2015.10.3〜10.4、
谷川岳馬蹄形縦走にチャレンジしてきました。前編の続きです。
蓬ヒュッテ
プチトレラン風に走ってたどり着いた蓬(よもぎ)ヒュッテ。
受付を済ませてテン場に急ぐと・・・何と!!張るスペースがない…orz
自分達が歩いてきた白毛門からのルートは登山者が少なかったので、テン場も大丈夫だろうと安心していたんですが、先行者がそれなりにいたようです(^^;;。さらには逆周りから高校の山岳部も大挙して押し寄せていたので、張るスペースがなかったのです。。
池のほとり。微妙に湿っている場所が辛うじて空いていたのでカフラシルを張りました。ギリギリ…いや、登山道にはみ出してますw。小屋のご主人も邪魔にならなければ大丈夫だからと言っていましたし。
幕営料自体は無料ですが、トイレ1回分(大)の500円が徴収されますので実質500円/泊ということですね。小はその辺にマーキングして済ませてくださいとのことでしたw
Locusgear KhafraSil(カフラシル)
忠太さんとゴードさんが到着したので、空いてる隣になんとか張ってもらいました。この後も何組か到着しましたが、皆さん笹の葉を倒したり、あらゆる工夫をして(必死に)張っていましたw
今回、風が強い予報だった為、グループシェルターとしても有効なカフラシルにしましたが、その大きさが仇となりました。ビビィならその辺で適当に寝れたのにね。さらに、狭いテン場に大きなテントを張って、そこに一人で寝るのもかなり申し訳なかったですw
それでも、風が強まり気温も下がったテン場でシェルターに入って仲間とゆっくり食事ができたので結果的には良かったんですけど(^^。
落ち着いたところで水を汲みにいきます。水場まで片道10分程ですが、罰ゲームにしか思えないくらいキツイかったw。山の水は貴重ですね。こちらの岩清水、とても美味しい水です。
さぁ、夕飯の準備開始です。
今回は軽量化のため凝った料理はせず、シンプルに和牛ステーキと坦々麺を。この日のために普段使わないナイフまで買っちゃいましたw。スーベニアALは軽くてコンパクト。
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ゴードさんはメスティン炊飯とピリ辛鍋でした。ツマミの辛子高菜も最高でした!
忠太さんもお肉。1kg以上背負ってきていたような(笑)タンにカルビに、ご馳走さまでした^^
皆でシェアしながら、山の楽しみである「食」を存分に満喫したのでした。
蓬ヒュッテから見るサンセット。体は疲れたけど、本当に良い1日でした。大満足!
18時過ぎ、おやすみなさい。
夕方から冷え込んできたので防寒対策をしっかりして寝たところ、暑くて寝苦しかったという。。疲れすぎてて眠れなかったのか、珍しく音楽を聴きながらうたた寝。夜中に起きてウェアの調節をしてからは気持ちよく眠れました。
後半戦
馬蹄形縦走の2日目が始まります。今日も結構キツイコースみたい。。
4時半過ぎに起きたら、暗いうちから出発する人が多数。みなさん早い…。残念ながら天気はガスw
うーん、見えない…。予報では12時頃からガスが取れて晴れる見込み。
ということは、2日目の大半はこの天気の中を歩くということか。。
6時、蓬ヒュッテを出発し、まずは最初のピークを目指します。
JR土樽駅へのエスケープルート。我々はもちろん谷川岳方面へ。
この日唯一の晴れ間。この後下山までガスワンダーな世界が広がっていました。
ほぼCTでこの日最初のピーク、武能岳(1759.6m)に到着!
初日から数えて5つ目のピークです。
こちらも紅葉が進んでました。
武能岳から次のピークまでがしんどかったなぁ。200m下ってから、また400mくらいを登る。もちろん急登ありw。それでも昨日ほどの疲れは感じなかった。睡眠って大事だよね…
6つ目のピーク、茂倉岳(1977.9m)に到着!
谷川岳より90cm高い今回の最高峰です。ここまでの登りが2日目の核心部でしょうか。この先はさほど急な登りもないようですし。
続いて7つ目のピーク、一ノ倉岳(1974.2m)に到着!
ここは楽チンでしたね。
残すはメインディッシュの百名山、谷川岳。オキノ耳までは50分ほど。
谷川岳へ
先行していた高校山岳部のグループに追いつき、ここから徐々に渋滞。自分たちのペースで歩けたのもここまででした。
眺望がないので「ノゾキ」せずにスルー。晴れてる時に見たいような怖くて見たくないような。
強い風が吹き付けてくる稜線歩き。天候の変化が激しい谷川岳の片鱗を垣間見たような気がします。。
谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて中央分水嶺のために天候の変化も激しく….。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となり、その上からは笹原が広がり視界が開ける。このため、比較的低い標高(特に稜線付近)でも高山植物が観察できる。(wikipediaより引用)
標高が低いからと言って安易な装備で歩いては行けない山ですね。
もちろん、谷川岳に限らず山に入る時はしっかりした装備が必要ですけど(^^
ついに、谷川岳オキノ耳(1977m)に到着!8つ目のピークになります。
昨日、対面の白毛門から眺めていた山頂に、こうして無事たどり着くことができました(^^)
この天候にも関わらず山頂はもの凄い人・人・人。ゆっくりする場所もないので、最後のピークに向かいましょう。
9つ目のピーク、谷川岳トマノ耳(1963m)に到着!
これが本当に最後のピーク。みなさん、本当にお疲れ様でした!
肩の小屋に下りて、コーラ休憩。軽く食事も済ませました。
下山は西黒尾根ではなく天神平からロープウェイを使って下ります。天候も良くないし、足元も滑るので安全を考慮して"やむなく"ロープウェイを利用します。こればかりはしょうがないです。うん、しょうがないw
天神尾根はご覧の通り下山渋滞が発生していました。
抜けるところで抜き、なんとかここまで下りてきました。ロープウェイ駅までもうすぐ。
達成感と疲労感でいっぱいのオッさん達も最後のひと踏ん張り!
ジョウシュウオニアザミが綺麗に咲いていました。
さすがにここまできたら田尻尾根を使って下山する気力もなく。。"やむなく"ロープウェイを…やむなくです。
天神平のロープウェイ駅が見えてきました。いや〜、充実した2日間でしたね。達成感すごい。
無事、谷川岳ベースプラザまで下りてきました。文明の利器って便利だし早いねw
車を停めている土合橋の駐車場はまだ先です。ここから10分くらい歩きます。
帰り道にカーブミラーがあったので、恒例の集合写真を撮っておしまい。
予定より早目に下山することができました。駐車場に着いた時の安堵感と言ったら・・・
ご一緒したゴードさん、忠太さん、ケータくん、そしてMOMOパパさん。
2日間、ありがとうございました。また一緒に歩きましょう!ゴードさん、車に乗せていただき感謝ですm(_ _)m
総括
想像以上にアップダウンのあるルートでした。急登も多いし、おまけに不思議体験までしちゃったし(笑)キツイ部分が多かったけど、紅葉を味わいながらの稜線歩きは最高の一言(初日ね)。特に七ツ小屋山から蓬ヒュッテまでのトレイルは極上でした。ガスが残念だったけど2日目のコースも最高だったのかなぁ。
道中、ここを歩くのは1回で良いかなと思っていたんですが、時間が経つとまたあの景色を見たい…となるから不思議です。いずれソウタが岩場や下りを一人で歩けるようになったら、一緒に馬蹄形縦走してみたいなーと思います。
それにしても、久しぶりに子供を連れないで山を歩きましたが、気楽すぎてビビりました(笑)。特に精神的な疲労は皆無。いつも山の後は1か月くらい疲れが抜けないんですが、今回はソレもなし。やっぱり子連れハイクって大変なんだなぁって思いました。もちろんそれ以上の楽しみもあるんですけどね。
今回のパッキングについて
ks ultralight gear KS40 & Myog Annex Bag
ソロなので軽くしたつもりでしたが、それでも理想のウェイトにはまだまだ遠い。ベースで5kgは切ったけど食糧と水だけで4kgオーバー。。トータルパックウェイトは9kg以下だけど、やっぱり7kg台で歩きたいなぁ。水2kgと多めに担いだのも響いたかな。
番外編
実は・・・10座目に挑戦しました。ただ・・・この山は余裕でしたよ(笑)
下山後のとんかつは最高!(ウマー。ガッツリ食べて疲労回復(^^
沼田のとんかつ街道にある「とんかつげんき」、とても美味しかったです。
おしまい
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