金峰山・瑞牆山〜子供とテント泊登山(前編)

奥秩父

2015.4.25、ソウタと金峰山を歩いてきました。百名山を2座GETする欲張りプランを決行。息子の頑張りに脱帽です。後編はこちら

初日は金峰山へ

6時に瑞牆山荘の無料駐車場で待ち合わせなので、自宅を3時に出発。ソウタは4時間ちょっとの睡眠…自分は2時間程度。初日にガッツリ歩くので少し不安が…。途中コンビニで買い出しをして5時半過ぎに到着しました。

今回、ご一緒していただくのは忠太さん親子。ソウタはお友達と歩けるので嬉しそうです。2日間よろしくお願いします。

金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)は山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境界にある標高2,599 mの山。奥秩父の主脈に位置し、山域は1950年(昭和25年)7月10日に秩父多摩甲斐国立公園に指定された[2]。日本百名山、新日本百名山、花の百名山および山梨百名山のひとつ。山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼ぶ。

今日デビューするソウタの赤いサコッシュ(カンパラパック)も良い感じ♪(レビュー記事)中身は行動食、時計、単眼鏡、植物図鑑wなど

準備、トイレを済ませて6時過ぎに駐車場を出発です。本日目指す金峰山は距離もあるし時間もかかるので、子連れハイクということを考慮してかなり早めの出発にしました。早い時間帯に関わらず、登山者多めでしたね。皆さん早い

最初の目的地である富士見平小屋まで約1時間。テン場までの時間が短いので気が楽です。

小屋までは緩やかな登り。ウォーミングアップには丁度良いかな。ソウタは既にフリースを脱いでキャプリーン3だけに。

木々の間から、翌日に登る予定の瑞牆山が見えました。山頂の岩場を見て、あれ登れるのか?なんて思いましたけどw

コースタイム(CT)よりちょっとだけ早く富士見平小屋に到着。小屋の方が荷揚げの為不在だったので、受付できず。テントだけ先に張らせていただくことにしました。

富士見平小屋のテント場。(大人1泊1000円。トイレ代含む。子供は無料でした。下の方まであって広々としてます。雰囲気も良いですね。

TerraNova Laser Competition2

設営完了!今回はトイレにほど近い中段に張りました。直前までLocusgearカフラシル(Khafra Sil)を張る予定でしたが、ソウタに聞いたら緑の小さいテントが良い!ということでテラノバに変更しましたw

設営を済ませて、金峰山を目指します。

ソウタは、前日食べたお団子がちょっと痛んでいたようで軽くお腹を壊しちゃって、この日も下痢(笑)それ以外は調子良いみたいなので良かったけどw

樹林帯のトレイルを進みます。富士見平小屋から隣の大日小屋まではCTで1時間。陽の当たるところはじんわり汗をかくほど。春ですね〜。この付近にまだ雪はありません。

大日小屋に到着。CT通りで順調。ここでちょっと小休憩しましょう

フルーツグラノーラのチョコバーを食べてご満悦のソウタ(笑)アミノバイタルゼリーなどを摂取して、これからの登りに備えます。

大日小屋から、所々に凍結箇所が出てきました。慎重に歩けば特に問題ないです。スパイク装着すると安心ですね。

鎖場が出てきたり

大日小屋から大日岩までの登り。CTで30minくらいです。

初使用のモンベルチェーンスパイク。こういう凍結箇所には最適だね。今までの4本爪ではこうもいかない。この山行の為に買ってよかった(モンベルチェーンスパイクのレポはこちら

地道に登り続けると、ようやく視界が開けてきました。

大日岩に到着!ここからまだ2時間もある…

これが大日岩かな。横から見るとそうでもないけど、下からみたらでっかい岩でしたw

ハンモックと言って寛ぐソウタ。決して疲れて歩けないわけではないですw

大日岩から金峰山まで雪があると聞いていたので、チェーンスパイクは付けたまま。ガシガシと雪道を歩きます。

まるで兄弟のような服装。この日は親も含めてみんな青だった(笑)

雪の斜面を登って登って。ソウタも疲れが見え始めてきた…

ついに稜線に出た!。うーん、気持ち良い!景色を楽しんだり撮影したり、少し休憩します。

ソウタもここまで頑張って歩いてきました。ただ、少し口数が減り、ちょっと眠そうな顔・・・ま、まさかアレでは?

岩陰に咲く植物。名前はわかりませんw

明日登る予定の瑞牆山も見えた。

視界の先には今日の目的地である金峰山が見える。突き出ているのが五丈岩で、その左が山頂。まだ距離はあるけど頑張るぞ。ここからは稜線歩きなので、景色を楽しみながら歩けます。

山梨県側に切れ落ちた崖。注意して歩きましょう…(怖っ

歩いてきた稜線を振り返る。千代ノ吹上だったかな。

ソウタがとても眠そうにしてます。。たまにあくびも出てる…。頭は痛くないようなので、単に疲れていて眠いだけなのかもしれない。でも高山病の症状にも近いので、様子を見ながら歩くことにしました。

念のため高山病になった時の対処方法を行いました。

  • 何度か立ちどまって深呼吸
  • 口数が減ったので、とにかく喋らせる
  • 水をたくさん飲ませる

これが効いたのかわかりませんが、徐々に元気になって頂上手前では完全に元気に。もしかしたら単に疲労のピークだったのかもしれない(笑)明らかに寝不足だったしね。いずれにせよ、富士山登山で想定される高山病らしい症状が経験できたのは良かった。

仮に軽い高山病だとしたら、原因はあきらかに睡眠不足かな。いつもは10時間くらいの睡眠だけど、今日は半分の4時間程だし。きちんと睡眠を取ってからアタックするのが一番だと再認識しました…

最後の登り。これを超えた先に金峰山の山頂がある。もう少しだ

ヴィクトリーロード。ここまで頑張って歩いたねぇ。駐車場を出発して約6時間。小屋を出てから4時間半・・・ついに

日本百名山 金峰山(2,599m)GETしました〜。登頂おめでとう〜!

今回も頑張って歩いたソウタ。距離だけ見れば彼の歩ける範囲なんですが、岩場・雪・氷・切り立った稜線歩きetc..けっこうハードな条件だったのに、無事に辿り着くことができてホッとしました。お友達と歩けたのも良かったかな。みんなで楽しく歩くのはやっぱり良いね。

みんなで記念撮影。みんな青ラー(笑)

12時を過ぎてるので、五丈岩を見ながらランチにします。相変わらずの存在感で、近くでみるとやっぱり大きいね。

やっぱりいましたよ。登ってる人が。純粋にすごいと思う。僕には無理w

金峰山は百名山だし、この日は天気も良かったので、もっと賑わってると思ってましたが、山頂はがらーんとしてました。空いてるのは嬉しいですが。

ダメ元で五丈岩に挑戦するも、あっけなく敗退(笑)そりゃそうだ

さて、小屋まで降りますか。真ん中に見える瑞牆山の左下まで。と、遠い(笑)

雲はあったけど雨も降らず、往路も復路もコンデション最高でした。

画面の右下まで降ります。

こんなところ、よく歩いてきたよね。帰りも気を抜かず慎重に。この景色も見納め。

無事に稜線歩きを終え、樹林帯へ戻ってきました。大日岩までチェーンスパイクを付けたまま降りました。

16時前に無事、小屋に到着。帰ってきたよ〜。下りは3時間ほどでした。お疲れ様でした。小屋でバッジを買ってテン場に戻ると…

見慣れたテントがあります。ま、まさか、これは??

肉王mokaさんではありませんか(笑)しかも山のテン場なのに、なんですかこのレジャー感たっぷりな感じww

とりあえず乾杯しましょう(笑)この日は瑞牆山を歩いてきたようです。百名山ハンターの異名は伊達じゃありませんねw

mokaさん、おもむろに野菜を刻み

すげー!肉王mokaさんの絶品すき焼きでした。卵も6個担いできたみたいで、卵付きでいただいちゃいました。天城縦走以来の山すき焼き、ほんと美味しかったです。ご馳走様でした〜

この日はみんな肉でした(笑)

我が家はさつま黒豚のトンテキなど。

mokaさんのソロメシテーブルも見せてもらいました。こういうの見ると、山にテーブルもありかなーと思うんですが、まだ必要なさそうだなぁとw

日が暮れると冷え込んできました。温度計は1度。みんなダウンを着てるけど、もちろん僕は持ってきてないですよw。先月の雲取山で寒い思いをしたあの記憶が蘇る。

雲取山〜父子テント泊ハイク(後編)

19時前、各自テントに入り就寝。山の夜は早いのです。なんて健康的なんでしょ。明日も早いのでたっぷり睡眠とりたいと思います。

2日目、後編(瑞牆山)に続く

金峰山・瑞牆山〜子供とテント泊登山(後編)