2017.6.11、伊豆の天城山(万二郎岳・万三郎岳)を家族で歩いてきました。
懐かしの天城山へ
日曜が雨予報だったので山に行くのは無理かな?と思っていたんですが、直前の天気予報が晴れに変わったので、土曜前泊(キャンプ)からの天城山ハイクというプランで出撃してきました。
天城山は3年振り。雪の天城山(前編・後編)は色々と過酷でしたねw。アップダウンのあるトレイルだったのを覚えています。ソウタは心配ないけど、ゲンタにはちょっと厳し目のセレクトかな。最後まで歩けるだろうか….
天城山(あまぎさん)は、静岡県の伊豆半島中央部の東西に広がる山。天城山は連山の総称で、天城連山や天城山脈と称されることもある。日本百名山の一つ。
wikipedia
伊豆半島最高峰の万三郎岳(ばんざぶろうだけ 1,406m[1][2])、万二郎岳(ばんじろうだけ 1,299m)、遠笠山(とおがさやま 1,197m)等の山々から構成される。東西の山稜部は富士箱根伊豆国立公園に指定されている。
天城山シャクナゲコース
キャンプ場を早朝に撤収し、予定より遅くなったけど8時前に天城高原ゴルフコースの登山者専用駐車場に到着。少し肌寒く、レインウェアなどを着込んで出発。予定では、半袖短パンハイクをイメージしてきたんだけど…。この週末はどこの山も寒かったみたいですね。
天城山縦走路入口よりスタート。今回は四辻〜万二郎岳〜万三郎岳〜涸沢分岐〜四辻というシャクナゲコースを歩きます。二郎〜三郎のピストンだけでも良いんですが、周回してもピストンしてもコースタイムがほとんど同じなので、せっかくだから周回コースを歩いてみることに。ただ、シャクナゲもツツジも既に終わっていたので、ピストンで十分かもしれませんw。
天城山と言えばこれ!的な写真。子供達と顔に見えるよね〜なんて会話しながら
子供の体より大きな倒木があり、根っこが迫力満点!山にはこうした日常生活では見ることができないものがたくさんあるので、自然に触れることの面白さや貴重さを感じます。
歩き出しは緩やかで平和な道が四辻まで続く。思いのほか、岩ゴロゴロなトレイルでちょっと心配になる。3年前は全て雪だったので、本来の登山道がどんな状況なのかわからなかった。ゲンタはこの手の道が苦手というか、歩けるけど時間がかかるのでね…
四辻の分岐から左へ。気持ち良い新緑ハイク。天城山はこれといった眺望がないので、今日は木々に囲まれた山歩きを楽しもう。ヒメシャラやブナ、ツツジなどがとても綺麗。杉じゃないだけで、なんというか…オサレ感w
今年はシャクナゲやヤシオ(ツツジ)の当たり年だと聞いていたので、楽しみしてたんだけど、見事に終わっていたw。サラサドウダンのお花もどこにも見当たらず…
ここまで絶好調なゲンタ。最後まで笑顔で歩いてくれると嬉しいな。日の出山、大台ケ原、どちらも去年のゲンタとは見違えるほどの歩きを見せてくれた。だからこそ、今日も大丈夫だろうと思って、ここを歩いてる。
木の根っこ、岩、正直歩きやすくはないけど、嫌な顔せずに進んでいく。うん、頑張ってる
ゲンタの奮闘もあり、万二郎岳(1299m)に登頂〜!コースタイム以上にかかってしまったけど、早いとか遅いとか関係ない。諦めず進めたことが素晴らしいのだ。まずは、1座目。おめでとう〜
万二郎岳で軽く休憩し、次に目指すのは伊豆半島最高峰の万三郎岳。手前が馬の背で、その奥にあるのが万三郎岳。コースタイムではここから70min。万二郎岳直下のくだりと、アセビのトンネルを過ぎた所のくだり。案外、アップダウンがあるので、小さな子連れだと時間がかかるでしょう。
時折、フラットなトレイルもあって平和。陽が出ると本当に気持ち良い。思わず走り出したくなる(走らないけどw)
背中のユウタもさすがに重くなってきたか。今回は肩が痛かった(涙)背負子は今年で終わりだと思うし、あと数回くらいしか出番がないと思えば、それはそれで寂しかったりするんだけどね。3人全員が自力でそれなりの距離を歩けるようになったら・・・北アルプスなど家族で歩いてみたいな。
くだりがあれば登りあり。大きな岩もあって、なかなか簡単には進ませてはくれない。でも、ゲンタは頑張ってる。まだお昼前とはいえ、そろそろ疲れが出始める頃。万三郎についたら、ランチ&お菓子タイムだから、そこまで頑張れ!
ソウタはこうやって待つこともしばしば。自分のペースで歩けないって、結構疲れるよね。今日は我慢して、次の山は二人で思いきり歩こう。ちなみに、新しい登山靴が届いてないソウタは、スニーカーで歩いてます。ごめんよw
アセビのトンネル。樹皮がイラストみたいな模様w
少しだけ厳し目の山にチャレンジした時って、子供の成長をより実感する。二郎〜三郎間は、2度の急な下りがある。大きな岩やハシゴは、体が小さいので苦労するし、時間も倍以上かかるけど、こうやって笑顔で歩けたのが成長の証なのかな。去年なら、間違いなくこの辺りで機嫌が悪くなってたと思うから(笑)
はなたて(石楠立)通過。万三郎まで900m35min!もうちょっとだ、頑張れ〜
万三郎岳(1406m)に登頂〜!二郎&三郎の2座をゲットし、天城山制覇。時間はかかったけど、自分のペースで無理することなく歩けたのがよかったかな。アップダウンのある道だったけどよく頑張ったね。おめでとう!
万三郎岳の山頂でランチをしている時、ガスが出てきて、一気に気温も下がってきた。動いていないユウタがブルブル震えていたので、ユウタの装備は見直さなきゃいけないなと反省。奥様から、ソウタばかり買わないでユウタにも買ってあげてと言われ、何も言えませんでしたw。いつ何時でもダウンは必須だね。気軽に羽織れるウインドジャケットみたいなのもあるといいな。つ、尽きないw
下山開始。雨が降らなくてよかったと安堵。今まで、背負子ハイク時に降られたことがないので、正直、雨が降ったら背中のユウタは大丈夫だろうかとかなり心配した。そう感じたってことは、装備が足りてないってことなんだよね。
終始ご機嫌なゲンタ。ちょっと想像以上というか、ここまで機嫌よく歩いてくれるとは思わず、親としては嬉しい限り。もっと山に連れてってあげようって思うもんね。今年こそ、テン泊できるかな?(ただ、夜に泣くという問題は解決してないので、ちょっと躊躇うw)
山頂で凍えていたユウタ。体を温める為に、抱っこしたり歩かせたり。徐々に温まってきたかな?今回は手袋もフリースの帽子も持たなかったので、反省しております…。備えあれば憂いなし!はい。
新緑の天城山。シャクナゲもツツジも終わっていたけど、森林ハイクは十分に楽しめた。
こういうフォントの標識が好き(笑)
涸沢経由のルートは、基本アップダウンはそこまでないんだけど、岩ゴロゴロのトラバースルートなもので、ゲンタはどうしても時間がかかってしまう。去年の月山もそうだった。正直、この区間は時間もかかったけど、まぁ焦るほど時間的に切迫していないので、のんびりマイペースで。去年苦労したこういう道も、嫌な顔せずに黙々と歩いたゲンタ。ほんと、子供って知らず知らずのうちに成長するものですね(嬉)
ツツジは少しだけ残っていた。気持ち程度ねw
15:40、無事にゴーーール!最後の最後でゲンタが躓いちゃって半ベソw。最後まで笑顔とはいかなかったけど、足が疲れてたんだろうね。本当にお疲れさまでした。泣いてるので、バンザイポーズはしてくれなかった(笑)
総括
累積標高:登り570/下り578m
標高差:366m
ゲンタには少し厳し目の設定だったのに、最後まで疲れたと言わず、笑顔で歩いてくれたのが一番の収穫でした。総距離約9.4km、標高差はそれほどないにしても、意外とアップダウンがあったのでキツかったと思う。標高グラフを見ると、結構なアップダウンと、最後のギザギザ感が凄いw(笑)どこかで機嫌が悪くなるだろう、疲れたーと言いながら泣くだろう。そういう場面を想定していたけど、結果的には杞憂に終わった。ゲンタの成長を垣間見た天城山ハイクでした。
ゲンタ、ナイスチャレンジ!ナイスハイク!
赤線が登り、青線が下り。我が家はかなり時間かかりました(休憩含め約8時間)。もし、同じような年齢のお子さんと歩かれるなら、コースタイムの1.5倍くらいはみておいた方が良いと思います。地味に登りくだりがあるし、一部では岩の多いトレイルもあるので、小さな子供だと時間はかかると思う。ちなみに、大人だと5時間半ほどで周回できるようです。
以前、天城山周辺のキャンプ場を登山に利用しようとして問い合わせた時に、天城山で遭難する人が増えてるから気をつけてねとキャンプ場の方に言われたことがあります。念のため、以下の情報を転載しておきます(伊豆市観光情報より引用)。入山時間が早めに設定されていて、お昼頃からちょっと歩こうかな、みたいな感じはやめておいた方がいいです。
天城山の入山時間について
最近、登山道内で日没を迎えてしまい、山岳事故として消防や警察が出動する事案が多発しております。
無理な登山計画は立てず、下記の時間帯以降は入山を控えてください。
安全な登山のため、御協力をお願いします。
3・4月:午前9時、5~7月:午前10時
8月:午前9時30分、9・10月:午前8時30分
11~2月:午前8時
※シャクナゲコースご利用の場合は上記の時間の3時間後
登山中にトラブルが生じたら!
万が一登山中にトラブルが生じた場合はステッカーの番号をお伝えください
※自分のいる場所を知らせる手段として、コースに番号が付けられています。
天城高原ゴルフ場~万二郎岳間にはA-1~A-26、万二郎岳~万三郎岳間にはB-1~B-18、万三郎岳下分岐点~四辻間にはS1~S21までの番号が付けられていますので、万が一の電話の際には番号を知らせてください。
このステッカー番号は、駿東伊豆消防本部に現在位置を伝えるためのものです。
万が一トラブルがあった場合は、その番号を駿東伊豆消防本部へとお伝えください。
駿東伊豆消防本部へはこちら
[電話]0558-76-0119
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