紅葉の甲武信ヶ岳〜子供と日帰り登山

奥秩父

2015.10.24、日帰りで奥秩父の百名山、甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)を歩いてきました。紅葉も見れましたよ。

テント泊山行狙いも…

この週末は1泊の許可をもらったので、ソウタと9月の北アルプス表銀座縦走燕岳大天井岳常念岳以来のテント泊に行くつもりでした。狙っていたのは、甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳。他の候補は妙高山&火打山。会津駒ヶ岳&燧ヶ岳。男体山&日光白根山。いずれも2日で百名山を2座登頂できるもの(笑)

ただ、ヤマテン予報では土曜夕方から日曜にかけて強風&寒気による雪予報が出ていました。北アも南アも20m/秒以上の予測で、気温もかなり低い。装備は大丈夫だけど、この天気をあらかじめ理解した上で山に突っ込むほど、ドMではないですw。尾瀬方面も考えたんですが、やはりどこも強風。途中で撤退の可能性もあるし、どうせなら良い天気で歩きたいしね。良い感じの雪予報ではあったんですが…残念。

ということで、比較的穏やかだった奥秩父方面に行き先変更。甲武信ヶ岳を日帰りできたら、翌日は両神山を歩くつもりでいました。この時までは・・・

甲武信ヶ岳
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、山梨県・埼玉県・長野県の3県の境にある標高2,475mの山で、奥秩父山塊の主脈の中央に位置する。甲武信岳(こぶしだけ)とも呼ぶ。甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあるのでこの名になっているとされる説が有名だが、山容が拳のように見えるからという説もある。千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川、笛吹川(釜無川と合流し富士川となる)の水源の地。頂上に三角点はない。また、すぐ隣の三宝山のほうが標高が僅かに高い。日本百名山の一つ。山頂からは百名山のうち43座を見ることができる。


wikipedia

紅葉ハイク

徹夜ハイクが続いてましたが、今回は出発まで寝れました(笑)3時に自宅を出発したので4時間くらいしか寝れてないけど、徹夜で歩くよりは良いよね。若くないしw。5時過ぎに西沢渓谷の無料駐車場に到着。駐車場はまだまだ余裕がありました。

歩き出してすぐに忘れ物に気が付き、駐車場まで戻るという痛恨のタイムロス。でも、早く気が付いて良かったと前向きに捉えましょうw。近丸新道は華麗にスルーして、徳ちゃん新道に向かいます。

林道には落ち葉がいっぱい。西沢渓谷は紅葉の見頃かな。

予定より遅いけど、6:15徳ちゃん新道からスタート。

今回はソウタのペースが読めないので日帰り装備ではなくテン泊装備を担いで登ります。備えあれば憂いなしということで。日帰りできるかどうかは状況をみながら判断することにします。ザックには冬装備のダウンとか入ってていつもより重いけど気にしない(涙)

甲武信小屋までコースタイムで5時間20分。山頂までは約6時間。ほとんど眺望のない地味〜なルートです。いろんな意味で「修行ハイク」が始まったのでしたw

落ち葉のふかふかトレイルを進みます。

この付近は紅葉の見頃でした。

綺麗な赤、黄色、緑に癒されます。この景色をソウタに見せてあげることができて良かった。

ソウタのウェアも秋・冬に衣替え。この時期のPatagoniaキャプリーン3は良い仕事してくれる。風が強い時や日陰で気温が下がる時は、フリースを着て調整しました。

写真ではわからないけど、もう3時間以上歩いてますw。多少の変化はあるけど、ほぼ同じような道で、何度も言うけど地味…

ソウタが古い携帯で写真を撮る真似をしていたので、なんだか可哀想になって使っていないコンデジを渡しました。終日、写真ばっかり撮っていて景色見てないんじゃないってくらい。良かったのか悪かったのか。。でも、興味のある物や景色を自分の視線で捉えることは良いことだよね。自分の目でもちゃんと見るんだよとだけ伝えておきました。

標高を上げてくると植生も変わってきて苔が多くなってきた。ソウタの好きなキノコもちらほら。

戸渡尾根分岐の手前あたりでようやく視界が開けました。それにしてもこの景色を見るまで4時間って長い・・・地味すぎるw。そういえば、山頂まで4時間で歩いた小学生がいたような(笑)

10:13、戸渡尾根分岐に到着。CT5時間のところ1時間巻いてきた!のんびりペースだと思ったけど、案外良い感じでした。日帰り出来そう?かな。

キノコ。この付近はたくさん生えてました。

木賊山へ続く道。このあたりは苔むした地帯が広がっていました。

木賊山(とくさやま)2468.6m、登頂!というか通過w

ソウタは何も言わず三角点にタッチしてこちらを向いてくれました(笑)あ、ありがとうw

ついに甲武信ヶ岳が姿を現しました。長かった。。

一旦小屋に寄り、ランチ休憩。そんなに距離もないので、ザックをデポして山頂に向かいました。予報通り、山頂や稜線では風が強まってきてます。早めに登っちゃいましょう。

日本百名山甲武信ヶ岳(2475m)、登頂しました〜!拳ポーズで決めるぜ!この後、山梨県の山頂標識でも拳ポーズを決めますw。小屋からは20分かからず到着。

二人一緒に。甲武信de拳!ってな感じ。自分の拳は、上げようとしたところをシャッター押された感じですw

快晴の甲武信ヶ岳山頂。埼玉県の山頂標識は山梨のソレと比べてえらく立派でした。。

方向的に八ヶ岳かな

左側のちょこんと尖っている部分は金峰山の五丈岩だろうか。

地味なルートを5時間黙々と歩いてきた。花も咲いてないし、キノコも少なくて不満そうな顔してたけど、なんだかんだ言って普通以上のペースで歩いてるんだよなぁ。毎回感じる子供の成長。どんどん逞しくなっているね。そういえば、今回の山行で子供は一人も歩いてませんでした。。地味すぎるから?

この時点で11時半前なので日帰りできると判断。15時半〜16時には駐車場に到着できる見込み。

富士山とケルン。さぁ、下界へおりますか。

歩いてきた木賊山が見えます。残念ながら帰りはスルーさせていただきますw

11:48、小屋で水を購入(1リットル50円)して下山開始。

木賊山は巻きます。奥秩父主脈縦走路を経由して戸渡尾根分岐まで戻り、登りと同じく徳ちゃん新道をひたすら下ります。

ソウタは写真を撮ったり、飽きずに歩けてる。登りも長かったけど、同じく下りも長い…

のんびり休憩しながら歩こう。

このあたりで、自分が翌日の両神山を歩く自信がなくなり、ソウタに相談&提案。「ゲンタも誘ってキャンプとかどう?」「それか動物園でも行くか?」。ソウタは2個目のバッジを欲しがっていたけど、魅力的な提案で心変わり。ホッ(笑)

紅葉エリアまで降りてきました。もうひと頑張り。

こんな遊びをしながら、二人で楽しく下山。

誰もいない山中で二人だけの空間。うまく言えないけど、山歩きしてて良かったと思える瞬間。

15:26、小屋を出発してから3時間半。徳ちゃん新道登山口に到着!よく歩いたね!お疲れ様。

ソウタの後ろ姿を見て、朝より少し成長したように思えたのはパパだけかな?

恒例のミラー写真。これもソウタから「パパ、写真撮るよね?」って(笑)よくわかってるねw。残念ながら顔が歪んでるけど。

16時、無事に駐車場に到着。

花かげの湯でがっつり天丼を食べて帰宅

下山後は、花かげの湯で温泉に入り、併設のレストランでご飯を食べてから帰宅。たくさん歩いたので、ガッツリ食べてやりましたよー

総括

ペースが読めず日帰りできるかわからなかったけど、ソウタが今まで歩いてきた山の経験が活きてるなと。5月に歩いた鳳凰三山前編後編で稜線に出るまで6時間くらいかかった事を覚えていて、それに比べたら今回は・・・という事だそうです。これからもいろんな山を歩いて沢山経験積んでいきたいと思います。

甲武信ヶ岳を日帰りできて、また自信になりました。修行ハイクも悪くない(笑)

日本百名山、甲武信ヶ岳の山バッジ

ソウタの宝物がまた1つ増えた。これで百名山は11座。小学校入学までに15座を目標にしてるので、なんとか達成できるかな。焦らず欲張らず、これからも我が家のペースで楽しみたいと思います。

ks ultralight gear KS40 & Myog Staff Bag & SACOCHE
ks ultralight gear KS40 & Myog Staff Bag & Myog SACOCHE

重荷を背負っての日帰りはキツかったけど妙な充実感。たまには日帰りハイクも良いね。

約束の多摩動物園

甲武信ヶ岳ハイクの翌日は・・・家族みんなで多摩動物園に行きました。

フラミンゴポーズw

マレーバクと戯れ中

充実の週末となりました。