残雪の会津駒ヶ岳でソリ&エアボード滑り〜子供と日帰り雪山登山

残雪の会津駒ヶ岳でソリ&エアボード滑り〜子供と日帰り雪山登山

2017.4.30、残雪の会津駒ヶ岳をソウタと歩いてきました。
雪納め&滑り納め。とっても満足のいく山行でした。

正しかった中止の判断

いきなりですが、子連れ登山を楽しむためにも共有したい内容です。

4/29(土曜)、午後から天気が崩れるのはヤマテン予報や気象庁の警報・注意報などを調べればわかっていた。我が家は子連れで、次男ゲンタを連れて行く予定だったから登りのペースが遅くなることは明白。午後から崩れる予報&天候は不安定で落雷の可能性あり。朝早く出たとしても、小屋に着くのが多分12時〜14時くらい。間違いなく到着前に崩れるだろうという想定のもと、中止の決断。
結果・・・山頂付近では土曜の14時頃から急変し、雷が鳴り、吹雪によるホワイトアウトで道迷い。「午後着のお客様がほとんどキャンセルしたんですよ〜」とは駒の小屋のおかみさん。30人収容で15人くらい辿り着けなかった模様。それを聞いて、行かなくてよかったーと安堵。おかみさんも今日(日曜)で良かったですねと言ってくれた。

そんな状況で、未就学児ほどの子供を2人連れたお母さんが地図を持たず登ってきたらしく(すれ違った登山者情報)、結局天候悪化で引き返したと聞いた。人伝ての話なのでどこまで正しい情報かわからないけど、行くも地獄、戻るも地獄だっただろうなと心配になった。どのあたりまで登っていたのだろうか。上は雪だけど、下は土砂降りだったようだし、そこを子供二人連れて、ましてや急斜面の雪の冬道を降りなきゃいけないわけで。想像すると怖すぎて怖すぎて。。

その日行かなきゃいけない理由があったのかな?別の日じゃダメだったのかな?そのお母さんは、何故行ったのかな?

僕は、せっかく行くなら晴れた日に楽しく登りたいと思ったので、この日無理して泊まる必要なし!と判断。だって、交通費もかかるしお金をかけていくなら、最高〜!って思える山行にしたいもん。だから別の日にすれば良いだけの話。僕は普通にそう考えたけど、そのお母さんは違ったのかな?崩れる前に着けると思ってたのか、そもそも予報を知らなかったのか。地図を持ってないから熟練者とは言い難いけど….、もしかしたらこっちが考えてるより経験もあって、心に余裕があったのかもしれないけど。けど、子供達は笑顔で下山できたのだろうか?また山行きたいねって思えただろうか?などと、勝手ながら心配してしまったのでした。

子連れ登山は、安全第一はもちろんだけど、子供が楽しめなきゃと思う。大人が少しでも危険や不安を感じているなら、中止にすれば良い。無理して子供に辛い思いをさせる必要はない。今回の話を聞いて、反面教師として僕自身も改めて肝に銘じた次第。もしかしたら、同じ状況に陥ってたかもしれなかったしね….。

 

さて、本題へ。

雪たっぷりの会津駒ヶ岳

残雪期に歩いてみたい(滑ってみたいw)と思い、去年から恋い焦がれていた会津駒ヶ岳。今年は雪が多いみたいだし、今シーズンの雪山ラストを飾るには最高の舞台。本当は小屋に泊まって、2日間存分に堪能したかったけど、こればかりはね。天気には勝てません(^^;;

日帰りになったけど、天気は最高のようだし、自宅からかなり遠いけど、頑張って行ってみました。それにしても、登山口までの遠さたるや。。高速ICからの時間を遠さの基準にするならば、ここはかなり遠い場所だと思うのです。最寄りICが栃木県の那須。そこから2時間強で駐車場ですから、なんというか・・・遠かったw

会津駒ヶ岳(あいづこまがだけ)は、福島県南会津郡檜枝岐村にある標高2,133mの山である。日本百名山の一つ。一等三角点「岩駒ケ岳」(標高2,132.4m)設置。会津駒(あいづこま)の略称で親しまれている。単に「駒ヶ岳」と呼ばれることも多い。
頂上とその稜線は草原のようになっており、木道の敷設されている場所もある。山頂から北北西の中門岳方面への稜線には池塘が多く、高山植物が多い。冬季には山スキーのメッカとなる。

 

6時過ぎ、滝沢グラウンド脇の登山者駐車場(無料)に到着。自宅を2時前に出発したので約4時間。距離はそこまでないけど、時間はかかる。檜枝岐村、侮れないw。車はすでに満車に近く、奥の方になんとか停めることができた。

 

駐車場から5分ほど歩けば登山口の案内板に到着。この先のゲートをくぐってスタート。

 

スタートから雪たっぷり。今年は本当に雪が多いみたいね。夏道と冬道の分岐で、他の登山者が冬道を進んでいたので、我が家も流れに乗って付いていきますw。数名ほど夏道を歩いていましたが、この時点ではまだ冬道が良さそうでした。(小屋のブログを見ると、夏道を使ってくださいとあるので、GWの間に一気に雪解けが進んだのかな。)

 

冬道パート1。残雪期の会津駒の核心部は冬道の直登というレポが多数。アイコママスターの忠太さんに聞いても、やはりここが一番手強いと。実際に歩いて見ると、確かにここ行くの?みたいなところでした。この写真は短い区間なので大したことはないけど。

軽く汗ばんだのでフリースを脱いでシャツ1枚になって、次なる急登に挑みます。アイゼンも装着。

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冬道パート2。ここが本番かな。初っ端からかなり登らせてくるけど、前日に日の出山を7kmほど歩いたので、思いのほか体が軽い。本番前の良いウォーミングアップになったみたい。

 

この斜度。本来はただの斜面のところを尾根に出る為にショートカットしてる訳だから、そうなるよね。でも、今まで色々な雪山を歩いてきたおかげなのか、特に臆することなく、淡々と上り詰めることができた。僕はゲンタを連れてきた時のシミュレーションをしながらイメトレ。雪の登りに慣れてないと、序盤でかなり時間取られるだろうなぁとか。この時期に連れてくるのは厳しいかな。など。

 

格闘の末、ようやく尾根に。スタートが一緒だった大人達より早く上がってこれて、ソウタの底力を垣間見たような…。周りの登山者から「逞しいですね〜」なんて言われたり。実は登りより、この尾根の方がいやらしかったかも。雪がグズグズで、アイゼンもそこまで効かなくて、右手は登ってきた急斜面で、ちょっと足を踏み外すと、間違いなく下まで一気。あっという間に振り出しに戻ってしまう状況(笑)こういうとこはゆっくり慎重に。ここは下山時の方が怖かったw

 

尾根に上がってからは地味〜な登りが続く。危険箇所はないけど、雪がシャバシャバで、歩きにくくて体力を奪われる。それと、暑いw。半袖短パンの外国人と遭遇し、なんかすげーって思ったw。

 

ちょっとだけ木々のお花を見ながら。

マンサク
ネコヤナギ 

 

特に見所もなく、淡々と進むのみ。ヘリポート跡地、水場を通過。途中で朝ごはんの補給。スタートが一緒だった登山者とほぼ同じペースで進んでるし、ペースは悪くないね。

 

視界が開けてきて、左手に燧ヶ岳がとても綺麗に見えた。男前!
さらに左には、3月末に歩いた日光白根山(奥白根山)や日光の山々も。

 

右手(東側)には大戸沢岳が見えてきて、斜面が怖いことに。この時期のバックカントリーはスキルも経験も必要だよね。ぶるっ….

 

暑い…。気温も上がり、雪がさらにシャバシャバになり、歩きにくさも増してきた。それでも、お菓子休憩を挟みながら、黙々と進むのであった。ソウタのズボン、レイヤリングに失敗して蒸れて暑そうw。すまん、ちょっと着せ過ぎた。

 

視界が開けてきた。もうすぐ山頂も見えるかな?
ソウタがサングラスを忘れたので、僕のを貸してたんだけど、さすがに目が痛くなってきたので、この辺りで返してもらうことに。ゴーグルは持ってきたので、ちょっと大袈裟だけど、ゴーグルにチェンジしてもらった。さらに暑そうだw

 

ついに捕らえた!会津駒ヶ岳、のっぺりとした形が可愛らしい。

 

左の坂を登れば駒の小屋。小屋は帰りに立ち寄ることにして、右手にトラバースして山頂を目指す。

 

ぞくぞくと。整然と列をなす光景が、なんだか日本人らしく思えたり(笑)
GW前半、登山者も多いね。

 

子、ひとり。
この日、他の子供には会いませんでした。珍しいのか、皆さんニコニコと声をかけてくださって、ありがたいです。スタートで一緒だった人達と最後まで同じペース。ここまでよく頑張った。

 

日本百名山、会津駒ヶ岳(2133m)に登頂〜!
雪が多すぎて山頂標識は先っちょだけ顔を出してる程度。

 

だたっ広い山頂は大勢の登山者で賑わっていた。気温も高く、風もなく最高のコンディション。
晴れは正義!ちょっと霞んでるけど、この時期はしょうがないかな。

 

尾瀬のツートップ、燧ヶ岳と至仏山。山の上からこうして見ると、改めてものすごい存在感。周辺の山々に比べると明らかに目立ってるし、百名山に選ばれるだけあるね。

 

これは越後三山?越後駒ヶ岳とか八海山とかなのだろうか。

 

左の平らな山が平ヶ岳かな?巻機山はどれだろう?馴染みのない山域なので、山座同定が難しいw

 

中門岳へ続く稜線。雪庇萌えw。時間もあるし行っても良かったけど、今日はヤメときますw。山頂でのんびりランチして、ソリ滑りに備えようw

 

今シーズンの雪山は天気に恵まれて、良い思い出ばかり。天狗岳黒斑山四阿山赤岳鉱泉日光白根山も、今日の会津駒ヶ岳も、ぜ〜んぶ晴れ!晴れた日にしか登ってないから当たり前なんだけど、やっぱり良いね。晴れは正義〜

来シーズンはどこを歩こうかな。気が早いけど、今から楽しみですw

 

エアボード&ヒップソリで高速下山

さぁ、お待ちかねのソリ滑り。もちろん担いできましたよ〜、エアボードを!
山頂直下の急斜面はかなりの勇気がいるけど、2人乗りで果敢に攻めてみた。でも、あまりにスピードが出すぎたので、アイゼンでブレーキ。だって、谷底まで一気に行きそうだったからw。滑りすぎるのも良くないね…

 

ソウタはヒップソリに変えて、颯爽と滑っていく。何が危ないかを一応理解してるようで、スピードが出すぎたら足でブレーキかけながら上手に降りてた。こっちは谷底まで一気に行かないか心配でヒヤヒヤ(笑)

 

駒の小屋へ。前日キャンセルしたことや冒頭の話をおかみさんと談笑。次はゲンタも連れて、泊まりで来たいなぁ。短い時間だったけど、リピートの多い理由がわかった気がします。

 

ヒップソリも今日で滑り納めかな。小屋の上から一気に滑り降りる。立派なソリスト(笑)

 

この斜面をエアボードに乗って2人で滑走。ロングライドもできて、ちょー気持ちよかった!
最高かよ!!悔いなしw

 

ソウタはほとんどエアボードに乗って滑降。雪まみれになりながら、二人でワイワイやりながらの下山。この重たい雪でもヒップソリより滑走能力があるので、助かります。バックカントリーのスキーヤーに負けず劣らずで(言い過ぎ?)、いい勝負しながら下山。もう立派なエアボーダー。って、本来の乗り方はできてないけどw

 

エアボードを堪能。

 

序盤の急登はさすがにソリだと怖いよな〜なんて思っていたけど、いざ下山すると、そんなのお構い無しだった。むしろこのくらいの急斜面が楽しいみたいで、上手に降りていった。スピードが出てるから、後ろから追いかけるのが大変w。

 

冬道の終盤、ヒップソリでレッツゴー!

 

この日、我が家史上最速の下山だったと思う。駒の小屋から70分で下のゲートまで到着。ほとんど滑って降りて来たけど、もう少し滑る区間を長くしていたら、1時間切れるかも。スキーヤーと同じとまではいかないけど、エアボード&ヒップソリも、なかなか捨てたもんじゃない。これが僕らなりのバックカントリー(笑)

その代償なのか、ソウタの靴(ユースロープ)がびしょ濡れに。靴の防水性を疑うくらいの濡れようだった。どうしたら、そこまで濡れるのかw。転びまくって、雪まみれになったから、わからなくもないけど。気温も高いし、本人も気付かず遊んでるなら、まぁOK。縦走中とか1日目だったら、ヒヤヒヤもんだよw

 

総括

念願だった残雪期の会津駒ヶ岳。今年は雪に恵まれ、GW前半でもたっぷりでした。おかげで、楽しいソリ滑りを堪能できて、最高の雪山納め&滑り納めができました。
次は、ゲンタも連れて小屋に泊まって、のんびり夕日やご来光をみてみたい。近いうちに、また訪れたいと思える山でした。アイコマ、楽しいですよ〜!時期や天候を見極めれば、子連れ雪山ハイク&ソリ滑りにオススメです。

 

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 6 )
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  1. 新たなソリストの誕生ですな^^
    小屋からの斜面は絶好のそり場ですよね、ナイスライディング!!

    冬道はu10家でもきつかったようっすねw
    でも、さすがはソウタ君。よく頑張った!

    冒頭の話...
    確かに正しい判断でしたね。尾瀬も同時刻から酷い天気だったようです。
    親子登山は素晴らしいと思いますが、やはり天気やコンディションだったりの見極めは必要ですよね。特に雪山では判断を間違うと、とても辛い結果になってしまう。子供の意志を尊重しつつも大人の希望・願望もあったりするので難しいところではあるのかと思いますが、やはり安全第一が最優先。
    その話が本当ならば、ちょっと無謀だったのかな。

    子連れハイクって楽しいけど難しい面も多いですね。
    うちはそのカテゴリーから外れかけてますけどね(笑

    • 忠太さん

      最高のフィールドでしたね〜
      毎年の楽しみにしても良いくらい。次は小屋泊でたっぷり堪能したいです^^
      あの斜面と長さにワクワクします(笑)

      冬道、登りはさほど問題なかったんですが、尾根に上がる時とその先で気を使いました。まぁ、滑っても最初から登り直せばいいんですけどね(笑)

      予約客の半数が撤退するほどだったので(大人)、到着時刻が遅くなりそうならば
      やはり無理すべきではなかったでしょうね。
      今の時代は、天候情報もしっかり収集できる環境だし、判断材料には恵まれてるなーって思います。

      > うちはそのカテゴリーから外れかけてますけどね(笑
      ケータくんは、自己解決できる経験とスキルがあるから問題ないです。もう大人w

  2. 山の天候の件。何か起こってしまった後はいくらでもナゼ? と問えるけど、その時に当事者になってみないと、自分が正しい判断ができるのか自信がないです。

    お天気良くて最高でしたね。エアボードの実力、侮りがたし。

    • 9botaさん

      同じくです。山で何かが起こってしまった時、正しい判断ができる自信なしです。
      まだ経験も知識も足りないなーって(^^;;
      それもあって、トラブルや危険な状況に陥らない為に、事前にそれが想定できる場合は無理しなくなりました。時に天気はねぇ、前に比べると微妙な天候だと出撃しなくなったかも(笑)

      エアボード、かなりの実力をお持ちかと。
      重さと滑降能力考えると、悪くないんですよねー。子供が使う分には最高です。もちろん大人でも◎

  3. 登頂おめでとうございます!
    さらに晴れの良いとコンディション。さすが晴れボーイズw
    良い日、良い場所を選んで、気持ちよく歩くのがいいですよね。

    次男くんもデビュー予定だったんですね。またそれは次回なのかな。

    • mokaさん

      ありがとうございま〜す
      晴れボーイズ、健在ですw

      前日にゲンタと一緒に山を歩けたし、翌日は雪山とソリ滑りが楽しめたし。
      無理しなくてよかったなーと思った週末でした。

      夏道でいける時期なら、ゲンタでも問題なさそうです。
      できれば雪のある時期に連れて行ってあげたいので、また来年かなー
      mokaさんもお子さんと一緒にどうですか?

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