親子で鳳凰三山テント泊ハイク(後編)

ハイキング

2023.5.4~5.5、去年のGWに鳳凰三山で親子テント泊をした記録。登頂&テント泊の後編をどうぞ。前編の続き。

親子で鳳凰三山テント泊ハイク(前編)

テン場に荷物を置いて空身になったとはいえ、夜叉神から歩き続けて5時間強。徐々に疲労を感じる時間帯。暑さもあって足取りは重い…。けど、景色を見たり、お話しながら一歩一歩。

ちょっと疲れ気味のゲンタ(笑)。ユウタもペースダウン。山頂まであと少しだよー。

無事に鳳凰山(薬師岳)に登頂!おつかれさま。北岳をバックに最高の1枚。子供達の登頂写真を見返すのが密かな楽しみなので、今回も良い思い出になった。

薬師岳の次は三座の中で一番高い観音岳に向かう。前回は、もっと近くに感じたような気がしたけど、気のせいだったようだ。なかなかの登りが続いている。子供達も、ちょっとお疲れ気味。

薬師岳~観音岳はこの日のハイライト。本当に天気が良くて、北岳や間ノ岳、振り返れば富士山を見ながらの稜線歩きは、なんて贅沢なんだろう。

鳳凰山(観音岳)に到着!ユウタが少し高山病気味で眠そうな表情をしてる。ソウタとゲンタは問題なし。

さて、地蔵岳をどうしようか。観音岳山頂から見た地蔵岳は、今の僕らには割と絶望的な距離。歩き続けて疲労MAXな子供達のことを考えると、無理せず戻るのが良いだろうと判断し、ここで引き返すことにした。この先、結構なアップダウンがあるのは前回の山行で折り込み済み…。何よりも、僕がここを登り返す自信がない(笑)

そうと決まれば、時間はあるので山頂でのんびりと休憩タイム。お菓子を食べて元気になったら、あとはテン場に帰るだけ。

薬師小屋の先からチェンスパを装着して、高速下山。足元がしっかりしてるって大事。

テント場で寛ぎタイム

ローカスギア/カフラシル

南御室小屋のテント場に戻ってきた。テントも増えて、久しぶりに味わう山のテン泊の雰囲気だ。

デッキに移動して、残雪で冷やしておいたクラフトビールをグラスに注いで飲んだ。まったり飲んでいたら、「それグラスですか?良いですね」って声を掛けてくれた方がいて、グラスケースの存在を伝えられたのが嬉しかった。ビールをグラスに注いでじっくり飲むことは、山で美味しい料理を食べたいのと同じ欲求だと思っていて、これからもっと「豊かな時間」を楽しむハイカーが増えてくるんじゃないかなと思っている。しらんけど。

お疲れのソウタとゲンタは昼寝。疲れたよね。

夜はソーセージとお肉を焼いて、アルファ米にカレーをかけて手軽に済ませた。日が暮れると寒くなるのはGW時期のテント泊なら想定内。しっかりとダウンを着て寝袋に入ったら、あっという間におやすみなさいでした。明日は下山するだけなんで、寝坊してやるぞ。

翌朝は7時過ぎまで爆睡。朝方バタバタと出かけていく登山者をうっすらと感じながら、日が昇るまでがっちり眠り、少し暑くなってきたなーくらいのタイミングで起床。起こさなければ、いつまでも眠っているくらい爆睡してて、山でもこれだけ眠れるのは羨ましいなぁ。

テントを片付けて下山準備完了。南御室小屋には、またいつの日か遊びに来れたら良いな。

小屋から苺平の先までチェンスパを装着し、快適なスノーハイクを楽しんだ。

今日は帰るだけなんで、気持ちに余裕もあってか皆の足取りが軽い。そして今日も良い天気だ!

11時過ぎ、夜叉神駐車場に無事下山。二日間おつかれさま!

今回のバックパック達。僕はMYOGった30リットルくらいのバックパック。ソウタとゲンタはアソビトギアのASOBI-TRAIL15。ユウタは以前作ったアーチ7。テントはカフラシルを1張りに4人。僕とソウタでインナーとアウターを分担。寝袋・防寒着・行動食は各自のバックパックに。マットはクローズドセルマット3個をそれぞれ外付け。フロントメッシュポケットには、脱いだレインウェアやお菓子なんかが入ってて、面倒くさがりな僕にはぴったりな仕様。

最高の二日間を子供達と一緒に過ごせたことにありがとう。一緒に遊んでくれた子供達にも感謝。次のテント泊はいつになるのかな?