ダイニーマを使用した Easton Gold 24インチペグ専用ケース

asobitogear

雪山で使う、あの長〜い長〜いペグの専用ケースを作りました。

製作背景

Easton Gold 24インチペグ。見たことある人も多いと思います。長さ約62cmというロングペグ。雪山で使う人が多く、僕も冬季のテント泊で使っています。刺せるくらいの降雪がないと無理なので、時期・場所にもよりますが、気持ちよく刺せた時の快感と言ったら、それはもう(笑)たまりませんww

このペグ。魅せるアイテムでもあるので、ザックにそのまま刺してる人が多い気がします。その佇まいが格好良かったりして、ケースなくてもいいかな…と思っていたけど、実際、雪や泥が付着したままサイドポケットに収納すると、他の道具を汚したり濡らしちゃうこともあるので、ケースがあってもいいかなって思うことも。そんな折り、カントリーマンの納車祝いを渡せていなかった(いつの話だよw)9botaさんから、「あの長いペグを入れる袋が欲しい!」というリクエストがあったので、作ってみることにしました。

ロングな62cmペグの収納方法は?

62cmありますからね、どんなケースがいいだろうか。冬に使うから出し入れのしやすさは必須だよな(手袋を嵌めての作業が前提)、結構長いから使う生地の重さも考えなきゃいけないな、ペグケースとして使わない時は別の用途で使えるといいな、と色々悩みました。

そして出来上がったのがこちら。

Easton Gold 24インチペグ専用ケース

個人的には、かなり良い出来映えだと思ってます。

形状

間口を広くしたEaston Gold 24インチペグ専用ケース

グローブを嵌めたままでも、ペグの出し入れがしやすいように、入り口部分は広く。ここが細いとストレスになるので。さっと出して、さっと仕舞いたいよね。ですので、上に向かって広がってます。

素材

素材選びは悩むかなと思ったけど、この長さでX-Pacやコーデュラを使うと間違いなくもっさりするし、いくら軽い素材でも、そこそこの重さになるはず。ケースだけが重くなるなんて本末転倒だし、だとしたら軽量素材しかない。シルナイロンも良かったけど、ちょっと滑りが良すぎる気がする。となると、ダイニーマ(旧称キューベンファイバー)か。強度・軽さ・見た目、今回はどれもバッチリハマった感じ。この透け具合なら、見せる収納もできるしね。

わずか4グラムのEaston Gold 24インチペグ専用ケース

作って驚いたのがその重さ。なんと、驚異の4g4gって誤差のレベルw。ダイニーマすげー!とおもわず唸った。実際、ペラペラですけどね。生地は0.8ozのDCFを使ってます。

縫製ではなくボンディング

今回はミシンを使わず。縫い目はありません。キューベンテープで接着してます。いわゆるボンディングってやつになるのかな。キューベンは縫い目がキリトリ線みたくなって、そこから裂けやすくなるので、テープによる接着が良いみたい。工作感覚で作れたので、これはこれで楽しい。ただ、不慣れなので、9botaさんに納品したものは、綺麗にテープが貼れなくてベタベタしてる(笑)。使用には問題ないと思いますw。(※ループ部分はミシンで縫ってます)

機能面

傘袋にもなるEaston Gold 24インチペグ専用ケース

こちらのケース、傘袋としても使えます。ペグケースとして使わない時は、ループ部分をS字フックなどでシートのヘッドレストに引っ掛ければ、車内用の傘袋に変身。さらに、ネギ・ゴボウも入るマルチぶり(笑)残念ながら、自宅にネギもゴボウもなくて、インスタ映えしそうな写真は撮れませんでしたw。ちなみに、大根は入りませんのでご注意くださいw

水抜きがついたEaston Gold 24インチペグ専用ケース
水抜きがついたEaston Gold 24インチペグ専用ケース

ボトムはベルクロで開閉できるので、水抜きの役割になっています。この長さと細さだと、ひっくり返して乾かすのは面倒だからね。

(2018.1.17追記)
水抜きの仕様を変更。ベルクロが剥がれる可能性があるためです。実際にお買い上げいただいたお客様から剥がれてしまったと連絡を頂いたので、以下のように仕様変更します。

水抜きを改良したEaston Gold 24インチペグ専用ケース

5mmハトメに変更。底部は完全に接着するので、水漏れも起こりません。
※2ndロットからこの仕様となります

くるっとまとめて5本は楽々収納できるEaston Gold 24インチペグ専用ケース

収納はくるっと丸めてザックのサイドに入れるだけ。

こんな感じで、個人的にはカッコイイペグケース、兼傘袋、兼ネギ袋、兼ゴボウ袋が出来上がったと思う。これ持って、早く雪山に行きたいですね〜。イーストンの62cmペグをお持ちで、このアイテムが気になる方がいれば、オンラインストアを要チェック(笑)本格的な雪山シーズンが始まる前に、販売予定です。