初夏の仙丈ヶ岳〜子供と日帰り登山(後編)

初夏の仙丈ヶ岳〜子供と日帰り登山(後編)

2016.7.10
ソウタと南アルプスの3000m峰を歩いてきました。前編の続きです

仙丈ケ岳の頂きへ


さぁ、小仙丈ヶ岳から楽しい楽しい稜線歩きの始まり。
中央に見える仙丈ヶ岳の頂までコースタイムで1時間20分ほど。近そうに見えるけど、意外とアップダウンがあるのです。軽く休憩し、息を整え、Let’ Go!!

 


ハイマツを縫うように進むソウタ。視線の先は、景色ではなく花だったりして(笑)

 


それにしても気持ち良い。風もなく、まさに登山日和。
山の晴れは絶対正義を再確認。晴れLOVE♡

 


小仙丈ヶ岳からしばらくは平坦で歩きやすい道。3000mの空中散歩といったところ。
危険箇所もなく、脚力さえ普通にあれば日帰りできる3000m峰。人気の理由がわかった。

 


稜線萌え。
一旦、くだります。下りあれば登りあり。人生と一緒ねw
地図の確認に余念がないソウタ。バス乗り場にあったパンフレットに地図とお花の名前が書かれていて、この辺りにこんな花が咲いているよと教えてくれる。貰っておいてよかった。


見やすい地図です。子供に持たせるのをお勧めします(^^。
※仙流荘のバス乗り場にパンフレットが置いてます。

 


あのテッペンがピークではないけれど、キツイ登りはこれが最後。よし、もう一踏ん張り!

 


No.2北岳を横目に見ながら、標高を上げていく。
この日一番キツかったセクション。ふ、太腿が・・・(@パパ)

 


ひたすらにひらすらに。黙々と登る。

疲れたとあまり言わなかったソウタ。睡眠もしっかり取れているし、何より小学生になって体力もついてきたからなのか、去年ほど気を使うことも減ってきたように思う。子供が成長していく過程をこうして感じられるのが山歩きの良い所。なんかもう既に満足感で一杯なんですけど、僕。

 


振り返れば、甲斐駒ヶ岳。歩いてきたねぇ。
ちょっと雲が出てきて、富士山は隠れちゃいました(^^;;

 


仙丈小屋への分岐に到着。小屋には後で立ち寄るので、このまま山頂を目指す。

 


キツイ登りを終え・・・あ、山頂が!

 


ソウタはお花畑に夢中で山頂が見えていることに気づかず(笑)
チングルマやコイワカガミ、オヤマノエンドウなどが咲き乱れてました。南アルプスの3000m峰はやはり違う。本当にたくさんの高山植物が咲いていた。

 


3000mのお散歩は、ここがハイライト。
月並みな言葉しか出てこないけど・・・・最高っ!!

 


薮沢カールの下に仙丈小屋が見える。ここから一気に滑り降りたい気分^^

 


僕たちは今、雲の上にいるんだなぁと実感する瞬間。
本当に気持ち良かったです。最高!もう一度言います、最高ですw

 


この素敵な景色を噛み締めながら、山頂までのビクトリーロードを進む

 


「パパ〜、山頂が見えるよ」って遅いから(笑)
さっきから見えてたよと言ったら、恥ずかしそうに照れてましたw

 


何度も振り返っちゃうわけでして。こればかりはしょうがない。だって…最高ですもんw

 


山頂が目前に迫ってきた。
大きなトラブルもなく、むしろ想像以上に順調にここまでたどり着いた。

そういえば雷鳥には出会えませんでしたね(^^;;。ソウタもかなり楽しみにしてたんですが、こればかりは運ですから。次に期待します。去年は間ノ岳の手前と、そして常念岳で2回遭遇してます。

 


スタートから3時間30分。
日本百名山、仙丈ヶ岳(3033m)に登頂〜!よく頑張りました(^^

 


ソウタと1ヶ月ぶりのハイク。やっぱり最高に楽しいな。
3000m峰、そしてこの景色。達成感・満足感がハンパない

 


三角点にもタッチ。

 


山頂はご覧の通り、たくさんの登山者で溢れかえってる。
7月の晴れた日。こんなにも人がいるんですね。やっぱりメジャーなお山は色々と凄い。

 


山頂は当たり前だけど360度絶景で、お向かいの北岳・間ノ岳を始めとして、中央アルプス、北アルプスまではっきりと見える。もう言葉はいらないね。
この両俣小屋に向かう稜線もいつか歩いてみたい。北岳〜間ノ岳〜仙丈ヶ岳縦走とか素敵すぎる。

 


実は山頂までコースタイムを1時間ほど巻いて登ってきたんです。お花を見つけるたびに立ち止まり、他の人より間違いなく寄り道してるはずだけど、意外なほど好タイム。逞しくなったんだねぇ。
誰も術後明けとは思わないだろうw。安心してください、傷はくっついてますので。

 


時間は10時半。ランチには早いので小屋に下りてから食べることにします。
名残惜しいけど・・・この景色を目に焼き付けて下山開始。

 


お花を見るために、また訪れたいと思う。そうだ、次は家族みんなを連れて来たいなぁ。

 


お腹が空いたソウタは先へ先へ。

 


この先で、道と勘違いしたのかカール側に腰掛けて降りようとするソウタ。
ちょっと、危ない!そこ道じゃないぞ!と大きな声を出したら、ハッとしてました。滑り落ちなくてよかったけど、一瞬冷やっとしました。ロープが張られてない所だったけど、普通に歩いてれば間違いようのない所。しっかり前を見て歩いてもらわないとね。

 


薮沢カールの下から見上げる仙丈ヶ岳。晴れてくれて良かった

 


仙丈小屋に到着です。ここでゆっくりランチとします。

 


ガスの天狗岳ハイクでmokaさんが食べてた茹で卵がとっても美味しそうに見えて(笑)塩を多めにつけたら、これはこれは。マジでうまい!塩分を摂取するには最高の食べ物だね。夏場のランチに外せないかも。他にサンドウィッチ、カップ麺、デザートに大福を食べて満腹^^

これだけ食べたらウンチも出るわけで。タイミングよく小屋で済ませることができたので一安心(笑)何気に子供の大小は気を使うんです。小はコントロールできるようになりつつあるけど、大はまだまだ。人が多いとなおさらで、キジ撃ちするにも人目が気になりますから(^^;;

 

さぁ、下山です。

 


ピストンで戻りますが、分岐まで結構な登り。そこそこ登ったところで、ソウタから「あっちの道から帰りたい」と申告が。地図を見ると、馬ノ背ヒュッテ方面。どうやら地図に「ミヤマクロユリ」という文字が書かれていて、それを見たいとのこと。
確か最近開通したばかりなんだよね。稜線歩きじゃないし、遠回りになるけど、それなりに人も歩いてるようだし、時間もあるから行ってみることにする。

ちょっと先が分岐。ここまで登ったのに戻るw

 


もう一度小屋まで戻り、水場の横を沢沿いに降りていく。しばらくすると樹林帯に突入しちゃうので、ここからは眺望なし。ピストンすれば帰り道も稜線歩きが楽しめるけど、このルートはちょっと地味だね。でもお花は多いのでソウタは喜んでいるよ。

 


馬ノ背ヒュッテ分岐。
地図ではこの周辺にミヤマクロユリが咲いていると書いてある。ソウタの懸命な捜索も実らず、クロユリは発見できず(>_<)。いつか本物を見せてあげたいな。来年に期待しよう。

馬ノ背ヒュッテはスルーして先に進む。ソウタの下山ペースはかなり早い方で、あまり休憩しないで歩きながら水分補給する程度。そのおかげか大人より早いかもw

 


仙丈藪沢小屋の先に、なんと雪渓が残っていました!
一気にテンションが上がる親子。思わず、ウホホ〜って唸っちゃったw
思わぬご褒美に自然と笑顔が溢れる。せっかくなので雪渓の下で記念撮影(笑)この日、下界は暑かったようですが、ここは天国。

 


一応ロープがあるので、 特に問題はないけど、雪渓+渡渉なので、ちょっと難しかった。いかに靴を濡らさないかと言う意味で(笑)ソウタは防水なので問題なく通過w

 


このルート。いやらしいトラバースがあったり、渡渉に雪渓、傾いた階段など、案外手強かった。でも、こういう変化に富んだトレイルは好物ですよw。

 


なんだかいつもより楽しい下山。

 


大人達から早いね〜と声をかけられ、ちょっと得意気なソウタなのでした。

途中、走れそうな場所でソウタと二人でプチトレラン。
駆けっこはそこまで速くないソウタだけど、山道だと意外と速く走れているからビックリ。あれだ、ドリブルだと異様に足が速い人。あれに近いかもね(笑)トラック競技じゃなくて、こういう道を自由に走るのは向いてるのかもしれない。

 


13:40、北沢峠にゴール!下山完了、お疲れさまでした(^^

バスは28名集まると臨時便が出ます。足りない人数を待つこと10分。揃ったらすぐに出発してくれました。途中、後発のバスが小熊と遭遇したと運転手さんが教えてくれました…怖っ。

予定していた16時のバスより2時間も早く帰れることになったので、ゆっくり温泉に浸かってご飯を食べて帰宅。選挙の投票日でしたが、1週間前に期日前投票済みだったのでのんびりと(^^

 

総括


距離:10km
累積標高:登り1069m/下り1031m

仙丈ヶ岳。本当に良いお山でした。日帰りで行ける3000m峰、人気の理由がわかります。晴れていたから余計にそう思うのかもw。危険箇所もなく、子供連れでも問題なく歩けると思います。
高山植物は標高が高いだけあって、本当にたくさんの種類が咲いていました。さすがに全ては見れなかったけど、ソウタの頑張りでかなりの数は探せたと思う。
高山病は睡眠をしっかり取ったことで体調面の不安がなくなり、症状が出ることなく山頂まで。行き帰りのバスも酔い止め薬を飲んだし、このあたりのケアがしっかりできたのが良かったかな。

 

そしてコースタイム。我が家的にはかなり早かったと思います。
◉山行 5時間33分 休憩 1時間20分 合計 6時間53分

山と高原地図のコースタイムと比較してみると
赤字:実際のタイム青字:山と高原地図に記載されているタイム

Start:北沢峠
→(78分120分)薮沢大滝ノ頭
→(60分60分)小仙丈ヶ岳
→(68分80分)仙丈ヶ岳
→(15分+32分60分)仙丈小屋経由→馬の背ヒュッテ
→(14分+20分45分)薮沢小屋経由→薮沢大滝ノ頭
→(46分80分)Gaol:北沢峠

Taotal:333分445分
差:112分

登りで54分、下りで58分の貯金。下りは早いと思っていたけど・・・登りもかなり良いペースで進んでたのね。やはり小学生パワーか。

ま、こんな数字は参考程度に。行き先やコースが違えば今日と同じペースで歩けるわけじゃないし。今後も山行計画をたてる時はコースタイム+多めの休憩時間で見積るつもり。
結果として時間に余裕ができたら、お花の写真やテン場でゆっくりしたり、早めに下山したり。余裕を持って山歩きするために使えば良いよね(^^

ソウタの走力・体力は間違いなく向上しているというのがわかり、8月か9月に予定しているロングハイクに向けて良いトレーニングになりました。

 


ソウタ、17座目の百名山。おめでとう(^.^)

 

お花ダイジェスト

ソウタが見つけて名前も教えてくれたお花達。
さすが仙丈ヶ岳、たくさん咲いてました。

上段:ギンリョウソウ、オヤマノエンドウ
下段:チングルマ、シナノキンバイ

 


上段左から:クリンソウ、ゴゼンタチバナ、イチョウラン
中段左から:カニコウモリ、コガネイチゴ、ツマトリソウ
下段左から:マイヅルソウ、ハクサンシャクナゲ、コケモモ

 


上段左から:コイワカガミ、タカネグンナイフウロ、アオノツガザクラ
中段左から:ウラジロナナカマド、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイorミヤマダイコンソウ
下段左から:キバナノコマノツメ、イワウメ、イワツメクサ

 


上段左から:ミヤマシオガマ、調査中、ミネズオウ
中段左から:タカネツメクサ、イワベンケイ、ツガザクラ
下段左から:タカネヒゴダイ、ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマ

 


上段左から:ツツジ?かな、ハクサンチドリ、オンタデ
中段左から:ミヤマカラマツ、チシマギキョウ、ヤマガラシ
下段左から:ハクサンフウロ、ウサギギク、ズダヤクシュ
↓↓↓
詳細はこちらから
仙丈ヶ岳で出会った高山植物達(2016)

 

番外編きのこ

きのこもたくさん生えてました。名前はわかりませんが…

URL :
TRACKBACK URL :

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 体調全快、体力もりもりで、会心の父子ハイクでしたね〜。
    これだけ花とかキノコとかの写真撮ってるのに、とても速いですね。
    さすが。

    残る課題はウン○コントロールですね。(笑

  2. 素晴らしい稜線歩き、これは大満足ですね^^
    お花も沢山あってソウタ君も楽しめたようでなによりです。

    余裕な歩きもさすがですね~
    余裕無く無心で歩く我が家、是非見習いたいものですw

    ロングハイク?どこ行くんでしょう?
    きっとu10家だからドMなんだろうな、、、(笑

  3. Bocさん
    (そろそろ慣れてきたかも…)

    会心ハイクでした〜
    やっぱり晴れはいいですね。一味も二味も変わってきます。
    コンディションも良かったので、寄り道の割に早かったっす。

    ウン○我慢できるようになったら、立派なハイカー(笑
    もう一息w

  4. 忠太さん

    晴れた稜線ほど、最高のご褒美はないですね〜
    ガスとは満足感が違いますw

    今年は少し余裕を持って、ハイクできてるかもです。
    これも子供の成長によるものかな。

    ロングハイク・・・
    2日で40〜50kmくらい問題なく歩けたらなぁーと(笑

COMMENT

*