山の日は青森県最高峰の岩木山でファミリーハイク

山遊び

2017.8.11、山の日は青森県最高峰、岩木山へ。

今年の夏も東北へ

去年の夏休みは山形県の月山を歩き、海水浴キャンプ。さて、今年はどこへ行こうか。

我が家は、キャンプ場から行き先を決めず、「どこの山に登るか」で行き先を考えます。家族全員での行動になるので、山を選ぶ基準はゲンタ。登れる山の選択肢は限られてくるけど、ゲンタだってもう年長さんで来年には小学生。百名山の中では、青森の八甲田山と岩木山が比較的登りやすそうだ。他にも岩手の八幡平や宮城の蔵王山もあるけど観光的な側面が強いし、四国や九州の山は夏の暑い時期ではなく、来年のGWに絡めて行くつもりなので、夏はどうしても涼しい北方面に気持ちが向いてしまいがち。

ゲンタには、八甲田山の方がちょうど良いくらいのコースで、岩木山だとちょっと優しめ(短め)かな。ただ、日本海側の方が天候が良さそうなのもあって、出発ギリギリで岩木山に登ることを決定。下山後は、日本海沿岸を南下し、白神山地の麓へ移動。そこをベースに海水浴とか色々楽しんじゃおうという魂胆。ふふふ、楽しみだ。

山形〜夏のキャンプ旅2016(後編)

山形〜夏のキャンプ旅2016(前編)

山の日は月山で家族ハイク〜夏の山形遠征登山

恒例の深夜移動

考えることは皆一緒。木曜の夜から高速の渋滞が始まってましたね。常磐道で迂回したり、仙台の通行止めをギリギリで通過できたり、ラッキーも重なり、なんとか予定通り弘前まで行くことができた。途中、仮眠を何度か取りながらなので、10時間くらいかかったのかな。

麓から見上げた岩木山。別名「津軽富士」と呼ばれるだけあり、すごく目立つ山容。天気は、曇りがちだけど、まぁ許容範囲。多少のガスは覚悟。家族登山においては、なにより雨が降らなければ間違いなく勝利なのでねw。5人で雨のなか歩くことは全く想像できない…

岩木山

青森の山に登る日がくるとはなぁ…。どちらかと言えば、八甲田山の方に興味があって、冬のスノーモンスターをいつかみたいと思っていたので、下見ついでに登りたい気持ちでいました。でも、岩木山もなかなか素敵な山のようです。津軽富士って良い響き。

岩木山(いわきさん)は青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する火山である。標高は1,625 mで、青森県の最高峰である。日本百名山および新日本百名山に選定されている。その山容から津軽富士とも呼ばれるほか、しばしば「お」をつけて「お岩木(山)」あるいは「お岩木様」とも呼ばれる。(出典:wikipediaより)

津軽岩木スカイライン(通行料金往復@1800円)を利用して、一気に八合目からスタートするお手軽コース。麓の嶽温泉からも登れるけど、今日はガッツリ系じゃないのでね。

ぐいーん!っとリフトで。使える文明の利器は全て使いますw

日本海が見える。下山後、あの海岸線(国道101号)をぐる〜っと移動して、白神山地の麓でキャンプの予定。

リフトで一気に1470mへ。岩木山の山頂が1625mなので、ここから約150mほどの高低差。

今日のコースは短いので、ユウタにも歩いてもらうつもり。ただ、岩場が多いので、どこまで歩けるかは微妙だけど、とりあえず行けるところまで。頑張れ〜

ここが鳥ノ海噴火口かな。火口ぽい雰囲気だけど…

山頂まで25分は、ちょっと短く見積もりすぎな気がしますw。山と高原地図のコースタイムも30分なので、まぁ妥当な数字なんだと思うけど、小さな子供は岩場が多いのでもう少し時間はかかると思います。

距離も短く標高差もなく、お手軽なイメージがあるけど、いやいや。霧ヶ峰とか美ヶ原のような緩やかな道ではなく、ゴツゴツした岩を登る道。決して歩きやすくはないですw。小さなお子さん連れの場合は、余裕を持って1時間くらいみておいた方がいいかもしれませんね。でも、子供って、こういう道が好きだったりするので、楽しく歩けると思います。

ユウタが歩いてるので、我が家のペースはかなり遅め。ユウタのこういう姿を見る日がくるとはね。子供の成長って早いなぁ。つい最近生まれた気がするのに。

たまに、こういう道もある。この先には避難小屋の鳳鳴ヒュッテ。

しっかり道案内が出ているので迷うことはないでしょう。今日は山の日だから人も多い。軽装の観光客も見かけたけど、しっかり装備の登山者の方が多いかな。「山頂まで30分」って、かなりのお手軽感だけど、さすがにハイヒールは厳しいと思うよw

鳳鳴ヒュッテ。過去に悲しい事故があり、こうして避難小屋が立っている。

ここから意外と急な岩場の登りがスタート。この上が山頂ではなくて、これは1つ目の岩場。その上に2つ目の岩場があって、その上が山頂。コースタイム以上に長く、険しく感じます。

体の小さなゲンタは苦労するね。ペースは遅くなるけど、安全にゆっくりと進めばいい。

ユウタも頑張ってるなぁ。この日、一番小さい子だったと思う。すれ違う登山者から、たくさん励まされ、山歩きを始めた頃を思い出してなんだか懐かしい気分になりました。

まだ登る(笑)正直、ここまで歩くと思わず、嬉しい誤算。岩のアトラクション、楽しいんだろうね。

最初の岩場はこんな感じの登り。これだけ人が多いと落石には注意。

ソウタは自分のペースで歩けず、ストレス溜まり気味&お疲れ気味w。今日は我慢してね。

ジュース休憩w。まだ頑張るのか〜。いいね

2つ目の岩場まで登ってきたユウタ。これを登りきれば山頂だ。あと一息〜

岩木山は岩場が多いからなのか、右側通行の案内板が出ています。登り・降りと別れている区間もあり、混雑してても歩きやすい印象。ただ、これだけ案内が出ていても、気付かない人が結構いるのが、また面白いw

ユウタは力尽き(笑)、背負子に格納され、あっという間に爆睡してしまったw。でも、ほぼほぼ登ってきたので、山バッジの権利獲得ということで(笑)ゲンタ、頑張れ〜

青森県最高峰、日本百名山、岩木山(1625m)に登頂〜!ゲンタ、頑張ったね。もちろんソウタも。

楽しみにしていた山頂からの景色。うっすら青空なんだけど、みたい方角はなんも見えねーw。う〜ん、ショック。少し待てばガスも取れるんだろうけど、後の予定もあるし、長く滞在できないので、残念だけど諦めよう…ショボーン

山頂にルリボシカミキリ。モンベルの昆虫柄Tシャツに載ってるので、子供達大興奮w

下山です。このタイミングでガスが切れてきたのがなんとも。もうちょい粘れば良かった?ただ、こっちは晴れてるけど、北海道方面は微妙なんで、うん、問題ない。と言い聞かせるw

ゲンタは草津白根山以来、1ヶ月振りのハイク。今年は月1で歩けているので、山を歩くことにも慣れてきたみたい。入笠山小倉山日の出山大台ヶ原天城山草津白根山、そして岩木山。ガッツリ系は厳しいけど、山に入る頻度が上がり、距離も徐々に伸びてきているので、小学生になっても、こうして一緒に歩いて欲しいな。ソウタほど山が好きではないみたいだけど、家族で歩くのは嫌いじゃないみたいなので。

岩場の下り。登りより気を使うので慎重にゆっくりと。岩の下りは、どこの山だとしても、どうしても時間がかかってしまう。コースタイムの1.5〜2倍くらいみておいたほうが良いかな。

手軽に、高度感のある景色が楽しめるし、それを子供にも見せてあげられる場所。岩木山って、親子登山向きのナイスなお山。この日もたくさんの子供達が楽しそうに歩いていました。

下りは早いチームと遅いチームに別れて。のんびりペースの僕らが最後の岩を下っている時、先行するソウタとママが向こう側に見えた。歩くペースにあまりにも違いがあると、逆に疲れやすくなるので、はぐれる危険性のない場合は2つに別れちゃいます。ただ、距離が短いからできることであって、何時間も下る場合は、逆に別れる事のリスクがあるので、一緒に歩くようにしています。ここなら問題ないでしょう。

山の晴れは本当に気持ちが良い。青森まで来た甲斐があった〜。

リフトを使わない場合はここに出ます。駐車場から40分ほど。最初、ここを登るつもりでいたけど、気の迷いだったみたいw

ゴーーール!お疲れさま〜。けっこう急な岩場も登れたし、短いけど楽しめるコースでした。親子登山目線でも、かなりおすすめの山。近所にあったら通うレベルですw

今年2回目の徹夜de背負子ハイク。眠いしキツイけど、もう慣れました(笑)少し無理してでも、ここまで来ちゃえば、家族みんなで歩いたことのない山を歩けるわけだし、眠気よりも楽しみの方が勝つ感じ。パパは来年も頑張るよ〜w

帰りもリフトで下山。往復チケットがお得なので。この日は山の日ということもあり200円引きでしたから、もう、乗る以外の選択肢はなかったです(笑)

リフト乗り場&チケット売り場です。

参考までに料金表。山の日で200円引きだったので、大人往復700円、小学生300円。我が家は下の2人は未就学児で無料ですから、1700円で家族全員リフトで往復できました。

下山後、山頂がはっきりとw。まぁ、これはタイミングですからね。今山頂にいる人達は北海道まで見えているのだろうか。く、悔しくなんかないですから(涙)

駐車場にあるレストハウスがこれまた最高にサービスよくて。カップ麺のお湯、ご自由にどうぞって、最高じゃないですか。カップ麺自体も自販機で売ってますし、食堂はないけど、下山後にここでゆっくりできるのはありがたい。山頂でお菓子だけ食べて降りてきたので、ここでランチタイム。カップ麺を食べたり、ジュース飲んだり。忘れずに山バッジも3つ購入しましたとさ(笑)

総括

夏休み初日、山の日は去年の月山に続き、今年も東北の山へ。予定していた八甲田山ではなく岩木山になったけど、これがちょうど良い塩梅でした。長距離移動の徹夜明けの身としては、これくらいソフトな山歩きが嬉しかったりしますので(笑)でも、短いながらも、景色は良くて、岩場登りも楽しくて。岩木山は、家族みんなで楽しめる素敵な山でしたよ。関東在住だと気軽にいける場所ではないけれど、青森でキャンプする機会があれば、ぜひ岩木山にも登ってみてください。我が家も、また登る機会があれば、再訪したいと思います。

キャンプ地へ移動

下山後、名物の嶽キミ(とうもろこし)を購入し、鰺ヶ沢(あじがさわ)へ移動してスーパーマエダで買い出し。国道101号を1時間半ほどかけて、青森と秋田の県境にあるキャンプ場へ移動。2017夏休み遠征、まだまだ続きます。

夕日が綺麗な御所の台オートキャンプ場〜夏休み青森・秋田遠征(キャンプ&海水浴編)
夏の十二湖を散策〜夏休み青森・秋田遠征(白神山地編)〜2017秋田・青森遠征

夕日が綺麗な御所の台オートキャンプ場〜夏休み青森・秋田遠征(キャンプ&海水浴編)

夏の十二湖を散策〜夏休み青森・秋田遠征(白神山地編)


アウトドア用グラスケースSOSO-G(ソソグ)

グラスを持ち歩く為に開発した無駄な遊び道具。グラスケースSOSO-Gがあれば、アウトドアでも美味しいグラスビールが飲めます。


10 件のコメント

  • さくっと(?) 青森まで行ってしまう行動力がマネできません。10時間すごい。
    わが家も東北を目指しましたが宮城山形止まりでした。
    遠征できたとしてもハイクは無しかなー。
    ただのキャンプ&観光のほうが家族全員幸せになれる気がします。

    バッジ3つがんばりました。

    • 9botaさん

      高齢者の登山と中年の長距離運転は、きつくなる頃に事故が起こりやすいので
      頻繁には無理だけど、年に1・2回くらいなら、まだ大丈夫そうw
      さすがにぶっ通しで運転は無理っすよ。

      空豆号は、運転したくなる車だから北海道だって九州だって、何処へでもいけるはず。
      旅が似合う。さぁ!

      遠征時のハイクは、おまけくらいの感覚がちょうど良い。
      岩木山くらいソフトなのが体に優しいです(笑)

      > バッジ3つがんばりました。
      3つも必要かどうか?自問自答していますw

  • 移動に10時間すごすぎっすw
    たぶん自分以上に子どもたちが耐えられないはず。
    でもそれくらい移動すれば、普段行かない景色が見られるんですよね。
    夫婦二人になったら5時間以上の距離がんばってみようかなw
    うちも最近、キャンプ&山歩きのセットが楽しくなってきたところなので。

    • こはなのさん

      10時間という数値に捕らわれてはいけませんw
      気が付いたら青森にいた。そんな感じですよ(笑)ウソw

      空豆号もボルボもそうだけど、ぶっちゃけヴァナゴンより乗り心地いいでしょ!
      最新ボルボだったら、北海道も朝飯前・・・なはずw

      ハイク&キャンプ、いいっすよ。
      キャンプ場でのんびりすることができない性格なので、必然的に観光したり、山歩いたり、海行ったりと。
      日本はいいところが多いので、まだまだ楽しめそう。
      ぜひ、2人になったらと言わず、家族で〜

  • こんにちは。

    北海道に行く際、いつも青森は通過点なのですが、この記事読んで俄然行きたくなりました、岩木山。
    なんか、ビビビときました。
    山から行先を決める、いいですね♪
    白神山地は世界遺産になる前に行ったことがあるんですが、天候に恵まれず。

    続き、楽しみにしています。

    • まんぐーさん

      我が家も青森は通過することが多かったんですが、良いところですねぇ。
      岩木山も素敵でしたが、八甲田山も登りやすそうなので、また来ます。
      食べ物も美味しい!

      白神山地、晴れた日に行ったんですが
      山の天気は変わりやすく、雨に降られてしまいました。

  • 10時間ですか~、それだけでお腹いっぱいかもw
    さらにハイクも...鉄人に認定!

    ファミでキャンプ&ハイク、ほんとu10家はアウトドアがお似合いで^^
    うちは父子で山ばかり、うらやましいっす、ほんと。

    • 忠太さん

      もう、慣れでしょうか(笑)

      鉄人だなんて、とんでもない。そのままケータくんにお返ししますw
      実は、強度的には普通以下かもしれませんw
      最近は、序盤の体調が悪くて、ソウタに付いていけいないという事実を目の当たりにして
      軽いショックを受けてます(笑)お互い、慰め合いましょう。え?俺は違う?そうですか….

      こうして家族全員でいける時期も、短いですからね。
      ある日突然、親を卒業しても、悔いはないですw

  • いつも楽しく拝読させていただいております
    家族5人で10時間の移動の際、ユウタくんはチャイルドシートかと思うのですがやはり取り外したりして、横になって寝てらっしゃいますか?
    我が家も2歳児があるのですが、夜中の移動をまだしたことないため、参考にさせていただければと思いコメント入れさせていただきました。

    • まこたさん

      コメントありがとうございます!

      ユウタはチャイルドシートじゃないと愚図るので、出発から到着までずっとそこなんです(^^;;
      座席をほぼフラットにしているので、ぐっすり眠っていますね。軽く寝返りもできるくらいです。
      たまに寝ぼけて愚図りますが、そのタイミングでPAやSAに入って、トイレ休憩などで落ち着かせると、また眠り始める感じです。車内はエアコンで冷えることもあるので、タオルケットをかけ、靴を脱がせてってスタイルですね。

      逆に、上の子2人は最後列で脚を伸ばして爆睡しておりますw

      参考になればいいですが…

      また覗きに来てください^^

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    u10
    1976年生。30半ばまで山とは無縁の人間が、子供と一緒に山歩きできたら子育てにも良さそうだし、楽しいだろうなぁという単純な考えで始め、そのまま山にどっぷりとハマってしまう。趣味で始めたミシンも小さいながらもブランドとして立ち上がり、我が家の子供達はパパが作った道具を身に着けてアウトドア活動に励む日々。そんな40代パパが、子供達(三兄弟)と一緒に山で遊んだり、キャンプをしたりと、外遊びの記憶をブログに綴っていきます。