西大顚から西吾妻山の素敵トレイルを歩く〜子供と日帰り登山(福島遠征ハイクその3)

山遊び

2016.10.1〜10.2、福島遠征ハイク。初日に安達太良山磐梯山を登り、最後は西吾妻山へ。天気に恵まれた秋のナイスハイクでした。

キャンプ場の朝

Locusgear Khafrasil

キャンプの朝はのんびりと。山のテン場で感じる、ほどよい緊張感もなく、翌朝までぐっすり。今日はのんびりスタートのゆるハイク(たぶんw)

ローカスギアのカフラシル。二人だと広くて快適。ステラリッジより天井が高いので、ソウタから「次の山はこれでね」との指示w。案外スペースを取るので行き先次第かな。

撤収準備中にソウタが撮った写真。僕が見ていない、気づいていない世界がそこにあった。ソウタらしい視点というか。後で写真の整理をするのが楽しみだったりする。

7時過ぎに休暇村裏磐梯キャンプ場を出発し、グランデコスノーリゾートへ。

吾妻山連峰

今日登るのは吾妻山連峰にある西大顚〜西吾妻山のお手軽コース。グランデコからゴンドラ使っちゃいます(笑)デコ平まで車で行って、節約ハイクのつもりだったけど、ソウタが乗りたいというのでこちらに変更。結果、無理せず良かったなとw

吾妻山(あづまやま、あづまさん)もしくは吾妻連峰(あづまれんぽう)は、山形県と福島県の県境に沿って東西に伸びる火山群・山塊の総称である。最高峰は西吾妻山(2,035メートル)。日本百名山やうつくしま百名山にもあげられている。火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定されている。
西吾妻山(にしあづまやま)は山形県米沢市と福島県耶麻郡北塩原村の境界に位置する火山。磐梯朝日国立公園に属する。東西に主軸をもつ吾妻連峰を構成する山の一つで、標高は、連峰最高の2,035m。連峰の西側の主稜に位置し、稜線の北北東に中大巓(なかだいてん、1,963.6m)、西南西に西大巓(にしだいてん、1,981.8m)が続く。山頂に三角点は無く、樹林に囲まれ、眺望はきかない。吾妻連峰の東側には、東吾妻山、一切経山があり、中央には東大巓、中吾妻山がある。

wikipedia

8:20、あっという間にゴンドラ山頂駅へ。文明の利器とはこんなにも便利なものか。麓はガスガス&気温も低かったけど、上は快晴の青空。長袖長ズボン&フリース装備で来たけど暑いよ。さらに、帽子を持ってないのにこの日差し…。不安しかないw

グランデコパノラマゴンドラ
往復:大人1,620円/小・中学生1,300円

と思ったら、一気にガスってきて幻想的な雰囲気。これくらいが涼しくて良いんだけどなぁ

と思ったら、あっという間に消えて無くなってしまった。暑くなってきたので、レイヤリング調整。さすがにフリースは脱いだw

ショートパンツの生足スタイルに着替えても良かったけど、しばらく樹林帯が続くので、念のためロングパンツのまま。マダニンも怖いし、道もぬかるんでそうだから…

下界の雲がちょうどこの付近まで来てたみたい。上がってくる気配もないし、今日も快晴ハイクの予感。いや、間違いないな。

青空に向かって。空が青いって・・・やっぱり最高だなぁ。

樹林帯に突入。ここから山頂手前まで、ずっとこんな感じらしい。今日はスピードは意識せず、のんびりと山を楽しむハイクスタイルで。眺望はないけど、ソウタと会話しながら、キノコや木の実などを見つけながら進んだ。

すたすた・・・もくもく・・・1時間くらい樹林帯の中を歩いたら

やっと眺望が開けた。そして、う・ん・か・い!ちょ〜気持良い。

わお!目の前に広がる気持ち良さそうなトレイル。あちらが西吾妻山方面。早く歩きたくてウズウズする。

暑いね〜。もう一息だよ。

西大巓に登頂

9:49、西大巓(1982.1m)に到着!今日も天気に恵まれてピークハント成功。言うことなし!

KS40を背負って来たら、背中の汗がものすごくて速乾Tシャツでも追いつかないくらいw。日帰り用の10リットルザックが欲しい…。背面メッシュの小型ザック、作ろうかな。

飯豊連峰。今年は歩けなかったので来年こそ。

福島・山形の県境のようで、標識には米沢市と書いてあった。夏休みの遠征ハイクキャンプも山形。今年は縁があるみたい。

山形〜夏のキャンプ旅2016(前編)

山の日は月山で家族ハイク〜夏の山形遠征登山

さぁ、本日のメインディッシュがこちら。西大顚から西吾妻山までの素敵なトレイル。言葉にできないくらい気持ち良くて、歩いているだけで幸せを感じる。サイコー!

西吾妻山のシラビソは、雪が降ると小振りで可愛らしいスノーモンスターになるとか。積雪期のスノーハイク、こちらも魅力的である。

季節外れのイワカガミを発見。花は期待していなかったけど、いくつか見つけることができた(by ソウタ)

時間と共に雲が切れて、磐梯山がくっきりと顔を出した。それにしても、山らしい形をした山だ

秋晴れの磐梯山を子供と日帰りハイク~福島遠征ハイクその2

振り返ると西大顚。気分ルンルン。

10:28、西吾妻小屋。特に何もないのでスルーして、そのまま山頂へ向かう。

10:40、日本百名山 西吾妻山(2035m)に登頂!噂通りの地味な山頂w

23座目の百名山。おめでとう、ソウタ!昨日今日と一緒に歩いて感じたのは、1年前と比べものにならないくらいの成長っぷり。おかげさまで、僕の精神的な負担は軽減された。一方で、妙な寂しさも感じてるけどね。

吾妻神社と天狗岩には寄らず、そのまま下山開始。下山後に五色沼のビジターセンターに行く約束をしたので、早めに下りたいな。

赤い屋根と木道。癒される光景。

この日の失敗:水不足
朝は気温が低く、ガスもかかっていたので、2人で1ℓしか背負って来なかった。ところがこの天気だ。山頂駅でジュースを買い足せば良かったけど忘れてしまった。鞍部にあるはずの水場を行きに発見できず愕然。帰りに見つけられたけど、結構な下りだったので潔く諦める(笑)同じく水不足の山ガール2人組も降りるのが億劫だったのか、諦めていたw。

カップ麺を諦めて補給用に回し、ぎりセーフで下山できたから良かったけど、気温がさらに上がり、ペースも遅くて時間がかかっていたらと思うとゾッとした。ここが3座目でどこか気が抜けていたんだと思う。水は多すぎるくらいが良い。当たり前のことを再認識。

菓子パンを頬張り小休止。西大顚までの登り返しは、きつかったなぁ。(僕だけがw)

今回歩いた安達太良山磐梯山、西吾妻山。どれも違う雰囲気を持った山で、どれが一番だなんて言えないけど、個人的には西吾妻山がお気に入り。どことなく見慣れたような景色だけど、案外他にはないような気がする。

秋晴れの磐梯山を子供と日帰りハイク~福島遠征ハイクその2

安達太良山でスピードハイク〜子供と日帰り登山(福島遠征ハイクその1)

ピストンの場合は同じ道を降りるので必然的に早くなる。スピード重視で一気に駆け降りた。

12:20、山頂駅にゴーーーール!今日も歩いた歩いた!

4時間ちょっとのゆるハイク。下山後も元気なソウタでしたw

山麓駅で乾杯!コーラが体に染み渡る。。生きてる〜w

下山後は約束通り、五色沼の裏磐梯ビジターセンターへ。山で触れた自然についてしっかりと復習し、裏磐梯の生態などを学んだのでしたw

これにて、満足かつ満腹な充実の遠征ハイクが幕を閉じた。もうお腹一杯w

総括

総距離:7.661km
累積標高:登りD+860m/下りD-881m
標高差:650m
山行 4時間2分 休憩10分/合計:4時間12分(コースタイム比:約81%)

今回の福島遠征ハイクは2日間で安達太良山磐梯山、西吾妻山を歩くプラン。ちょっとしたチャレンジだったけど、ソウタの歩きは安定感を増し、体力もついてきたので、こちらの想像以上に余裕を持って歩くことができた。

FURTHER.FASTER(より遠くへより速く)

これ、モンテインのブランドコンセプトだけど、今回目指したテーマがまさにこれ。「より速く」は、まだまだだけど、「より遠くへ」の部分は多少の可能性を感じた。限られた休みの中で、より遠くへ行ければ、鷲羽岳のリベンジだってできるし、雲ノ平も射程圏内になる。連泊で山へ行けない僕らが努力で変えられる部分が、体力・走力の強化。その努力によって、より遠くへ行けるなら…行きたい場所、歩きたい場所を今以上に旅することができるはず。

今回の遠征で、体力については何ら問題ないことがわかったし、全行程では無理だけど、一部の短い区間なら走れるのもわかった。去年は富士山を目標に、それに向かって必要な山を歩いてきた。来年は北アルプスの最深部へリベンジ。そのためにも、こんなトレーニングハイクがあっても良いよね。

とは言っても、ソウタが好きなのはお花を見て歩くことだから、今後も優先順位は変わらずに。たまにストイックなトレーニングを織り交ぜて、バランスよく山を楽しみたいなと。目的は何であれ、僕もソウタも、単に山を歩くのが好きみたいだし。

充実の2日間でした!