場者は多く、とても良い雰囲気のままオンガタマルシェが終了。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

搬出は車が寄せられないので、手持ちで何度か往復して完了。それらを見越した組み立て式展示ハンガーだったので、良い投資が出来たと我ながら思う。子供達もしっかり手伝ってくれたので、バイト代をゲット(笑)WinWinの良い関係w

出店を終えて

初めてのイベント出店は、ひとまず大成功ということで。製作に追われ、寝る間も惜しんで(前夜は徹夜してそのまま会場入りとかw) ミシンを踏むという毎日で、さすがに、肉体的にも精神的にもキツイ1ヶ月だったなぁ。だからこそ、終わった後の安堵感はハンパなくて。

本当は、狙う顧客層に対してアプローチしやすいイベントに出店していくのが王道なんだと思うけど、今回はターゲットがアウトドアに特化されてないイベントでの出店。そういう意味では、健闘したほうだと思う。良い勉強になったし、良い経験もできた。次へ繋げたいと思う。

イベントの良さ、充実感、オンラインだけじゃない接点は、やっぱり大事だと痛感。機会があれば、またどこかの町で出店したいなーと思ってます。